日本のえびせんと別物!インドネシアえびせんの美味しい食べ方とは?

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インドネシア旅行で食べた、あのふわっと軽い食感の「えびせん」が忘れられない…。そう感じて検索したあなた、朗報です。現地で「クルプック」と呼ばれるあの味は、実は日本でも意外と手軽に再現できます。

日本のえびせんべいとは違い、油で揚げることで魔法のように膨らむクルプック。業務スーパーや通販で買える乾燥チップを、失敗せずにサクサクに揚げるコツさえ掴めば、自宅の食卓が一気に南国リゾートに変わります。本場の楽しみ方から、選び方のポイントまで余すことなくご紹介します。

●この記事でわかること

  • 日本のえびせんべいとクルプックの決定的な違い
  • 業務スーパーや通販で買えるおすすめの販売店
  • 170℃が決め手!失敗しない揚げ方のコツ
  • エビだけじゃない?魚や野菜など味の種類
  • ナシゴレンに添えるだけじゃない美味しい食べ方

さあ、アジアンな香ばしい香りに包まれる準備はいいですか?

インドネシアのえびせん「クルプック」とは?日本のえびせんべいとの決定的な違い

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インドネシアのえびせん「クルプック」とは、タピオカ粉にエビや魚のすり身を混ぜて油で揚げた、サクサクと軽い食感が特徴の伝統的なスナックです。日本のえびせんべいが「焼いて」作られるのに対し、クルプックは「揚げて」作るため、口に入れた瞬間の食感や香ばしさに大きな違いがあります。

現地名「クルプック」の正体とタピオカ粉が生む魔法の食感

「クルプック(Kerupuk)」という名前、なんだか響きが可愛いですよね。実はこの名前、揚げたときにサクサクと崩れる擬音に由来するとも言われています。

その正体は、キャッサバ芋から採れる「タピオカ澱粉(タピオカ粉)」を主原料とした揚げせんべいです。これにエビや魚のすり身、野菜のエキスなどを練り込み、薄く伸ばして天日でカラカラになるまで乾燥させます。これを熱い油に入れると、わずか数秒で元の大きさの2〜3倍に「フワッ!」と膨らみます。

この膨張こそが、タピオカ粉が生む魔法です。私が初めてバリ島の屋台でクルプックが揚げられる様子を見たときは、まるで手品を見ているかのような衝撃を受けました。口に入れるとシュワッと溶けるような軽さがありながら、後から濃厚なエビの旨味が追いかけてくる。これが日本のえびせんにはない、クルプックならではの魅力です。

Check!

エビを使った最もポピュラーな種類は「クルプック・ウダン(Kerupuk Udang)」と呼ばれます。「ウダン」はインドネシア語で「エビ」の意味です。

【徹底比較】日本の「えびせん」vsインドネシアの「クルプック」

「えびせん」と聞くと、私たちは愛知県名産の「ゆかり」や、おやつの「かっぱえびせん」を思い浮かべますが、これらとクルプックはどう違うのでしょうか?

分かりやすく比較表にまとめました。

特徴日本のえびせんべい(伝統的)インドネシアのクルプック
主原料馬鈴薯澱粉(じゃがいも)や小麦粉 + エビタピオカ澱粉(キャッサバ芋) + エビ
基本的な製法鉄板でプレスして「焼く」油で「揚げる」
食感パリッと硬め、バリバリとした歯ごたえサクサクと軽く、口溶けが良い
見た目均一な薄い円盤状が多い揚げると不規則に大きく膨らむ
食べ方お茶請け、贈答品、おやつ単体食事の付け合わせ(おかず)、おつまみ

最大の違いは「焼くか、揚げるか」です。日本のえびせんべいは香ばしい焼きの風味が特徴ですが、クルプックは油で揚げることで生まれるスナック感とジューシーさが持ち味です。

どちらも「エビ+でんぷん」という共通点はありますが、クルプックの方がより油分を含み、食事の満足感を高める役割を持っています。

ナシゴレンには欠かせない!現地流の美味しい食べ方とマナー

インドネシアにおいて、クルプックは単なるお菓子ではありません。「食事に欠かせない名脇役」です。

現地の食堂(ワルン)やレストランに行くと、インドネシア風チャーハン「ナシゴレン」や、焼きそば「ミーゴレン」、温野菜サラダ「ガドガド」の横に、必ずと言っていいほどクルプックが添えられています。

現地流の楽しみ方:

  • 砕いてふりかける: お粥(ブブール)やスープに、クルトンのように砕いて入れ、食感のアクセントにします。
  • スプーン代わりに: 現地の手食文化の名残で、クルプックですくってナシゴレンを食べたり、ソースをディップしたりします。
  • 箸休めとして: 味が濃く辛い(スパイシーな)インドネシア料理の合間に食べると、口の中の辛さを油分が和らげてくれます。

私のおすすめは、ナシゴレンの半熟目玉焼きを崩し、黄身をクルプックに少しつけて食べる方法です。これがビールに最高に合います。

(→もしインドネシア料理を自宅で作りたくなったら、当サイトの「ナシゴレン本格レシピ記事」も参考にしてみてください)

オランダでも愛される「Kroepoek」としての歴史

少しマニアックな話になりますが、クルプックはヨーロッパのオランダでも「Kroepoek(クロポック)」として広く親しまれています。

これはかつてオランダがインドネシアを植民地支配していた歴史的背景によるものです。食文化が海を渡り、現在ではオランダのスーパーマーケットにも普通に「Kroepoek」が並んでいます。オランダの中華料理店(Indonesian Chinese cuisine)では、突き出しとして必ずと言っていいほど提供されます。

つまり、クルプックは「世界を旅したえびせん」でもあるのです。アジアの屋台からヨーロッパの食卓まで繋がっていると思うと、一枚のえびせんにもロマンを感じませんか?

日本で買えるインドネシアえびせんの選び方とおすすめの種類

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日本にいながら本場の味を楽しむなら、「自分で揚げるタイプ(乾燥チップ)」を購入するのが一番の近道であり、コスパも最強です。通販サイトや業務スーパーを利用すれば、誰でも簡単に本格的なクルプックを入手できます。

業務スーパーやカルディ、通販で買える主な販売店リスト

「現地のあの味を食べたい!」と思っても、普通のスーパーのお菓子売り場にはまず置いていません。狙い目は輸入食品店やネット通販です。

特に以下の3つのルートが確実です。

1. ネット通販(楽天市場・Amazon)

最も種類が豊富で、確実に手に入ります。「クルプック」「インドネシア えびせん」で検索すると、インドネシアのトップブランド「FINNA(フィナ)」社の商品などがヒットします。

  • 特徴: 400g入りの大袋などが買える。まとめ買いに便利。
  • 価格相場: 400gで1,500円〜2,000円前後(輸入品のため変動あり)。

2. 業務スーパー

実は穴場なのが業務スーパーです。アジアからの直輸入商品を扱っており、破格の値段で売られていることがあります。

  • エビ風味: 227g入りで約138円〜という驚きの安さの商品も(※店舗や時期による)。
  • カラフルな花型: ニンニク風味などで色鮮やかなタイプ。200g入り300円前後で見かけることがあります。揚げるとパーティー映え抜群です。

3. カルディコーヒーファーム・輸入食材店

カルディや「ジュピター」などの輸入食品店、あるいは新大久保やアメ横にあるアジア食材専門店でも取り扱いがあります。ただし、店舗によって在庫状況が大きく異なるため、見つけたらラッキーと思って即買い推奨です。

購入時の注意点:

パッケージを見て「Uncooked(未調理)」や「Fry(揚げる)」といった表記があるか確認しましょう。既に揚げてあるスナック菓子タイプもありますが、揚げたての感動を味わうなら「未調理の乾燥チップ」一択です。

定番の「クルプック・ウダン(エビ)」と魚・野菜風味の味の違い

一口にクルプックと言っても、実は素材によって味も形も様々です。自分の好みに合うものを選べるよう、代表的な種類を表にまとめました。

種類名主な素材味の特徴おすすめシーン
クルプック・ウダン
(Kerupuk Udang)
エビ王道のえびせん味。エビの旨味と香ばしさが濃厚。ナシゴレン、ビールのお供
クルプック・イカン
(Kerupuk Ikan)
魚のすり身を使用。エビより少しあっさりしていて、魚の風味が香る。スープの浮き実、おやつ
クルプック・バワン
(Kerupuk Bawang)
ニンニク/野菜ガーリック風味。カラフルな色付きが多い。エビ不使用の場合もある。子供のおやつ、パーティー
ウンピン
(Emping)
メリンジョ豆※番外編。少し苦味がある大人の味。薄いポテトチップスのような見た目。お酒のつまみ(通好み)

初めての方は、やはり「クルプック・ウダン(エビ)」から入るのが間違いありません。旅行気分を味わいたいなら、現地のレストランでよく出るこれを選びましょう。

もし、少し変わった味を試したいなら、苦味が癖になる「ウンピン」もおすすめです。バリ島のホテルのバーなどでよく出てくる、あのおしゃれなチップスです。

お土産にも人気!ハラル対応やアレルギー情報のチェックポイント

自分用だけでなく、インドネシア旅行のお土産としてクルプックを選ぶ際や、通販で友達に振る舞う際に気をつけるべきポイントがあります。

1. 甲殻類アレルギーに注意

「クルプック・ウダン」は名前の通りエビを大量に使っています。甲殻類アレルギーの方には絶対に提供しないでください。

また、魚や野菜味のクルプックであっても、同じ工場ラインでエビ製品を製造している可能性があります(コンタミネーション)。アレルギーを持つ方が食べる場合は、パッケージ裏面の原材料表示を必ず確認し、慎重に判断してください。

2. ハラル(Halal)認証について

インドネシアはイスラム教徒が多い国なので、現地で売られているクルプックの多くはハラル認証(豚肉やアルコールを使わないなど、イスラム法に則った食品)を受けています。

パッケージに緑色などの「Halalマーク」があれば、豚肉由来の成分は含まれていません。ムスリムの友人にプレゼントする場合は、このマークがあるものを選ぶと安心です。

豆知識:

ごく稀に「豚の皮(Kerupuk Kulit)」を揚げたクルプックもありますが、これはハラルではありません。日本で一般的に流通しているえびせんタイプとは見た目が全く違う(茶色くゴツゴツしている)ので見分けられますが、念のため知識として持っておくと良いでしょう。

自宅でサクサクに揚げるコツと失敗しない調理完全ガイド

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自宅でクルプックを美味しく揚げる最大の秘訣は、「油の温度を170℃〜180℃に保つこと」「揚げる前の乾燥状態」の2点です。これさえ守れば、魔法のように大きく膨らむ本場の食感を誰でも再現できます。

油温170℃が勝負!フライパンで少量ずつ揚げる基本手順

乾燥したクルプックは非常に薄くて硬いですが、油に入れた瞬間、一気に2〜3倍の大きさに膨張します。この変化は本当に一瞬なので、手際良さが重要です。

【用意するもの】

  • 深めのフライパン(または中華鍋)
  • たっぷりの揚げ油(サラダ油やキャノーラ油などクセのないもの)
  • 長い菜箸
  • 油切り用のバット・キッチンペーパー

【失敗しない揚げ方ステップ】

  1. 油を温める: フライパンに3cm以上の深さになるよう油を注ぎ、中火で170℃〜180℃まで熱します。温度計がない場合、乾いた菜箸を入れて全体からシュワシュワと細かい泡が出る状態が目安です。
  2. 少量ずつ投入: 欲張らず、一度に2〜3枚だけ入れます。これが最大のポイントです。一気に入れると膨らんだ時にお互いがくっついたり、油の温度が下がって失敗します。
  3. 素早く裏返す: 油に入れて数秒で「フワッ!」と浮き上がり、白く膨らみます。菜箸で軽く押さえたり裏返したりして、全体に均一に熱を通します。
  4. 10秒以内に引き上げる: 全体がきれいに膨らみ、ほんのり薄いきつね色になったら即座に取り出します。余熱でも火が通るため、「まだ白いかな?」と思うくらいで引き上げるのがコツです。
  5. 油を切る: キッチンペーパーの上でしっかり油を切ります。側面を下にして立てかけると、より油切れが良いです。

Warning!

揚げている最中は絶対に目を離さないでください。薄いので数秒放置するだけで焦げて真っ黒になります。

「膨らまない」「焦げた」を防ぐための失敗回避チェックリスト

「お店のようにフワフワにならない」「芯が残って硬い」という失敗には、明確な原因があります。揚げる前に以下のポイントをチェックしてみてください。

症状(失敗例)主な原因解決策
全体が膨らまず、小さくて硬い油の温度が低い火を強めて180℃まで温度を上げる。
一部に硬い芯が残る(ガリッとする)チップの乾燥不足これが一番多い原因です! 湿気ていると綺麗に膨らみません。揚げる前に天日で1〜2時間干すか、レンジで軽く水分を飛ばしてから揚げてみてください。
入れてすぐ茶色く焦げた油の温度が高すぎる火を止めて油を冷ます。または新しい油を足して温度を下げる。適温は170℃前後です。
揚げた後にベタベタする油切れが悪い / 温度が低い低温だと油を吸いすぎます。適温でカラッと揚げ、取り出し後はペーパーでしっかり油を切ってください。

特に「乾燥不足」は盲点です。日本はインドネシアより湿気が多いため、開封してから時間が経ったクルプックは、揚げる前に「天日干し」をして水分を抜くと、驚くほどきれいに膨らみます。

電子レンジやエアフライヤーで調理は可能?検証結果と注意点

カロリーを気にして「油で揚げたくない」という方もいるでしょう。電子レンジやエアフライヤーでの調理は可能ですが、正直に言うと味と食感は油揚げに劣ります

  • 電子レンジの場合:
    • 皿に並べて加熱すると一応膨らみますが、焼きムラができやすく、食感も少し硬くなります。また、すぐに焦げやすいので数秒単位の監視が必要です。
  • エアフライヤー(ノンフライヤー)の場合:
    • そのまま入れるとパサパサになりますが、オイルスプレーで表面に薄く油を塗ってから200℃前後で加熱すると、比較的きれいに膨らみます。

ヘルシーさを最優先するなら「エアフライヤー+少量の油」が妥協点です。しかし、あの口の中でシュワッと溶ける独特の食感を楽しみたいなら、やはりたっぷりの油で揚げるのが一番です。

揚げた後のカロリー管理と湿気させない保存テクニック

美味しいクルプックですが、油で揚げているためカロリーは高めです(ポテトチップスと同程度とお考えください)。

食べ過ぎを防ぐために、私は「食べる分だけその都度揚げる」ことを強くおすすめします。

もし揚げすぎて余ってしまった場合は、以下の方法で保存しましょう。

  1. 完全に冷ます: 熱いうちに密閉すると、蒸気で湿気てしまいます。
  2. 密閉容器に乾燥剤と一緒に入れる: ジップロックやタッパーに、シリカゲル(乾燥剤)と共に入れます。
  3. 湿気てしまったら?: オーブントースターで1〜2分軽く焼くと、サクサク感が復活します。焦げないようにアルミホイルを被せると安心です。

そのまま食べるだけじゃない!料理の付け合わせ活用術

サクサクに揚がったクルプックは、そのままビールのおつまみにするのが最高ですが、料理に活用すると現地の食卓に近づきます。

  • ナシゴレン・焼きそばの横に: 定番中の定番。スプーン代わりにしてご飯を乗せて食べます。
  • カレーのトッピング: 日本のカレーライスに添えても意外と合います。福神漬けのような箸休め感覚で。
  • サラダのクルトン代わりに: 手で砕いてサラダに散らすと、香ばしさと食感が加わり、野菜が無限に食べられます。
  • ディップスタイル: スイートチリソース(サンバル)や、マヨネーズ+七味唐辛子をつけて食べると、手が止まらなくなります。

ぜひ、あなたなりの美味しい食べ方を見つけて、インドネシアの風を感じてみてください。

まとめ:インドネシアのえびせん「クルプック」で自宅をリゾートに

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記事のポイント

  • 日本のえびせんと違い、タピオカ粉を油で揚げることで独特のサクサク食感が生まれる
  • 購入は通販や業務スーパーで「未調理の乾燥チップ」を選ぶのがコスパ最強
  • 揚げ油の適温は170℃〜180℃。温度が低いと油っぽくなり、高いと焦げるので注意
  • 一度に大量に入れず、2〜3枚ずつ揚げて数秒で引き上げるのが成功のコツ
  • もし膨らみが悪いなら、揚げる前に天日干しで水分を飛ばすと劇的に改善する
  • 味選びに迷ったら、まずは王道のクルプック・ウダン(エビ)から試すのがおすすめ
  • 揚げたてはナシゴレンに添えたり、砕いてサラダにかけたりと料理のアクセントにも最適
  • 甲殻類アレルギーの有無を必ず確認し、湿気させないよう密閉保存する

総括

日本のえびせんべいとは一味違う、インドネシアのえびせん「クルプック」。油で揚げた瞬間にフワッと広がる魔法のような光景と、口の中で溶けるサクサクの食感は、一度味わうと虜になること間違いありません。

最後に、自宅で本場の味を楽しむためのアクションプランを整理しました。

  • まずは入手: 業務スーパーや通販サイトで「未調理の乾燥チップ(クルプック・ウダン等)」を手に入れるのが、最も安くて美味しい近道です。
  • 恐れずに揚げる: 難しそうに見えますが、油温を170℃に保ち、少量ずつ揚げれば誰でも失敗しません。湿気ていたら天日干しをお忘れなく。
  • 現地流で味わう: そのままビールのおつまみにするのはもちろん、ナシゴレンやカレーに添えて「食感のアクセント」として楽しむのが通の流儀です。

失敗して焦がしてしまうのも、また一つの料理の楽しみです。今度の週末は、パチパチと弾ける音と香ばしい匂いに包まれて、自宅にいながらアジアの風を感じてみてはいかがでしょうか?

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