
「タイは一年中暑い」は本当?気候を知れば、もっと快適に楽しめる!
タイといえば南国のイメージが強く、「どの季節に行っても暑い」と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、実際のタイの年間気温は地域や季節によって大きく異なり、最適な時期を選ぶことで快適に過ごせます。
例えば、バンコクやプーケットなど南部は一年を通じて30℃前後ですが、北部のチェンマイでは乾期の朝晩に10℃以下まで冷え込むこともあります。また、暑期(3~5月)は40℃近くまで気温が上がるため熱中症対策が欠かせません。一方で、雨期(6~10月)は短時間のスコールがあるものの、観光客が少なく旅行費用を抑えられるメリットもあります。
タイを訪れるなら、気候の特徴を理解して服装や持ち物を準備することが大切です。この記事では、タイの年間気温や季節ごとの違い、快適に過ごすためのポイントを詳しく解説します。
●この記事を読んでほしい人
- タイ旅行を計画していて、ベストシーズンを知りたい人
- タイ移住や長期滞在を考えており、年間の気温や気候を把握したい人
- 旅行や生活を快適にするための服装や持ち物を知りたい人
●この記事を読むメリット
- タイの「暑期・雨期・乾期」の違いが分かる
- 地域ごとの気温差を知り、旅行や移住の計画を立てやすくなる
- 季節ごとの適した服装や持ち物の準備ができる
- 雨期や暑期の対策を知り、快適に過ごせる方法が分かる
- 旅行や生活の失敗を防ぎ、思いっきりタイを楽しめる
タイでの滞在を快適にするために、まずは気候の特徴をしっかり押さえておきましょう!
タイの年間気温を知らずに後悔しない?

旅行・移住前に知るべき気候情報
タイは一年を通して温暖な気候が魅力ですが、旅行や移住をするなら気候の特徴をしっかり把握しておくことが大切です。特に、日本とは異なる季節の移り変わりや、地域ごとの気温差を知っておくと、快適に過ごせる準備ができます。
タイの気候は「常夏」だけではない
「タイ=年中暑い」というイメージを持っている人も多いですが、実際には地域や季節によって気温が変わります。例えば、バンコクやプーケットなどの南部は一年を通して30℃前後の気温が続くものの、北部のチェンマイでは乾季の夜間に15℃以下まで冷え込むこともあります。
また、タイの季節は 暑期(3月~5月)、雨期(6月~10月)、乾期(11月~2月) の3つに分かれ、それぞれ気温や降水量が異なります。観光や長期滞在の計画を立てる際には、どの時期に行くのがベストなのかを考えることが重要です。
気温だけじゃない!湿度やスコールも要チェック
タイでは年間を通じて高温多湿な気候が続きますが、特に雨期には湿度が80~90%になることもあります。日本の梅雨のような長雨ではなく、1日に数回、短時間のスコール(激しい雨)が降るのが特徴です。
このスコールの影響で道路が冠水したり、観光の予定が狂ったりすることもあるので、雨期に訪れる際は予定に余裕を持たせたり、雨具を持ち歩くなどの対策が必要です。一方で、雨期は観光客が少なく、航空券やホテル代が安くなるメリットもあります。
移住・長期滞在するなら気候の影響を考えよう
タイに移住や長期滞在を考えている人にとっては、気候が生活に与える影響も無視できません。例えば、暑期の暑さは日本の猛暑日と同じくらい厳しく、屋外に長時間いると熱中症のリスクも高まります。
また、湿気が多いため、日本とは違ったカビ対策が必要になります。エアコンの使い方や、除湿器の活用、換気の工夫などをしないと、家具や衣類にカビが生えやすくなってしまいます。
旅行だけでなく、タイでの暮らしを快適にするためにも、気候の特徴をしっかり理解し、対策を考えておくことが大切です。
失敗しないための服装と持ち物
タイの気候は年間を通して暑く、湿度も高いため、服装や持ち物をしっかり準備しておくことが大切です。特に、訪れる季節や目的によって最適な服装が変わるので、現地の気候に合わせた準備をしておきましょう。
基本の服装は「薄手・通気性の良いもの」
タイでは 年間を通じて気温が高いため、基本的に軽くて通気性の良い服装 がベストです。特に、リネンやコットンなどの薄手の素材は、汗を吸収してくれるので快適に過ごせます。
一方で、強い日差しを避けるために、 長袖のシャツや薄手のカーディガン も持っておくと便利です。屋外を長時間歩く予定があるなら、UVカットの羽織ものや帽子も用意しておくと良いでしょう。
観光や移住で気をつけたい服装のポイント
タイでは TPO(時と場所と場合)を考えた服装選び も重要です。
- 寺院を訪れるとき
タイの寺院では 肌の露出を控えるのがマナー です。ノースリーブや短パン、ミニスカートなどの服装では入場を断られることもあるので、 膝が隠れるスカートやパンツ、肩を覆うストールやカーディガン を準備しておきましょう。 - 冷房対策
バンコクなどの都市部では、 ショッピングモールやカフェ、電車の中が驚くほど冷房が効いている ことがあります。外は30℃以上でも、室内は20℃前後に冷やされていることが多いため、 薄手の羽織ものやストール があると快適に過ごせます。 - 歩きやすい靴を選ぶ
タイの街中では舗装が不完全な道路も多く、 歩きやすいスニーカーやサンダル があると便利です。雨期には 滑りにくい靴や防水サンダル を選ぶと快適に歩けます。
あると便利な持ち物リスト
タイでの旅行や長期滞在を快適にするために、 持っていくと役立つアイテム をピックアップしました。
- 折りたたみ傘 → 急なスコール対策に必須
- 日焼け止め → タイの日差しは強烈なので、SPF50+のものを
- 虫よけスプレー → 特に郊外では蚊が多い
- ウェットティッシュ → 屋台や市場で食事をするときに便利
- エコバッグ → タイではビニール袋が有料の店も多い
このように、 タイの気候に合わせた服装と持ち物を準備するだけで、旅行や滞在の快適さが大きく変わります。事前にしっかり準備して、快適なタイライフを楽しみましょう!
タイの年間気温と気候の特徴

タイの気候は大きく3つの季節に分かれる
タイの気候は一年を通して温暖ですが、大きく 「暑期」「雨期」「乾期」 の3つの季節に分かれます。それぞれの時期によって気温や降水量が異なり、旅行や生活のしやすさが変わるので、特徴をしっかり押さえておきましょう。
暑期(3月~5月):一年で最も暑い時期
この時期のタイは とにかく暑い です。日中の気温は 35~40℃ に達し、特にバンコクや中部では40℃を超えることもあります。湿度も高いため、外を歩いているだけで汗だくになってしまいます。
- 特徴:強烈な日差し、高温多湿
- 注意点:熱中症対策が必須。こまめに水分補給をすること
- おすすめの過ごし方:エアコンのある室内観光や、プール付きのホテルでのんびり
この時期の代表的なイベントは ソンクラーン(水かけ祭り)。タイの旧正月にあたる4月中旬に開催され、街中で水をかけ合うイベントが行われます。暑さを忘れて楽しめるので、タイらしいお祭りを体験したいなら狙い目です。
雨期(6月~10月):スコールが頻発する時期
雨期に入ると、1日に数回、短時間のスコール(激しい雨)が降る ようになります。ただ、日本の梅雨のように 一日中しとしと降り続けることは少なく、強い雨が降った後は晴れることが多い のが特徴です。
- 特徴:蒸し暑さが増し、湿度が80~90%に
- 注意点:雨具の準備は必須。スコールの後に道路が冠水することもある
- おすすめの過ごし方:スパやカフェ巡り、ショッピングなど屋内でのんびり
この時期は観光客が少なくなるため、ホテルや航空券が比較的安くなる のもポイント。ただし、ビーチリゾートでは海が荒れやすく、ダイビングやシュノーケリングが制限されることもあるので注意が必要です。
乾期(11月~2月):過ごしやすく観光ベストシーズン
一年で最も快適に過ごせるのが 乾期。気温は 25~30℃前後 で湿度も低く、カラッとした晴天が続きます。特にバンコクや南部のリゾート地では、暑すぎず寒すぎず、ちょうどいい気候です。
- 特徴:雨が少なく、気温も穏やか
- 注意点:北部では朝晩冷え込むことがあるので、軽く羽織れるものを持参
- おすすめの過ごし方:屋外観光、ビーチリゾート、ナイトマーケット巡り
この時期は、観光客が最も増えるシーズンでもあります。特に 年末年始や旧正月(1月~2月) は航空券やホテルの価格が高騰するので、早めの予約が必須です。
このように、タイの気候は3つの季節ごとに大きく変わります。旅行や長期滞在の予定を立てるときは、それぞれの特徴をしっかり考慮するのがおすすめです。
平均気温は?暑い時期と涼しい時期
タイの年間平均気温は 約29℃ で、日本の夏のような暑さが一年中続きます。ただし、地域や季節によって気温の変動があり、「暑い時期」と「比較的涼しい時期」が存在します。特に、暑期(3月~5月)は猛暑となり、乾期(11月~2月)は比較的過ごしやすくなります。
暑い時期(3月~5月):猛暑と熱中症対策が必須
この時期のタイは 年間で最も暑く、気温が35℃を超える日が続きます。特にバンコクやアユタヤなどの中部では 40℃近くまで気温が上昇することもあり、強い日差しと湿度の高さで体力を奪われやすい です。
- バンコク・中部:最高気温38~40℃、最低気温27~30℃
- 北部(チェンマイなど):最高気温35~38℃、最低気温23~27℃
- 南部(プーケットなど):最高気温32~35℃、最低気温26~29℃
この時期は 日差しが非常に強く、熱中症や日焼け対策が必須 です。外を歩く際は、帽子やサングラス、こまめな水分補給が欠かせません。また、屋外でのアクティビティは早朝や夕方など比較的気温が落ち着いている時間帯を選ぶのがおすすめです。
涼しい時期(11月~2月):過ごしやすい乾期
乾期にあたるこの時期は、 比較的気温が下がり、湿度も低くなるため、一年で最も快適に過ごせるシーズン です。特に北部では、朝晩は20℃以下に冷え込むこともあり、長袖の服が必要になることもあります。
- バンコク・中部:最高気温28~32℃、最低気温22~25℃
- 北部(チェンマイなど):最高気温25~30℃、最低気温15~20℃
- 南部(プーケットなど):最高気温30~32℃、最低気温24~27℃
この時期は 観光のベストシーズン とされ、特に屋外の観光地巡りやアクティビティが楽しみやすくなります。ただし、北部の山岳地帯では朝晩の冷え込みが厳しく、気温が 10℃以下になることもある ため、軽く羽織れるジャケットや長袖の服を持っておくと安心です。
旅行や移住を考えるなら気温の違いを意識しよう
タイは基本的に暑い国ですが、季節や地域によって気温差があります。旅行や長期滞在の計画を立てるときは、「暑さに強い時期か」「涼しくて快適に過ごせる時期か」を考えながら、目的に合わせたスケジュールを組むのがポイントです。
雨季・乾季の違いと影響
タイの気候は、大きく 雨季(6月~10月) と 乾季(11月~2月) に分かれ、それぞれの季節で気温や湿度、降水量に大きな違いがあります。旅行や長期滞在の計画を立てる際には、どちらの季節が自分の目的に合っているのかをしっかりチェックすることが大切です。
雨季(6月~10月):スコールと湿度の高さが特徴
雨季は 南西モンスーン の影響で、短時間の激しい雨(スコール)が頻繁に降ります。ただし、日本の梅雨のように一日中雨が降り続くことはほとんどなく、 1~2時間のスコールの後は晴れる ことが多いのが特徴です。
- 気温:30~34℃(湿度が高く蒸し暑い)
- 降水量:特に9月が最も多く、バンコクでは月間300mm以上
- 特徴:湿度80~90%、道路の冠水が発生することも
雨季のメリット・デメリット
◎メリット
- 観光客が少なく、航空券やホテルの料金が安くなる
- 雨が降った後は気温が少し下がり、涼しく感じることもある
- 自然が豊かになり、山や森の景色が美しくなる
×デメリット
- 突然のスコールで予定が狂いやすい
- 湿度が高く、蒸し暑さが厳しい
- 海が荒れやすく、離島への船が欠航することもある
雨季の過ごし方のコツ
雨季に旅行するなら、 折りたたみ傘やレインコートを常に携帯 しておくのが鉄則。また、雨の影響を受けにくい ショッピングモール巡りやスパ、屋内アクティビティ を中心に計画すると、天候を気にせず楽しめます。
乾季(11月~2月):過ごしやすいベストシーズン
乾季は 北東モンスーン の影響で雨がほとんど降らず、カラッとした晴天が続くため、 一年で最も過ごしやすい時期 です。特にバンコクや南部のビーチリゾートでは、快適な気温で観光を楽しめます。
- 気温:25~30℃(湿度が低く過ごしやすい)
- 降水量:ほぼゼロ、雨の日は月に数回程度
- 特徴:湿度が低く、朝晩は涼しく感じることも
乾季のメリット・デメリット
◎メリット
- 気温が安定していて、どこでも快適に過ごせる
- 観光やビーチアクティビティに最適な天候
- スコールがなく、予定通りに動きやすい
×デメリット
- 観光のハイシーズンで、航空券やホテル料金が高騰する
- 北部の山岳地帯では朝晩が冷え込み、寒さ対策が必要
乾季の過ごし方のコツ
乾季は 旅行に最適なシーズン なので、人気の観光スポットやアクティビティを存分に楽しめます。ただし、特に年末年始や旧正月(1月~2月)はホテルや航空券が高騰するため、早めの予約がおすすめです。
このように、雨季と乾季では天候の違いだけでなく、旅行や滞在のしやすさにも差があります。自分の目的に合わせて最適なシーズンを選びましょう!
地域ごとの気温と気候の違い

バンコクと中部の気温の特徴
バンコクとタイ中部の地域は、タイの中でも比較的気温が安定しており、一年を通して 高温多湿の熱帯性気候 が続きます。年間平均気温は 約30℃前後 で、特に暑期(3月~5月)には40℃近くまで上昇することもあります。
バンコクの年間気温の特徴
バンコクはタイの首都であり、人口密度も高いため ヒートアイランド現象 の影響を受けやすく、都市部の気温は他の地域よりもやや高めです。
- 暑期(3月~5月):平均最高気温 35~38℃、日によって40℃超えも
- 雨期(6月~10月):平均最高気温 30~33℃、湿度80%以上で蒸し暑い
- 乾期(11月~2月):平均最高気温 28~32℃、朝晩は比較的過ごしやすい
雨期の影響と注意点
バンコクの雨期では、特に 9月が最も雨が多い 時期になります。短時間のスコールが頻繁に発生し、 一部の道路が冠水することも珍しくありません。
- 移動手段に注意:大雨時にはバイクタクシーや徒歩での移動が困難になることもあるため、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)などの公共交通機関を利用すると安心です。
- 湿度が高く蒸し暑い:気温がそこまで高くなくても、湿気で体感温度が上がるので、通気性の良い服装や水分補給が必須です。
タイ中部の気候の特徴(アユタヤ・カンチャナブリなど)
バンコクから少し離れたタイ中部の地域(アユタヤやカンチャナブリなど)も、基本的にはバンコクと同じような気候ですが、都市部のヒートアイランド現象が少ないため 若干気温が低め になることがあります。
- 暑期(3月~5月):平均最高気温 34~37℃、乾燥した暑さが特徴
- 雨期(6月~10月):スコールの影響はバンコクよりも少ないが、湿度は高め
- 乾期(11月~2月):朝晩は涼しく、観光しやすい気候
中部地域の観光と気候の関係
- アユタヤ遺跡 を訪れるなら、日差しの強い暑期は避けて乾期に行くのがベスト。暑期に行く場合は、 帽子や日焼け止め、こまめな水分補給が必須 です。
- カンチャナブリ(エラワンの滝など) は、雨期に行くと滝の水量が増えて迫力満点。ただし、登山道が滑りやすくなるため注意が必要です。
バンコクと中部の気候は 年間を通じて暑く、特に暑期の高温には注意が必要 です。一方で、乾期は比較的過ごしやすく、屋外観光をするのに適した時期になります。目的に合わせて訪れるタイミングを選ぶと、より快適に旅行や滞在を楽しめます。
北部チェンマイは寒暖差に注意
タイ北部のチェンマイは、バンコクや南部のリゾート地と比べて 気温の変動が大きく、季節によって寒暖差が激しい のが特徴です。特に乾期(11月~2月)は朝晩の冷え込みが強く、長袖やジャケットが必要になることもあります。一方で、暑期(3月~5月)は日中の気温が上昇し、内陸部特有の蒸し暑さが感じられます。
チェンマイの年間気温の特徴
チェンマイは標高約300メートルの盆地に位置しており、昼と夜の気温差が大きくなりやすい環境です。
- 暑期(3月~5月):最高気温35~38℃、最低気温20~25℃
- 雨期(6月~10月):最高気温30~34℃、最低気温22~26℃
- 乾期(11月~2月):最高気温25~30℃、最低気温10~18℃(山間部では5℃以下になることも)
乾期は朝晩の冷え込みに注意
乾期は観光のベストシーズンとされ、晴天の日が多く過ごしやすいですが、 朝晩の冷え込みが意外と厳しい です。特にドイ・インタノン(標高2,565mのタイ最高峰)などの山岳地帯では 気温が5℃以下になることもあり、ダウンジャケットが必要 になることもあります。
- おすすめの服装:日中は半袖でOKだが、朝晩は長袖や軽めのジャケットを用意
- 注意点:バイク移動をするなら、寒さ対策として厚手の服を持っておくのが◎
暑期はバンコク並みに暑いが湿気は低め
暑期のチェンマイは 日中の気温が35℃を超える こともありますが、バンコクと比べて湿度が低いため、 カラッとした暑さ を感じることが多いです。ただし、直射日光が強く、屋外を歩くとかなり暑く感じるので、日焼け対策や水分補給をしっかりしましょう。
- おすすめの服装:薄手のシャツやリネン素材の服装
- 注意点:昼間の気温が高いため、日陰や涼しい場所を選んで移動
雨期はスコールが多いが、蒸し暑さは控えめ
雨期はバンコクほど蒸し暑くはありませんが、午後に強いスコールが降る ことが多いです。また、山間部の観光地では道路がぬかるみやすくなるため、雨具や滑りにくい靴の準備が必要です。
- おすすめの服装:軽めのレインコートや折りたたみ傘を持参
- 注意点:山道が滑りやすくなるので、トレッキングをする際は注意
チェンマイの気温に合わせた観光のポイント
- 乾期(11月~2月):涼しく快適な時期で、ランタン祭り(イーペン祭り) などのイベントも開催される
- 暑期(3月~5月):ソンクラーン(水かけ祭り)が楽しめるが、暑さ対策が必須
- 雨期(6月~10月):緑が豊かになり、美しい自然を楽しめるが、天候の急変に注意
チェンマイを訪れる際は、寒暖差を意識した服装選び が大切です。特に乾期の夜の冷え込みや、暑期の日差しの強さにはしっかり対策をして、快適に過ごせる準備をしておきましょう。
プーケットや南部は気温が安定
タイ南部のプーケットやクラビ、サムイ島といった地域は 一年を通して気温の変動が少なく、比較的安定した気候 なのが特徴です。バンコクやチェンマイと違い、寒暖差がほとんどなく、年間の平均気温は 27~32℃前後。そのため、どの季節に訪れても暖かく、リゾート気分を満喫できます。
プーケットや南部の年間気温
タイ南部は熱帯モンスーン気候に属し、年間を通して 高温多湿 です。ただし、北部や中部のような極端な寒暖差はなく、朝晩も温暖な気候が続きます。
- 暑期(3月~5月):最高気温32~34℃、最低気温26~28℃
- 雨期(6月~10月):最高気温30~32℃、最低気温25~27℃
- 乾期(11月~2月):最高気温28~31℃、最低気温24~26℃
乾期(11月~2月)はビーチリゾートのベストシーズン
タイ南部のビーチリゾートは、 乾期が最も快適なシーズン です。雨が少なく、湿度も低めで、海の透明度も上がるため、ダイビングやシュノーケリングに最適です。
- 特徴:晴天が多く、海が穏やかで観光向き
- おすすめの過ごし方:ビーチアクティビティやボートツアー、アイランドホッピング
- 注意点:ハイシーズンのため、ホテルや航空券の価格が高騰することも
雨期(6月~10月)はスコールに注意
雨期は、タイ南部の地域ごとに雨の降り方が異なります。特に アンダマン海側(プーケット・クラビ)は降水量が多く、荒天が続く日もある のに対し、 タイ湾側(サムイ島・パンガン島)は比較的雨が少なく、旅行しやすい のが特徴です。
- 特徴:スコールが頻発するが、一日中雨が降ることは少ない
- おすすめの過ごし方:屋内でのスパやカフェ巡り、ローカルマーケット探索
- 注意点:ボートツアーのキャンセルや、波の影響で泳げないこともある
暑期(3月~5月)は気温が高めでも海風で快適
暑期は気温が最も高くなるものの、 南部は海風が吹くため、バンコクやチェンマイほどの猛暑は感じにくい です。ただし、日差しは強いため、日焼けや熱中症対策は必須です。
- 特徴:気温は高いが、海風のおかげで比較的過ごしやすい
- おすすめの過ごし方:日陰の多いビーチやプールサイドでのんびり過ごす
- 注意点:直射日光が強いため、サングラスや帽子、こまめな水分補給が必要
南部の気候に合わせた服装と注意点
- 年中半袖&軽装でOK! → ただし日差しが強いので、UVカットの羽織りものがあると便利
- ビーチでは濡れてもいいサンダル → 突然のスコールやボートツアーで足元が濡れることが多い
- 雨期は防水グッズを準備 → 折りたたみ傘やレインコートを持ち歩くと安心
タイ南部の気候は 一年を通じて安定しており、いつ訪れても暖かい のが魅力です。ただし、雨期の影響を受ける地域もあるため、訪れるタイミングに応じた準備をしておくと、快適に楽しめます。
ベストシーズンはいつ?旅行・移住向けの時期

乾期(11月~2月)は観光に最適
タイの 乾期(11月~2月)は、年間を通して最も過ごしやすく、観光のベストシーズン とされています。雨が少なく、湿度も低めで、快適な気温が続くため、ビーチリゾートや遺跡巡り、屋外のアクティビティを存分に楽しむことができます。
乾期の気温と気候の特徴
乾期は、タイ全土で比較的涼しく、特に北部では朝晩の冷え込みがあるのが特徴です。
- バンコク・中部:最高気温28~32℃、最低気温22~25℃(日中は暖かいが湿度は低め)
- 北部(チェンマイなど):最高気温25~30℃、最低気温10~18℃(朝晩は冷えるので上着が必要)
- 南部(プーケットなど):最高気温28~31℃、最低気温24~26℃(湿度が低く、海が穏やか)
観光に最適な理由
- 晴天が多く、雨の心配がほぼない
- 湿度が低く、快適に過ごせる
- 北部の山岳地帯は涼しく、ハイキングや自然観光に最適
- 南部のビーチリゾートでは海の透明度が高く、マリンスポーツが楽しめる
乾期のおすすめアクティビティ
バンコク周辺
- ワット・プラケオ(エメラルド寺院)やワット・ポー観光 → 屋外の観光地も暑さを気にせず回れる
- ナイトマーケット巡り(アジアティーク、チャトチャックなど) → 涼しい夜の時間帯を楽しむのに最適
- アユタヤ遺跡巡り → 強い日差しが和らぎ、散策しやすい
北部(チェンマイ・チェンライ)
- イーペン祭り(ランタン祭り) → 11月開催で幻想的なランタンを楽しめる
- ドイ・インタノン国立公園でのトレッキング → 乾期なら快適に山登りができる
- チェンライのホワイト・テンプル観光 → 天候が安定していて写真映えも抜群
南部(プーケット・クラビ・サムイ島)
- シュノーケリング・ダイビング → 海が穏やかで透明度が高く、美しい珊瑚礁が見られる
- ボートツアーやアイランドホッピング → 波が静かで安全に楽しめる
- ビーチリゾートでのんびり → 暑すぎず快適に過ごせる
乾期に旅行する際の注意点
① ハイシーズンで観光客が多い
乾期は 観光のピークシーズン になるため、ホテルや航空券の料金が高騰します。特に 年末年始や旧正月(1月~2月) は旅行者が集中するため、早めの予約が必須です。
② 北部は朝晩の冷え込みに注意
バンコクや南部は温暖ですが、チェンマイやチェンライなどの北部では 朝晩の気温が10℃以下になることもある ので、長袖やジャケットを持参すると安心です。
③ ビーチでは紫外線対策をしっかり
乾期の南部は湿度が低く、風が気持ちいいですが、紫外線は強いので、日焼け止めや帽子を忘れずに。特にビーチアクティビティを楽しむ場合は、長時間の日差しに注意しましょう。
乾期は 天候が安定し、タイ旅行を思いっきり楽しめるベストシーズン ですが、人気の時期でもあるため、事前の計画をしっかり立てることが大切です。
暑期(3月~5月)はイベントを楽しむチャンス
タイの 暑期(3月~5月)は、一年で最も気温が高くなる時期 ですが、同時に タイらしいイベントが多く開催されるシーズン でもあります。気温が35~40℃まで上昇し、日中はかなりの暑さを感じますが、タイならではのお祭りやアクティビティを楽しむには絶好のタイミングです。
暑期の気温と気候の特徴
暑期は タイ全土で猛暑となり、特にバンコクや中部では40℃近くになる こともあります。湿度も高いため、外に長時間いると体力を奪われやすいので注意が必要です。
- バンコク・中部:最高気温35~40℃、最低気温27~30℃(湿度が高く蒸し暑い)
- 北部(チェンマイなど):最高気温35~38℃、最低気温20~25℃(昼夜の寒暖差がある)
- 南部(プーケットなど):最高気温32~35℃、最低気温26~29℃(海風があるため比較的過ごしやすい)
暑期の過ごし方のポイント
- 日中の屋外観光は避け、朝晩の涼しい時間帯を活用する
- こまめな水分補給と日焼け対策を徹底する
- エアコンのあるカフェやショッピングモールで涼みながら観光する
暑期ならではの楽しみ方
① ソンクラーン(水かけ祭り/4月中旬)
タイ最大のお祭り ソンクラーン(タイ旧正月) は、毎年4月13日~15日に開催されます。全国各地で 水を掛け合うイベントが行われ、まさに暑期の暑さを吹き飛ばすお祭り です。
- おすすめのスポット:
- バンコク(カオサン通り、シーロム通り)
- チェンマイ(ターペー門周辺)
- プーケット(パトンビーチエリア)
- 服装のポイント:
- 濡れてもいい服装(速乾性のあるTシャツやショートパンツ)
- 防水ケース(スマホや貴重品を守るため必須)
- ゴーグル(目に水が入るのを防ぐ)
② ビーチリゾートでリラックス
暑期の南部は バンコクやチェンマイほどの暑さを感じにくく、海風が吹いて快適 です。特にプーケットやサムイ島では、クリアブルーの海と白い砂浜が広がるビーチが魅力的。
- おすすめのビーチ:
- プーケット(カタビーチ、ナイハーンビーチ)
- クラビ(ライレイビーチ、ピピ諸島)
- サムイ島(チャウエンビーチ、ラマイビーチ)
- 楽しみ方:
- シュノーケリングやダイビングで海の中を探検
- ビーチクラブやリゾートホテルでのんびり
- サンセットクルーズで優雅なひととき
③ フルーツの旬を楽しむ
タイはフルーツ天国ですが、特に暑期は マンゴー、ドリアン、マンゴスチンなどの南国フルーツが旬を迎える 時期です。
- おすすめのフルーツ:
- マンゴー(特にカオニャオ・マムアン=マンゴーともち米のデザートが人気)
- ドリアン(「果物の王様」として知られる独特な香りのフルーツ)
- マンゴスチン(「果物の女王」と呼ばれる甘酸っぱい味わい)
- フルーツマーケットのおすすめ:
- オートーコー市場(バンコク):新鮮なフルーツが豊富
- シーロムの屋台(バンコク):気軽に買えるカットフルーツが人気
- チェンマイ・ナイトバザール:地元の新鮮な果物を楽しめる
暑期に旅行する際の注意点
① 熱中症対策をしっかり
日差しが強く、気温が高いため、こまめに水分補給をし、帽子やサングラスで直射日光を避ける ことが大切です。また、冷房の効いた屋内施設を活用し、無理のないスケジュールを組みましょう。
② 観光客が比較的少なく、穴場スポット巡りに最適
暑期は乾期と比べて観光客が少ないため、有名な観光地でも比較的ゆったり観光できる のがメリットです。特に寺院や遺跡巡りをしたい人には、人混みを避けられる良いタイミングといえます。
③ ソンクラーン期間中の移動は要注意
ソンクラーン期間は国内移動が混雑し、バスや飛行機の予約が取りにくくなることがあります。この時期に移動を考えている場合は、早めの予約が必須 です。また、祭り期間中は街全体が水を掛け合う雰囲気になるため、電子機器の防水対策も重要です。
暑期は暑さとの戦いになる一方で、タイらしいイベントや文化を体験できる魅力的なシーズン でもあります。うまく暑さ対策をしながら、この時期ならではの楽しみを満喫しましょう。
雨季(6月~10月)のメリットと注意点
タイの 雨季(6月~10月)は、観光客が比較的少なく、旅行費用を抑えられるシーズン です。スコールはあるものの、1日中雨が降るわけではなく、旅行を楽しむ工夫をすれば快適に過ごせます。ただし、洪水や天候の急変には注意が必要です。
雨季の気温と気候の特徴
雨季は 南西モンスーン の影響で、タイ全土で雨が増えます。特に9月は降水量が最も多く、地域によっては冠水することもあります。
- バンコク・中部:最高気温29~33℃、最低気温24~27℃(湿度80%以上)
- 北部(チェンマイなど):最高気温28~32℃、最低気温22~25℃(湿度が高く蒸し暑い)
- 南部(プーケットなど):最高気温27~31℃、最低気温24~26℃(アンダマン海側は波が高くなる)
雨季の雨の降り方
- 日本の梅雨のように 一日中シトシト降るわけではなく、スコールが中心
- 午後に1~2時間の激しい雨が降り、その後晴れることが多い
- 海沿いの地域では 波が高くなり、ボートツアーが中止になることも
雨季のメリット
① 旅行費用を抑えやすい
雨季は 観光のオフシーズン になるため、航空券やホテルの料金が乾期よりも安くなります。特に 高級リゾートホテルが割引価格で泊まれることもあり、コスパの良い旅行が可能 です。
- 航空券:乾期のピークシーズンに比べて2~3割安くなることも
- ホテル:リゾートホテルがプロモーション価格で宿泊できる
② 観光地が空いていて快適
乾期はどこへ行っても観光客が多いですが、雨季は比較的空いています。特に 寺院や遺跡巡りは混雑が少なく、ゆったり観光できる のが魅力です。
- アユタヤ遺跡 → 雨上がりは気温が下がり、観光しやすい
- バンコクの寺院 → ワット・ポーやワット・アルンも人混みが少なめ
- チェンマイのナイトマーケット → 人が少なく、ゆっくりショッピングできる
③ 自然が美しくなる
雨季は 山や森林が緑に覆われ、美しい景色が楽しめる時期 です。特に、タイ北部のチェンマイやパーイ、南部のカオソック国立公園 などは、雨で潤った自然の美しさが際立ちます。
- チェンマイのドイ・インタノン国立公園 → 雨で空気が澄み、壮大な滝が迫力を増す
- カオソック国立公園 → 雨季は湖の水位が上がり、ジャングルの景観が幻想的に
- エラワンの滝(カンチャナブリ) → 雨季は滝の水量が増え、見応え抜群
雨季の注意点
① スコール対策を忘れずに
タイの雨季では、午後になると突然スコールが降ることが多い ので、外出時の雨対策が重要です。
- 折りたたみ傘やレインコートを持ち歩く → スコールは短時間で止むことが多いが、念のため携帯
- 防水バッグやビニール袋を用意 → スマホや貴重品を雨から守るためにあると便利
- 濡れてもいいサンダルや防水スニーカーを履く → 雨で道が滑りやすくなるため、安全な靴を選ぶ
② 洪水のリスクを考える
特に バンコクやアユタヤでは、9月~10月にかけて大雨による冠水が発生することも あります。
- バンコクでは、チャオプラヤー川沿いのエリアで冠水することがある
- 大雨の日はタクシーがつかまりにくくなるため、BTSやMRTを活用する
- 地方では道路がぬかるみやすく、移動に時間がかかることもある
③ 南部の海は荒れることがある
雨季は アンダマン海側(プーケット、クラビ)の波が高くなる ため、ボートツアーやシュノーケリングが中止になることがあります。一方で、タイ湾側(サムイ島、パンガン島)は比較的影響が少なく、海を楽しみやすい です。
- プーケット・クラビ方面 → 雨季は波が高く、ボートツアーが中止になりやすい
- サムイ島・パンガン島方面 → 雨季でも比較的天候が安定し、ビーチアクティビティが可能
雨季におすすめの過ごし方
- 屋内で楽しめるアクティビティを計画する → スパやマッサージ、ショッピングモール巡り
- ローカルマーケットやナイトマーケットを楽しむ → 屋根付きの市場で食べ歩き
- タイ料理のクッキングクラスに参加する → 雨の日でも楽しく過ごせる体験型アクティビティ
雨季は一見すると旅行に向かない時期のように思えますが、工夫次第で快適に過ごせる シーズンでもあります。うまく天候を活用しながら、雨季ならではの楽しみ方を見つけるのがポイントです。
タイの気候に適した服装と持ち物

季節ごとのおすすめコーディネート
タイは一年を通して温暖な気候ですが、季節や地域によって気温や湿度が異なるため、快適に過ごすには シーズンごとの服装選びが重要 です。特に、暑さ対策や雨対策を意識すると、より快適に旅行や生活を楽しめます。
乾期(11月~2月):過ごしやすいベストシーズンの服装
乾期はタイ全土で 気温が穏やかで湿度が低く、最も過ごしやすい時期 です。日中は暖かいものの、北部では朝晩の冷え込みがあるため、 軽めの羽織り を準備しておくと安心です。
- バンコク・南部(プーケットなど)
- 半袖のTシャツ、リネンシャツ
- ハーフパンツや薄手のロングパンツ
- サンダルやスニーカー(歩きやすさ重視)
- 北部(チェンマイ・チェンライなど)
- 日中は半袖+長ズボンでOK
- 朝晩は15℃以下になることもあるため、薄手のジャケットやパーカーが必要
- ハイキングや自然観光なら動きやすいスニーカーを選ぶ
乾期の服装のポイント
- 日中の暑さ対策に、 通気性の良い素材(コットンやリネン) を選ぶ
- 北部の朝晩の冷え込み対策に、軽い羽織りものを用意する
- 日差しが強いため、帽子やサングラスを持参すると便利
暑期(3月~5月):猛暑対策が必須の服装
暑期は一年で最も暑い時期で、バンコクや中部では 40℃近くまで気温が上がる こともあります。日差しが強く、汗をかきやすい ため、通気性の良い服装を心がけましょう。
- おすすめの服装
- 吸汗速乾素材のTシャツやノースリーブ
- リネンシャツや薄手のワンピース(風通しが良いもの)
- ショートパンツや軽めのロングスカート
- ビーチサンダルや通気性の良いスニーカー
暑期の服装のポイント
- 熱中症対策として、帽子やサングラス、UVカットの薄手の羽織りを持参
- 通気性の良いリネンやコットン素材の服を選ぶと快適
- 屋内は冷房が効いているため、カーディガンやストールを用意
- 足元は蒸れにくく、歩きやすいものを選ぶと快適
ソンクラーン(水かけ祭り)参加時の服装
- 濡れても良い 速乾性のあるTシャツやショートパンツ
- 防水サンダル(滑りにくく、水に強いもの)
- 貴重品は 防水ケースやジップロック に入れて持ち歩く
雨期(6月~10月):スコール対策が必要な服装
雨期は湿度が高く、スコールが頻繁に降るため、 濡れても乾きやすい服装や防水対策 を意識すると快適に過ごせます。
- おすすめの服装
- 吸湿性・速乾性の高いTシャツやブラウス
- 軽めのレインジャケットやウィンドブレーカー
- ショートパンツや薄手のロングパンツ(濡れても乾きやすい素材)
- 防水スニーカーやビーチサンダル(滑りにくいもの)
雨期の服装のポイント
- 折りたたみ傘やレインコートを常備すると便利
- ジーンズは濡れると乾きにくいため、速乾性のある素材のパンツがおすすめ
- 雨で滑りやすい道も多いため、歩きやすい防水スニーカーや滑りにくいサンダルを選ぶ
- バッグの中には防水ケースやビニール袋を入れておくと貴重品を守れる
雨季の観光におすすめの服装
- 屋内観光(ショッピングモール、スパなど):軽めの羽織りを持参(冷房が強いため)
- 屋外観光(遺跡や市場巡り):濡れても大丈夫な服+レインコートや折りたたみ傘
- ビーチリゾート:防水性の高いサンダル+水着の上に軽いワンピースやラッシュガード
タイ旅行・移住の服装の基本ポイント
- 基本は薄手&通気性の良い服が最適
- 冷房対策に軽い羽織りものを準備する
- 雨期には防水グッズ&速乾性の服が役立つ
- ビーチや水遊びには防水サンダル&濡れてもOKな服を
タイの気候に合わせた服装を準備すれば、どの季節でも快適に過ごせます。シーンに合わせてコーディネートを工夫すると、より快適にタイ旅行や滞在を楽しめます!
寺院観光の服装マナーとは?
タイの寺院(ワット)は 神聖な場所 であり、観光客であっても 服装マナーを守ることが求められます。特に格式の高い寺院では、ドレスコードが厳しく設定されている場合もあるため、事前にルールを把握しておくことが大切です。
寺院での基本的な服装ルール
タイの寺院では、肌の露出を控えるのがマナー です。特に、王室関連の寺院や格式の高い仏教寺院では、服装チェックが行われ、規定に合わない服装だと入場を拒否されることもあります。
- NGな服装
- ノースリーブ、タンクトップ、キャミソール(肩が見える服はNG)
- ショートパンツ、ミニスカート(膝上の丈はNG)
- ダメージジーンズ、透ける素材の服(ラフすぎる服装は避ける)
- ビーチサンダル(履物にも注意が必要)
- OKな服装
- 肩が隠れるTシャツやブラウス
- 膝が隠れるロングスカートやパンツ
- ストールやカーディガンで肌を覆うのも可
- 歩きやすいスニーカーやサンダル(ビーチサンダルは避ける)
寺院ごとの服装チェックの厳しさ
タイの寺院によっては、服装チェックが厳しいところと、比較的緩やかなところ があります。
服装チェックが厳しい寺院
- ワット・プラケオ(エメラルド寺院)(バンコク)
- ワット・ポー(涅槃仏寺院)(バンコク)
- ワット・プラタート・ドイステープ(チェンマイ)
- ワット・アルン(暁の寺)(バンコク)
これらの寺院では、肌の露出が多い服装では入場できず、入口で巻きスカートや羽織ものをレンタルする必要がある 場合があります。
比較的緩やかな寺院
- ワット・パクナム(バンコク)
- ワット・チャロン(プーケット)
- ワット・スワンナラーム(アユタヤ)
これらの寺院では、観光客向けに寛容な対応をしていることが多いですが、基本的なマナーとして肩や膝を覆う服装を心がけるのがベター です。
服装マナーを守るための便利アイテム
① ストールやカーディガン
寺院巡りの際、ストールやカーディガンを持っておくと、簡単にドレスコードに対応できる ので便利です。ノースリーブや半袖の服でも、ストールを羽織るだけでOKになる場合があります。
② ロングスカートやゆったりしたパンツ
ジーンズやショートパンツはNGの場合が多いため、軽くて動きやすいロングスカートやワイドパンツ を選ぶと快適に観光できます。
③ 歩きやすい靴
寺院の敷地は広く、裸足で入る場所も多いため、スニーカーや脱ぎ履きしやすいサンダル がおすすめです。特に、ワット・プラケオのような大きな寺院では、移動距離が長いので歩きやすい靴が必須です。
④ 小さめのバッグ
寺院内では大きな荷物を持ち歩くのは避けた方が良いので、スマホや財布、ストールなどが入る小さめのバッグ を持参すると便利です。リュックサックを禁止している寺院もあるため、斜めがけバッグやトートバッグがおすすめです。
寺院観光でのマナーも忘れずに
服装だけでなく、寺院内では以下のマナーにも注意しましょう。
- 仏像に触れない(記念撮影時も注意)
- 大きな声で話さない(特に礼拝中のエリア)
- 帽子やサングラスは入口で外す
- 仏教僧に対して礼儀を守る(特に女性は直接触れない)
タイの寺院は美しい建築や歴史が魅力的な観光スポットですが、神聖な場所としてのマナーを意識した服装選び が大切です。事前にルールを知っておけば、スムーズに観光を楽しめます!
屋内冷房と雨季対策も忘れずに
タイでは、屋外の暑さと屋内の冷房の温度差が激しいため、体調を崩さないように服装を工夫することが大切です。また、雨季には突然のスコールが降ることが多く、外出時の雨対策も欠かせません。観光や長期滞在をする場合は、快適に過ごせる準備をしておくと安心です。
屋内の冷房は想像以上に寒い
タイのショッピングモール、レストラン、映画館、電車(BTSやMRT)などでは、冷房がかなり強く、室内温度が20℃前後まで下がることもあります。屋外との温度差が10℃以上になることも珍しくなく、長時間過ごしていると体が冷えてしまうことがあります。
冷房対策におすすめの持ち物
- 薄手のカーディガンやストール → 軽く羽織るだけで体温調整がしやすい
- 軽めのジャケットやパーカー → 映画館や長時間のカフェ利用時に便利
- 靴下 → サンダルを履いていると足元が冷えるので、持ち歩くと安心
服装の工夫で冷房対策
- 基本は半袖+持ち運びしやすい羽織りもの
- 冷房が強い場所ではストールやカーディガンを肩にかける
- 寒がりの人は長袖のシャツを持参すると快適
雨季のスコールに備えよう
タイの雨季(6月~10月)は、特に午後になると突然スコール(短時間の激しい雨)が降ることが多く、道路が冠水することもあります。特にバンコクの繁華街では排水が間に合わず、大きな水たまりができることもあるため、事前の対策が必要です。
雨季に必要な持ち物
- 折りたたみ傘 → 軽量でコンパクトなものが便利
- レインコートまたはポンチョ → 両手が空くので観光時に最適
- 防水バッグ・ビニール袋 → スマホや貴重品を雨から守るために必須
- 滑りにくい靴・サンダル → 道が滑りやすくなるため、安全性の高い靴を選ぶ
雨季の靴選びのポイント
- スニーカーは濡れると乾きにくいので、防水サンダルが便利
- 雨で滑りやすくなる道も多いので、グリップの良い靴を選ぶ
- 長時間歩く場合は、濡れても乾きやすいメッシュ素材の靴を選ぶのも◎
雨季の服装の工夫
雨季は湿度が高く、服が濡れたままだと不快に感じることが多いため、服の素材選びも重要です。
おすすめの服装
- 速乾性のあるTシャツやブラウス → 濡れてもすぐ乾く
- 軽めのレインジャケットやウィンドブレーカー → 突然の雨にも対応可能
- ショートパンツや薄手のロングパンツ → ジーンズは濡れると乾きにくいため避ける
雨季の観光におすすめの服装
- 屋内観光(ショッピングモール、スパなど) → 軽い羽織りを持参(冷房対策)
- 屋外観光(遺跡や市場巡り) → 濡れてもOKな服+レインコートや折りたたみ傘
- ビーチリゾート → 防水性の高いサンダル+水着の上に軽いワンピースやラッシュガード
雨季の過ごし方のコツ
雨季は毎日必ず雨が降るわけではなく、スコールが降る時間帯を予測することができます。
スコール対策のポイント
- 雨は急に降り出すため、事前に天気予報をチェックする
- スコールは長くても1~2時間なので、屋内で雨宿りをするのも一つの手
- 道路が冠水しやすいエリア(バンコクのスクンビット周辺など)では、移動手段を考えておく
雨季でも快適に過ごす方法
- 屋内で楽しめるアクティビティを計画する → スパやマッサージ、ショッピングモール巡り
- ローカルマーケットやナイトマーケットを楽しむ → 屋根付きの市場で食べ歩き
- タイ料理のクッキングクラスに参加する → 雨の日でも楽しめる体験型アクティビティ
雨季は観光客が少なく、ホテルや航空券が安くなるメリットもありますが、雨に濡れると体温が下がりやすいので、服装や持ち物の準備をしっかりして、快適に過ごせるようにしましょう。
まとめ:タイの年間気温を知って快適な滞在を!

記事のポイント
- タイの気候は「暑期」「雨期」「乾期」の3つに分かれる
- 暑期(3~5月)は最も暑く、バンコクでは40℃を超えることもある
- 雨期(6~10月)はスコールが頻発し、湿度が80~90%になる
- 乾期(11~2月)は気温が25~30℃前後で、観光のベストシーズン
- 北部チェンマイは乾期に朝晩が冷え込み、10℃以下になることもある
- 南部プーケットやサムイ島は年間を通じて気温が安定し、25~32℃前後
- 雨期は観光客が少なく、ホテルや航空券が安くなるメリットがある
- 屋内の冷房が強いため、薄手の羽織りものが必要
- 寺院では肌の露出を避け、膝と肩を隠す服装が求められる
- タイの気候に適した服装と持ち物を準備すれば、旅行や移住が快適になる
総括
タイは一年中暖かい国ですが、「暑期」「雨期」「乾期」といった季節の違いや地域ごとの気温差を理解することで、より快適に旅行や生活を楽しめます。特に、暑期(3~5月)は40℃近い猛暑となるため熱中症対策が必須です。雨期(6~10月)はスコールが多くなりますが、観光客が少なく、ホテルや航空券が安くなるメリットもあります。乾期(11~2月)は気温が25~30℃前後と過ごしやすく、観光のベストシーズンです。
また、バンコクやプーケットなど南部は年間を通して30℃前後と温暖ですが、北部チェンマイでは乾期の朝晩に冷え込むこともあります。移住や長期滞在を考えている場合は、年間を通じた気候の特徴を理解し、服装や持ち物を工夫することが重要です。
タイの年間気温を把握し、訪れる時期や目的に合わせた準備をすれば、快適で充実した滞在が叶います。しっかり計画を立てて、タイでの素晴らしい時間を楽しみましょう!