「9月の韓国旅行って危険なの？」そんな不安を抱えていませんか？
9月は旅行に人気のシーズンですが、「9月の韓国旅行は危険」という情報を目にすると、せっかくの計画も台無しになりかねませんよね。特に、台風の心配や、韓国の大型連休である秋夕（チュソク）の時期と重なる可能性もあって、「実際どうなの？」と疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、そんなあなたの不安を解消し、安心して韓国旅行を楽しむための真実をお届けします。
●この記事を読んでほしい人
- 9月に韓国旅行を計画している人
- 9月の韓国旅行の安全性について不安がある人
- 具体的なリスクとその対策を知りたい人
●この記事を読むメリット
- 9月の韓国旅行の「危険」と言われる理由が明確にわかる
- 実際の治安状況と、旅行者が注意すべき点が把握できる
- 台風や秋夕といったイベントへの具体的な対策がわかる
- 安心して旅行するための準備チェックリストが手に入る
- 万が一のトラブル時の対処法がわかる
さあ、あなたの9月の韓国旅行が最高の思い出になるよう、具体的な情報と対策を見ていきましょう。
9月の韓国旅行は本当に危険？安心して楽しむための真実
9月が危険と思われがちな理由
「9月の韓国旅行は危険」と耳にしたり、検索で見かけたりすると、一体何がそんなに危ないのだろうと不安になりますよね。
実は、9月の韓国旅行が「危険」と思われがちなのには、はっきりとした理由があります。それは、凶悪犯罪が多発するといった治安の悪化ではなく、旅行の計画に影響を与えかねない複数のリスクが重なる時期だからです。
具体的には、以下の3つの要素が、旅行者の間で「危険かも？」という漠然とした不安を生み出していると考えられます。
気象の「危険」：台風シーズンへの突入
9月は、韓国が台風シーズンにあたる月です。台風が直撃すれば、飛行機が欠航になったり、せっかくの観光スケジュールが台無しになったりする可能性があります。こうした「計画が破綻するリスク」が、「危険」という言葉で表現されがちなのです。
文化的な「危険」：秋夕（チュソク）の大型連休
9月には、韓国のお盆にあたる大型連休「秋夕（チュソク）」があります。この期間は、多くの国民が大移動するため、交通機関が麻痺状態になったり、多くのお店や飲食店が休業したりします。「行きたい場所に行けない」「食事ができる場所が見つからない」といった事態は、旅行者にとって大きな「危険（トラブル）」と言えるでしょう。
健康面の「危険」：季節の変わり目と食中毒
9月は夏の暑さが残る一方で、朝晩は涼しくなる季節の変わり目です。日中との寒暖差で体調を崩しやすくなります。また、夏から続く食中毒への注意も引き続き必要な時期です。慣れない土地での体調不良は、旅の楽しさを半減させてしまう大きなリスクです。
このように、旅行者にとっての「危険」とは、身の安全だけでなく、「せっかくの旅行が台無しになるかもしれない」という様々な不安要素の集合体なのです。
しかし、ご安心ください。これらのリスクは、事前に内容をしっかり理解し、きちんと対策を立てれば、十分に回避できるものばかりです。次の章から、一つひとつのリスクについて詳しく見ていきましょう。
韓国の実際の治安状況は？
海外旅行となると、まず気になるのが現地の治安ですよね。特に「危険」という言葉で検索している方は、漠然とした不安を抱えているかもしれません。
でも、韓国の治安は比較的安定しており、過度に心配する必要はありません。
ただし、日本と同じ感覚でいるとトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。旅行者が安全に楽しむために、現地のリアルな治安状況と注意点を見ていきましょう。
旅行者が遭遇しやすい犯罪とは？
韓国で旅行者が遭遇しやすいトラブルは、凶悪犯罪よりも、スリ、置き引き、ぼったくりといった軽犯罪が中心です。特に、観光客が多く集まる場所では注意が必要です。
・スリ・置き引き ソウルの明洞（ミョンドン）や東大門（トンデムン）市場、釜山の南浦洞（ナムポドン）といった人混み、また地下鉄やバスの車内は特に注意が必要です。リュックを背負ったままにしていると、気づかないうちにファスナーを開けられてしまうこともあります。 ・対策：バッグは体の前で抱えるように持ち、カフェなどで席を確保する際に荷物を置いたままにしないようにしましょう。
・ぼったくり（タクシー・屋台） 一部のタクシーでは、メーターを使わずに高額な料金を請求するケースがあります。また、観光地の屋台などでは、料金が不明瞭なまま商品を勧められ、後から高額を請求されるトラブルも報告されています。 ・対策：タクシーに乗る際はメーターが作動しているか確認しましょう。不安な場合は、黒塗りの「模範タクシー」や配車アプリ（Kakao Tなど）の利用がおすすめです。飲食店や屋台では、注文前に必ず値段を確認する習慣をつけましょう。
・夜の繁華街でのトラブル ソウルの江南（カンナム）や弘大（ホンデ）といった夜遊びスポットでは、親切を装って近づいてくる人に注意してください。法外な料金の店に連れていかれたり、飲み物に睡眠薬などを入れられたりする被害も稀に発生しています。 ・対策：知らない人から安易に飲み物をもらわない、自分のグラスから目を離さないことが鉄則です。また、過度な飲酒は避け、深夜に一人で行動するのは控えましょう。
特に注意が必要なエリア
以下のエリアは観光客に人気ですが、その分トラブルも発生しやすいため、訪れる際は少しだけ警戒心を高めておくと安心です。
- ソウル：明洞、東大門市場、南大門市場（スリ、ぼったくり）、江南、弘大、梨泰院（夜間のトラブル）
- 釜山：釜山駅周辺（夜間の一人歩き）、南浦洞（スリ、ぼったくり）
これらの犯罪は、手口を知っていれば防げるものがほとんどです。「自分は大丈夫」と過信せず、基本的な対策を徹底することが、楽しい旅行の何よりのお守りになります。
日本外務省の危険情報レベル
現地の治安状況とあわせて、公的な情報も確認しておくとさらに安心できますよね。その最も信頼できる指標の一つが、日本の外務省が出している「海外安全情報」です。
現在の韓国の危険情報レベルはどうなっているのでしょうか。
韓国全土の危険情報は「レベル0」です
2025年6月現在、日本の外務省は韓国全土の危険情報を4段階のうち最も低い「レベル0：特別な注意喚起なし」としています。
これは、渡航や滞在に特別な注意が必要なく、治安が安定している状態を示しています。つまり、国としても「韓国旅行は安全に行えますよ」と判断しているわけです。
気になる北朝鮮のニュースの影響は？
ニュースで北朝鮮によるミサイル発射などが報じられると、韓国旅行への影響を心配される方もいるかもしれません。
この点についても、外務省は「直ちに邦人の皆様の安全に影響がある状況ではない」との見解を示しています。現地の日常生活は報道とは裏腹に、いたって平穏に営まれています。過度に心配する必要はありませんが、最新の情報に関心を持っておくことは大切です。
「たびレジ」登録でさらに安心
より安心して旅行するために、外務省が提供する「たびレジ」への登録をおすすめします。これは3ヶ月未満の旅行者が対象の無料サービスです。
登録しておくと、渡航先の最新の安全情報や、万が一緊急事態が発生した際に、現地の大使館・総領事館から注意喚起のメールなどを受け取ることができます。安全のためのお守りとして、出発前にぜひ登録しておきましょう。
9月の韓国旅行で注意すべき3つのリスクと対策
台風シーズンと適切な服装、持ち物
治安や公的な安全レベルは問題ないことが分かりましたが、9月の韓国旅行には自然現象という、もう一つの注意点があります。それが「台風」です。
過ごしやすい気候が魅力の9月ですが、実は韓国の台風シーズンにあたります。事前にリスクと対策を理解して、天候に左右されない楽しい旅にしましょう。
9月の気候と台風のリスク
9月の韓国は、厳しい夏の暑さが和らぎ、秋の気配が感じられる過ごしやすい季節です。上旬はまだ夏のように暑い日もありますが、下旬にかけて徐々に涼しくなり、朝晩は少し肌寒く感じることもあります。
一方で、この時期は日本と同じく台風が接近・上陸しやすいシーズンです。台風の影響を受けると、大雨や強風で飛行機が欠航になったり、公共交通機関が乱れたりする可能性があります。
この台風のリスクは、身の安全はもちろんですが、それ以上に「せっかくの旅行計画が台無しになる危険性」をはらんでいます。旅行中は、日本の気象庁や韓国気象庁（KMA）のウェブサイトで、最新の台風情報をこまめに確認する習慣をつけましょう。
9月の韓国旅行におすすめの服装
この時期の服装で最も大切なポイントは「寒暖差に対応できる重ね着」です。
- トップス： 日中はTシャツや薄手の長袖シャツで快適に過ごせます。それに加えて、朝晩の冷え込みや冷房対策として、カーディガンやパーカー、軽いジャケットなど、さっと羽織れるものを一枚持っていくと非常に便利です。
- ボトムス： ジーンズやチノパンなど、動きやすいものがおすすめです。
- 靴： 観光ではたくさん歩くので、履き慣れたスニーカーが一番です。
あると安心！持ち物リスト
服装に加えて、以下の持ち物も準備しておくと安心です。
- 雨具： 折り畳み傘は必須アイテムです。台風の可能性も考えると、両手が空いて便利なレインコートもあると万全です。
- 紫外線対策： 秋めいてきても日差しはまだ強い日があります。帽子、サングラス、日焼け止めを持っていきましょう。
- 常備薬： 普段から使っている薬はもちろん、急な体調不良に備えて、胃腸薬や痛み止めなどがあると安心です。
- エコバッグ： 韓国ではレジ袋が有料の場合が多いので、一つ持っていると買い物の際に役立ちます。
気候や台風のリスクは避けられませんが、服装や持ち物でしっかりと備えておくことで、快適さや安心感は大きく変わります。準備を万全にして、秋の韓国を楽しみましょう。
秋夕（チュソク）による混乱とその文化的背景
台風と並んで、9月の韓国旅行で「危険」（計画が台無しになるリスク）として挙げられるのが、秋夕（チュソク）です。
これは韓国の大型連休で、知らずに旅行すると「お店が全部閉まっている！」「移動ができない！」といった事態に陥る可能性があります。しかし、ご安心ください。まずは皆さまにとって最も重要な情報からお伝えします。
【2025年最新情報】9月の旅行ならチュソクの心配なし！
秋夕は旧暦の8月15日を中心に行われるため、毎年日付が変わります。
2024年は9月中旬でしたが、2025年の秋夕連休は10月5日(日)から10月7日(火)までの3日間です。前後の土日と合わせて大型連休となる見込みです。
つまり、2025年9月に韓国旅行を計画している方は、秋夕による混雑や大規模な店舗休業の心配は基本的にありません。 むしろ、気候が良く、大きな混雑もない、絶好の旅行シーズンと言えるでしょう。
秋夕（チュソク）とは？ なぜ大混乱が起きるの？
では、なぜ秋夕がそれほど旅行に影響を与えるのでしょうか。それは、秋夕が単なるお休みではなく、韓国の人々にとって一年で最も大切な伝統行事だからです。
秋夕は、日本でいう「お盆」にあたります。この時期、多くの人々が故郷へ帰り、家族や親戚一同が集まります。そして、収穫に感謝し、ご先祖様のお墓参りをしたり、「茶礼（チャレ）」と呼ばれる儀式を行ったりします。
このように、家族との絆やご先祖様を敬う文化を非常に大切にしているからこそ、ソウルなどの都市部から地方へ帰省する「民族大移動」が起こり、交通機関が麻痺状態になるのです。また、多くの人が故郷で家族と過ごすため、個人商店や飲食店なども休業となるわけです。
【参考】もし秋夕期間中に旅行するなら？影響と対策
今後の参考として、もし秋夕期間中に旅行する場合の注意点をまとめました。
- 交通機関：鉄道（KTX）や高速バスのチケットは、発売と同時に売り切れてしまいます。この期間の都市間の移動は、基本的に避けるのが賢明です。
- お店・飲食店：個人経営のお店や市場、食堂の多くが休業します。デパートや大型マートも休業したり、営業時間を短縮したりします。対策： 年中無休のチェーン店や、ホテルのレストラン、観光客向けの施設は営業していることが多いです。事前に訪問予定のお店の営業情報を必ず確認しましょう。
- 観光施設：古宮や博物館なども休業する場合がありますが、逆に秋夕に合わせた伝統文化体験イベントが開催されることもあります。これを狙って訪れるのも一つの楽しみ方です。
いずれにしても、2025年の9月は秋夕の影響を心配することなく、快適に韓国旅行を楽しめます。安心して計画を進めてくださいね。
食中毒と感染症、医療事情と海外旅行保険
せっかくの旅行、体調を崩してしまったら楽しめませんよね。慣れない環境では、健康管理がとても大切になります。
ここでは、食中毒や感染症の予防策と、万が一の事態に備えるための医療事情、そして最も重要な海外旅行保険について解説します。
夏の終わりも油断禁物！食中毒と水の注意点
美味しいグルメが豊富な韓国ですが、旅の思い出を台無しにしないためにも、食事の衛生管理には少し気を配りましょう。
- 食中毒について9月はまだ暑さが残る日もあり、細菌性の食中毒が発生しやすい時期です。特に、屋台などで食べ歩きを楽しむ際は、以下の点を意識すると安心です。
- 生ものや、加熱してから時間が経っていそうなものは避ける。
- しっかりと火が通っている、熱々のものを選ぶ。
- 調理場が清潔そうで、お客さんが多く繁盛しているお店を選ぶ。
- 食事の前には、ウェットティッシュなどで手を拭くか、手洗いをする。
- 水について韓国の水道水は基本的に飲むことができますが、水道管の老朽化が懸念される場所もあります。また、日本の軟水とは違う硬水のため、飲み慣れていないとお腹を壊してしまうこともあります。 飲用には、コンビニやスーパーで売っているミネラルウォーターを利用するのが最も安全で確実です。
知っておきたい感染症
韓国で注意が必要な感染症の多くは、蚊が媒介するものです。
特に5月から10月にかけて、田舎や山間部では蚊の活動が活発になります。こうした場所を訪れる予定がある場合は、長袖・長ズボンを着用し、虫除けスプレーを使用するなど、蚊に刺されないための対策を心がけましょう。都市部の観光であれば、過度に心配する必要は少ないです.
最重要！韓国の医療事情と海外旅行保険
この項目が、安全な旅行において最も重要なポイントかもしれません。
まず知っておいてほしいのは、韓国の医療レベルは日本と同等に高く、都市部には最新設備を備えた病院が多いということです。この点は非常に安心できるポイントです。
しかし、問題は医療費です。
日本の健康保険はもちろん使えないため、医療費は全額自己負担となり、非常に高額になる可能性があります。
【医療費の実例】
- 虫垂炎（盲腸）で手術・入院：約40万円〜50万円
- ホテで転倒し骨折、手術・入院・日本へ医療搬送：約470万円
「ちょっとお腹が痛いだけ」と思っても、検査や治療を受ければ数万円の請求になることも珍しくありません。
この金銭的なリスクから自分を守る唯一の方法が、海外旅行保険への加入です。海外旅行保険は「任意」ではなく**「必須」**と考えてください。
【保険選びのポイント】
- 病気やケガの治療費用、救援者費用（家族が駆けつける費用など）の補償額が十分なもの（できれば無制限が望ましい）。
- 保険会社が提携している病院で、自己負担なく治療が受けられる「キャッシュレス診療」に対応しているか。
出発前に必ず海外旅行保険に加入し、万全の体制で旅行を楽しみましょう。
安心して韓国旅行を楽しむための最終チェックリスト
出発前の準備で危険を回避
これまで見てきた様々な「危険」やリスクは、少し意識して準備するだけで、そのほとんどを回避したり、影響を最小限に抑えたりすることができます。
さあ、安心して9月の韓国旅行に出かけるための最終準備を、チェックリスト形式で確認していきましょう。
１．海外旅行保険への加入（必須）
何度もお伝えしましたが、これが最も重要です。万が一の病気やケガ、盗難などに備え、海外旅行保険には必ず加入してください。これは「お守り」ではなく、自分を守るための「必需品」です。治療費用の補償額が十分なものを選びましょう。
２．「たびレジ」への登録
外務省の無料サービス「たびレジ」に登録しておけば、現地の安全情報や緊急事態発生時の連絡を受け取ることができ、安心感が格段にアップします。出発前に数分で完了するので、忘れずに登録しましょう。
３．パスポートの有効期限チェック
意外と見落としがちなのがパスポートの有効期限です。韓国入国には、滞在日数以上の有効期間が残っている必要があります。旅行の計画を立てたら、まず一番に確認する習慣をつけましょう。
４．重要書類のコピーとデータ化
パスポート（顔写真のページ）、航空券（eチケット）、海外旅行保険の契約書などをコピーし、原本とは別の場所に保管しておきましょう。さらに、スマートフォンにも写真データとして保存しておくと、万が一の紛失・盗難の際に非常に役立ちます。
５．現金とクレジットカードの準備
韓国はキャッシュレス化が進んでいますが、市場や屋台など、一部では現金しか使えない場面もあります。日本円と、現地通貨（ウォン）を少し、そしてメインで使うクレジットカードを2枚以上（異なるブランドだとさらに安心）用意しておくと、どんな場面でもスマートに対応できます。
６．インターネット通信手段の確保
地図アプリでのナビゲーション、お店の情報検索、翻訳アプリの利用など、今やスマートフォンとインターネットは海外旅行の生命線です。日本からWi-Fiルーターをレンタルしていくか、現地の空港でSIMカード（またはeSIM）を購入するなど、ご自身のスタイルに合った通信手段を必ず確保しておきましょう。
これらの準備をしっかりと済ませておけば、心に大きな余裕が生まれます。あとは思いっきり旅行を楽しむだけですね。
旅行中の緊急連絡先と情報源
出発前の準備が万全でも、現地で予期せぬトラブルに遭う可能性はゼロではありません。
そんな「もしも」の時に慌てないよう、頼りになる緊急連絡先と情報源をリストアップしました。使うことがないのが一番ですが、知っているだけで安心感が大きく変わります。ぜひ、このリストをスマートフォンのメモ帳などにコピーして、いつでも見られるようにしておきましょう。
もしもの時の緊急連絡先リスト
- 警察（事件・事故に遭った時）：112盗難や犯罪に巻き込まれた場合は、まずこちらに連絡します。
- 消防・救急（病気やケガ、火災の時）：119日本と同じ番号なので覚えやすいですね。急な体調不良や事故で救急車が必要な時に連絡します。日本語通訳サービスにつながる場合もあります。
- 在大韓民国日本国大使館（パスポートを紛失した時など）パスポートの盗難・紛失といった、緊急の助けが必要な時に頼りになります。旅行前に、管轄エリアの大使館・総領事館の連絡先を控えておきましょう。
- クレジットカード会社の紛失・盗難窓口カードをなくした、または盗まれたことに気づいたら、すぐにカード会社の緊急連絡先に電話して利用を停止してもらいましょう。カードの裏面などに記載されている番号を、事前に別途メモしておくことが重要です。
旅行者に心強い！覚えておきたい連絡先
- 観光通訳案内・苦情申告：1330 これは旅行者にとって非常に心強い番号です。「ぼったくりにあったかも？」「道に迷ってしまった」「行きたい場所の営業時間を知りたい」など、警察を呼ぶほどではないけれど困った…という時に、24時間・日本語で相談できます。観光に関するあらゆることをサポートしてくれるので、ぜひ覚えておきましょう。
常にチェックしたい情報源
- 安全情報：「たびレジ」から届くメールや、在韓国日本国大使館のウェブサイトで、最新の安全情報を確認できます。
- 気象情報：台風や大雨などの情報は、韓国気象庁（KMA）や日本の気象庁のウェブサイトで確認しましょう。
これらの連絡先と情報源を手元に置いておけば、現地での安心感がぐっと高まります。
まとめ：9月の韓国旅行、「危険」は対策で回避できる！
記事のポイント
- 9月の韓国旅行は、台風や秋夕（チュソク）、季節の変わり目による体調不良といったリスクが重なる時期と考えられている
- 治安悪化による危険性は低く、凶悪犯罪よりもスリやぼったくりなどの軽犯罪が中心
- 外務省は韓国全土の危険情報を「レベル0：特別な注意喚起なし」としている
- 9月は台風シーズンにあたるため、最新の気象情報を確認し、雨具や寒暖差に対応できる服装を準備することが重要
- 2025年の秋夕（チュソク）は10月5日〜7日のため、9月の旅行には影響がない
- 食中毒や感染症予防のため、加熱された食事を選び、ミネラルウォーターを飲用することが推奨される
- 韓国の医療レベルは高いが、医療費が高額になるため、海外旅行保険への加入が必須である
- 予期せぬトラブルに備え、警察や救急、大使館などの緊急連絡先を控えておく
- パスポートの有効期限確認や重要書類のコピー、通信手段の確保も出発前に徹底する
- 観光通訳案内（1330）は、日本語で相談できる旅行者にとって心強いサービスである
総括
9月の韓国旅行が「危険」だと言われる背景には、台風シーズンの到来、韓国のお盆にあたる秋夕（チュソク）による混雑、そして季節の変わり目における体調不良のリスクがありました。しかし、これらのほとんどは、事前の情報収集と適切な準備で十分に回避できることがお分かりいただけたかと思います。
特に、2025年の秋夕は10月にずれ込むため、9月の旅行であれば、この大型連休による交通機関の麻痺や店舗の休業を心配する必要はありません。 むしろ、気候が穏やかで、大きな混雑もない、観光には最適な時期と言えるでしょう。
また、治安に関して過度な「危険」を感じる必要はありません。外務省も韓国全土の危険情報を最も低い「レベル0」としており、比較的安定した治安状況です。ただし、スリやぼったくりといった軽犯罪は発生しうるため、日本にいる時よりも一層の注意を払うことが肝心です。
万が一の事態に備えて、海外旅行保険への加入は「必須」です。韓国の医療レベルは高いものの、医療費は高額になるため、十分な補償のある保険を選ぶことが大切です。加えて、「たびレジ」への登録や、緊急連絡先の確認も忘れずに行いましょう。
これらの準備をしっかりと行うことで、9月の韓国旅行は「危険」どころか、快適で思い出深い旅となるはずです。美しい秋の韓国を安心して満喫してください。