ベトナムのトイレって紙は流せないの?戸惑わないための完全ガイド

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ベトナムのトイレって紙は流せないの?戸惑わないための完全ガイド

ベトナム トイレの常識は、日本の非常識だった!

ベトナムへの旅行、楽しみですよね!美味しいフォー、活気あふれる市場、美しいランタンの街並み…。でも、胸躍る計画の片隅で、「現地のトイレってどうなんだろう…?」という小さな不安はありませんか?

「トイレットペーパーは流せないって本当?」

「日本のウォシュレットとは違うの?」

「衛生面は大丈夫?どこでトイレを借りればいい?」

もし一つでも当てはまるなら、この記事はあなたのためのものです。実は、ベトナムのトイレには、日本の常識が通用しない、独自の文化とルールが存在します。しかし、事前にその理由と使い方さえ知っておけば、何も心配することはありません。

●この記事を読んでほしい人

  • 初めてベトナムへ旅行する予定の方
  • 現地のトイレ事情に漠然とした不安を感じている方
  • 過去に海外のトイレで困った経験がある方

●この記事を読むメリット

  • 紙を流してはいけない理由と正しい処理方法がわかります
  • 手動式お尻シャワーの失敗しない使い方がマスターできます
  • 旅行中に清潔なトイレをスマートに見つける方法がわかります
  • 有料トイレのシステムや必携の便利グッズがわかります
  • 現地のトイレ文化への理解が深まり、不安が安心に変わります

この記事を読み終える頃には、あなたの不安は「なるほど!」という納得と、旅への自信に変わっているはずです。

【体験談】ベトナムのトイレ、使い方の基本とコツ

【体験談】ベトナムのトイレ、使い方の基本とコツ

紙は流せない?ゴミ箱に入れるのがベトナム流

ベトナムのトイレでまず覚えておきたい、最も大切なルールがあります。それは、使ったトイレットペーパーは便器に流さず、横に置いてあるゴミ箱に捨てる、という習慣です。

日本の感覚からすると、最初は少し戸惑うかもしれませんね。しかし、ベトナムのトイレ事情を理解する上で、このルールは非常に重要です。

多くの建物では、排水管が日本のものより細く設計されていたり、水圧が弱かったりします。そのため、トイレットペーパーを流してしまうと、排水管が詰まる原因になりかねません。これはローカルなお店だけでなく、一見きれいに見える商業施設やホテルでも同様の場合があります。

ゴミ箱が「ある」のが当たり前

ベトナムでは、トイレの個室に入ると、便器のすぐ隣に小さなフタなしのゴミ箱が置いてあるのが目に入るはずです。このゴミ箱こそが、使用済みのトイレットペーパーを捨てるためのものです。

最初は少し抵抗があるかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。「郷に入っては郷に従え」ということわざの通り、ベトナムの人々にとってはごく自然な習慣です。

万が一、トイレを詰まらせてしまうと、自分だけでなく、お店や他の利用者にも多大な迷惑をかけてしまいます。そうならないためにも、使用済みの紙は必ず備え付けのゴミ箱に捨てる、というベトナム流のマナーを心に留めておいてください。

お尻シャワーの使い方。水圧チェックが必須!

ベトナムの洋式トイレに入ると、便器の横に小さなシャワーヘッドのようなものがあることに気づくでしょう。これはベトナムで広く普及している、手動式のお尻洗浄シャワーです。

日本の高機能な温水洗浄便座とは違い、自分で持って操作する必要がありますが、使い方を覚えれば非常に衛生的で、さっぱりとした爽快感が得られます。しかし、何も知らずに使うと、思わぬ失敗をすることもあります。

まずは水圧チェック!これが最重要

このシャワーで失敗しないための最大のコツは、使う前に必ず水圧を確かめることです。

施設の水道管によって水圧は驚くほど違い、想像以上の勢いで水が噴射されることがあります。いきなりお尻に向けてしまうと、服や床が水浸しになる大惨事を招きかねません。

そうならないために、レバーを握る前にシャワーの先端を必ず便器の内側に向け、少しずつレバーを引いて水の勢いを確認してください。この一手間が、後の快適さを大きく左右します。

上手な洗浄と後始末のコツ

水圧の強さを確認できたら、いよいよ洗浄です。

  1. 【構える】:便座に座ったまま、少し体を前に傾けてお尻の後ろに空間を作ります。シャワーを体の後ろから、洗浄したい部分に向けましょう。
  2. 【洗う】:先ほど確認した水圧を思い出しながら、レバーをゆっくりと、かつ慎重に握って水を噴射します。水の角度を微調整しながら、きれいに洗い流します。
  3. 【拭く】:洗浄が終わったら、備え付けのトイレットペーパー、または持参したティッシュで水分を優しく拭き取ってください。ここでの紙の役目は、あくまでも「乾燥」のためです。そして、拭き取った紙は、前の項目で説明した通り、必ずゴミ箱に捨てましょう。

水で直接洗い流す爽快感は、一度体験するとやみつきになるかもしれません。ぜひ、このベトナム式ウォシュレットをマスターして、快適なトイレタイムを過ごしてください。

トイレはどこにある?安心な場所の見つけ方

ベトナムの街を散策していると、ふと「トイレに行きたい」と思う瞬間が訪れます。日本のように、どこにでもコンビニやきれいな公衆トイレがあるわけではないため、事前の心構えが大切になります。

安心できるトイレをスマートに見つけるには、場所の「格」を見極めるのがコツです。闇雲に探すのではなく、これから紹介する場所を頭に入れておくと、慌てずに行動できるでしょう。

【第一候補】ホテルや大型商業施設

最も清潔で安心して利用できるのが、外資系や日系の高級ホテル、そして近代的なショッピングモールやデパートのトイレです。

宿泊客や利用者でなくても、ロビー階のトイレであれば快く使わせてくれる場合が多いです。ホーチミン市であれば、高島屋やビンコムセンターといった場所を覚えておくと、いざという時に駆け込めます。街の中心部で「困ったらデパートへ」という意識を持っておくと、まず間違いありません。

【第二候補】カフェやレストラン

街歩きの途中で休憩を兼ねて利用するなら、カフェやレストランのトイレが便利です。特に、スターバックスのような国際的なチェーン店や、観光客に人気のきれいなカフェは、衛生的なトイレを備えている可能性が高いでしょう。

ただし、これらのトイレは何かを注文したお客さんのための施設です。何も頼まずにトイレだけ借りるのはマナー違反。コーヒー一杯でも注文して、堂々と利用させてもらうのがスマートな大人の対応です。

【最終手段】公衆トイレや市場のトイレ

公園などにある公衆トイレは、数自体が少なく、残念ながら衛生管理が行き届いていないことも少なくありません。有料の場合が多く、入り口で管理人に少額の料金(2,000〜5,000ドン程度)を支払うシステムです。

また、ローカルな市場やバスターミナルのトイレは、衛生面での期待は禁物です。ここはあくまでも最終手段と考え、できるだけ第一候補、第二候補の場所で計画的に済ませておくのが、ベトナムの旅を快適にするコツと言えるでしょう。

ホーチミンのトイレ事情。都会でも注意は必要

ベトナム最大の都市ホーチミンは、高層ビルが立ち並び、きらびやかな活気に満ちています。そのため、トイレもすべて近代的で問題ないだろう、と思いがちです。しかし、この大都会にも、ベトナムならではのトイレ事情がしっかりと根付いています。

もちろん、他の都市に比べて快適なトイレを見つけやすいのは事実です。それでも、油断は禁物。都会だからという思い込みは捨てて、基本的な知識を身につけておくことが大切です。

【天国】最新鋭の快適トイレも

ホーチミン中心部の1区には、日本のデパートと遜色ない、清潔で高機能なトイレがたくさんあります。先に紹介した高島屋やビンコムセンターといった大型商業施設、そして日系の高級ホテルなどが、その代表格です。

最近では、新しく開業した都市鉄道(メトロ)の駅にも、清潔で使いやすいトイレが整備されており、旅行者にとってはまさに砂漠のオアシスと言えるでしょう。こうした場所では、トイレットペーパーが完備されていることがほとんどです。

【現実】路地裏はベトナム標準

きらびやかな大通りから一歩、ローカルな雰囲気が漂う路地裏の食堂や、個人経営のカフェに入ると、トイレの様子は一変することがあります。そこでは、これまで説明してきたベトナムの基本的なトイレルールが、そのまま適用されると考えてください。

つまり、【紙はゴミ箱に捨てる】【お尻シャワーが主流】【トイレットペーパーは無い場合がある】という三つのポイントです。都会のど真ん中だからといって、どこでも紙が流せるわけではない、という事実は、しっかり心に刻んでおく必要があります。

ホーチミンのトイレ事情は、ベトナムの急速な経済発展を象徴する「光と影」と言えるかもしれません。最新の快適さを享受できる一方で、現地のマナーを尊重する。この心構えが、ホーチミンでの滞在をより豊かなものにしてくれます。

有料トイレって?料金の目安と払い方のコツ

ベトナムでは、公園やバスターミナル、一部の観光地などで、有料の公衆トイレを見かけることがあります。入り口に人が座っていたり、小さな料金所のようなものがあったりしたら、有料トイレのサインです。

日本の感覚では少し珍しいかもしれませんが、仕組みは至ってシンプル。事前に知っておけば、戸惑うことは何もありません。

料金はいくら?小銭の準備を

料金は場所によって多少異なりますが、おおよそ2,000ドンから5,000ドン程度が目安です。日本円にすると、わずか十数円から三十数円ほど。非常に少額なので、驚く必要はありません。

ここで大切なのが、必ず【小額紙幣や小銭を準備しておく】ことです。500,000ドン(約3,000円)のような高額紙幣を出すと、お釣りがないと言われてしまう可能性が高いです。普段から、財布の中に10,000ドン札や20,000ドン札を数枚用意しておくと、こうした場面で非常にスムーズです。

払い方と、もらえる「紙」について

払い方は簡単です。入り口にいる係の人に、看板などに表示された料金を手渡すだけ。すると、中に入るように促されます。

料金を支払うと、引き換えに少量のトイレットペーパーを渡されることがあります。しかし、その量は本当にごくわずかなので、あてにし過ぎてはいけません。あくまでもお守り程度に考え、自分のポケットティッシュを準備しておくのが賢明です。

有料だからといって、必ずしもトイレがピカピカに清掃されているとは限りません。料金は、あくまで場所の利用料と、清掃員の人件費と割り切って、衛生面では過度な期待はしない方が良いでしょう。

知れば納得!ベトナムのトイレ文化と深い理由

知れば納得!ベトナムのトイレ文化と深い理由

なぜ紙を流せない?排水管と浄化槽の事情

さて、この記事の前半で「ベトナムではトイレットペーパーを流してはいけない」という大切なルールをお伝えしました。ここでは、その背景にある、もう少し専門的な理由を掘り下げてみましょう。

「郷に入っては郷に従え」と頭では分かっていても、なぜだろう?と疑問に思うのは自然なことです。実は、この習慣にはベトナムのインフラ事情からくる、非常に合理的な理由があるのです。

理由①:細い排水管と弱い水圧

一つ目の理由は、建物の排水管そのものにあります。ベトナムの多くの建物では、たとえ新しく見えるビルであっても、使われている排水管は日本の規格よりも細いことが一般的です。

さらに、水洗トイレの洗浄力、つまり水圧も日本ほど強くありません。この【細い管】と【弱い水圧】という組み合わせでは、水に溶けにくい性質を持つベトナムのトイレットペーパーを押し流すことができず、いとも簡単に詰まりを引き起こしてしまうのです。

理由②:下水道ではなく「浄化槽」が主流

そして、より根本的な理由が、汚水の処理方法の違いです。日本の都市部では、汚水は下水管を通って巨大な処理場に集められます。しかし、ベトナムでは各家庭や建物に設置された【浄化槽(ベトナム語でbể phốt)】で汚水を処理する方式が今でも主流なのです。

この浄化槽は、微生物の力で排泄物を分解する仕組みですが、トイレットペーパーのような固形物を大量に分解するようには設計されていません。紙が溜まると浄化槽の機能が低下し、詰まりや悪臭の原因となります。浄化槽の清掃や修理は高額なため、建物のオーナーにとっては大きな経済的負担になるのです。

このように、紙を流さないという習慣は、単なる文化や昔からの慣習というよりも、現地のインフラ事情から生まれた、非常に合理的で現実的な生活の知恵なのです。トイレのゴミ箱は、ベトナムの人々の暮らしを守るための大切な存在と言えるでしょう。

高級ホテルなら流せる?確実な見分け方

「排水管や浄化槽が理由なら、最新設備の整った高級ホテルなら大丈夫なのでは?」。そう考えるのは、ごく自然なことだと思います。実際に、ホーチミンやハノイにある一部の最高級ホテルでは、トイレットペーパーを便器に流せるところも存在します。

しかし、油断は禁物です。見た目がどんなに豪華なホテルでも、基本的なルールは「流さない」が原則であることに変わりはありません。なぜなら、ホテルの建物は新しくても、接続されている地域の下水管が古いまま、というケースがあるからです。

自己判断で流してしまい、万が一詰まらせてしまったら、ホテルに多大な迷惑をかけてしまいます。

判断の決め手は「貼り紙」の有無

では、どうやって見分ければ良いのでしょうか。最も確実で簡単な方法は、トイレの個室内に【注意書きの貼り紙があるか】を確認することです。

もしトイレットペーパーを流しても良い場合は、「トイレットペーパーは便器に流してください(Please flush the toilet paper)」といった内容が、日本語や英語で分かりやすく明記された案内があります。親切なホテルでは、イラストで示されていることもあります。

逆に、「紙はゴミ箱へ」という趣旨の貼り紙があれば、もちろんそのルールに従う必要があります。そして最も重要なのが、【何も書かれていない場合】です。特別な案内が何もなければ、「流してはいけない」と判断するのが、ベトナムにおける最も安全で賢明な選択です。

「郷に入っては郷に従え」そして「貼り紙がなければ、ゴミ箱へ」。この二つを合言葉にすれば、ホテルのランクに関わらず、トイレで失敗することはありません。

床が濡れているのはなぜ?日本の清潔感との違い

ベトナムのトイレを利用して、床が広範囲にわたって水で濡れていることに、驚いた経験はありませんか。日本人からすると、床が濡れていると「不潔だ」「清掃されていない」と感じてしまうかもしれません。しかし、ベトナムでは必ずしもそうとは限らないのです。

濡れた床は、実はベトナムの清掃文化と、清潔に対する考え方の違いを映し出しています。

床が濡れる二つの主な理由

まず、なぜ床が濡れているのか、その理由を知っておきましょう。

一つは、多くのトイレに設置されている【お尻シャワー】の使用です。どんなに上手に使ったとしても、ある程度の水が周囲に飛び散ってしまうのは避けられません。

そしてもう一つが、掃除の方法そのものにあります。ベトナムでは、トイレ掃除の際に、床全体をお尻シャワーやホース、あるいはバケツの水で豪快に洗い流すのが一般的です。便器だけでなく、床まで水で洗い流してこそ「きれいになった」と考える文化なのです。

「乾いた清潔」と「水で清める清潔」

ここに、日本とベトナムの「清潔」に対する考え方の違いが見えてきます。日本では、トイレはカラッと「乾いている」状態が清潔の証とされます。一方でベトナムを含む東南アジアの多くの文化では、【水で洗い清められている】状態こそが、本当の清潔さと捉えられているのです。

つまり、濡れた床は「掃除をした直後のきれいなサイン」である可能性が高いのです。もちろん、単純に清掃が行き届いていない場合もありますが、床が濡れているからといって、すぐに不潔だと判断するのは早計かもしれません。

文化の違いが生んだ、興味深い光景と捉えてみてはいかがでしょうか。濡れた床を歩くのに抵抗がある場合は、ビーチサンダルのような、濡れても良い履物でトイレに入るのも一つの手です。

女性は必見!生理用品の処理と注意点

このブログの読者には女性の方も多くいらっしゃると思いますので、ベトナム滞在中の生理に関する注意点についても触れておきます。男性の私が詳しくお話しするのは少し恐縮ですが、旅の不安を少しでも解消するため、大切な情報としてお伝えします。

使用済みナプキンの捨て方

ベトナムのトイレには、日本にあるような生理用品専用のサニタリーボックスは、まず設置されていません。では、使用済みのナプキンやタンポンはどこに捨てるのか。答えは【トイレットペーパーと同じゴミ箱】です。

トイレットペーパーでしっかり包むなどして、外から中身が見えないように配慮してからゴミ箱に捨てるのが、周囲への思いやりであり、スマートなマナーです。

特に、フタがないゴミ箱も多いので、他人の目に触れないようにするのは大切な心遣いです。中身が見えない黒いビニール袋や、専用のサニタリーバッグをいくつか持参し、一度袋に入れてからゴミ箱に捨てると、より衛生的で安心でしょう。

生理用品は現地で買える?

生理用品の現地調達については、種類によって状況が大きく異なります。

ナプキンは、都市部のスーパーマーケットやコンビニ、薬局などで普通に購入できます。品質も様々ですが、日本のメーカーの製品を見かけることもあります。急に必要になった場合でも、ナプキンであれば比較的簡単に入手可能です。

しかし、注意が必要なのはタンポンです。タンポンは、ベトナムではまだ一般的ではありません。そのため、ホーチミンやハノイといった大都市にある、外国人向けの品揃えが豊富な一部の大型スーパーや薬局でしか見つけることができず、種類も限られています。

普段からタンポンを愛用している方は、【日本から十分な量を持参する】ことを強くお勧めします。旅先で探す手間を考えれば、使い慣れたものを必要な分だけ持って行くのが最も確実で安心な方法です。

【私の必携品】ベトナム旅行トイレ対策グッズ

これまでの説明で、ベトナムのトイレ事情はかなりお分かりいただけたかと思います。最後に、私アジアシーカーがベトナムを旅する際に、必ずバッグに忍ばせている「トイレ対策の三種の神器」とも言うべき必携グッズを紹介します。

準備さえしておけば、どんなトイレに遭遇しても冷静に対応できます。これから紹介するグッズは、ベトナム旅行の快適さを左右すると言っても過言ではありません。

① ポケットティッシュ・ウェットティッシュ

トイレットペーパーが備え付けられていないトイレは、都市部であってもまだまだたくさんあります。【ポケットティッシュ】は絶対に欠かせない、まさに必需品の筆頭です。水に流せるタイプだと、万が一流せるトイレに出会った時に便利ですが、基本はゴミ箱に捨てることを忘れないでください。

そして、アルコール入りの【ウェットティッシュ】も同じくらい重要です。便座が汚れている時に拭いたり、石鹸がない手洗い場で手を拭いたりと、様々な場面で衛生状態を保つのに活躍します。

② 携帯用ハンドサニタイザー

ベトナムのローカルな食堂やトイレでは、そもそも手洗い場がなかったり、あっても石鹸が置かれていなかったりすることが日常茶飯事です。

食事の前など、衛生面が気になる場面は旅先に多々あります。そんな時に役立つのが、携帯用の【アルコール手指消毒ジェル】です。バッグに一つ入れておくだけで、安心感が全く違います。

③ 中身が見えないビニール袋

使用済みのティッシュや、女性の生理用品を捨てるゴミ箱が、万が一見当たらない場合に備え、小さなビニール袋を数枚持っていると、とても心強いです。

特に【中身が見えない黒いビニール袋】などがおすすめです。ゴミを一時的に持ち帰る際のエチケットとして、また濡れたハンカチなどを入れるのにも使えて重宝します。

これら三つに加えて、もし荷物に余裕があれば【携帯ウォシュレット】を持っていくのも良いでしょう。お尻シャワーに抵抗がある方や、常に清潔を保ちたい方にとっては、旅の快適度を格段に上げてくれる秘密兵器になります。

まとめ:ベトナムのトイレ事情を理解して快適な旅を

まとめ:ベトナムのトイレ事情を理解して快適な旅を

記事のポイント

  • 使用済みトイレットペーパーは便器に流さず備え付けのゴミ箱に捨てる
  • 手動式のお尻シャワーは使う前に必ず便器内で水圧を確認する
  • 清潔なトイレを探すなら大型商業施設やホテルが最も確実である
  • カフェやレストランのトイレは何か商品を注文してから利用するのがマナー
  • 公園などの有料トイレは小額紙幣を準備しておく必要がある
  • 高級ホテルでも「流せる」という表示がなければ紙は流さないのが安全
  • 床が濡れているのは水で洗い流す清掃文化の違いによるもの
  • 生理用品は専用ボックスがなく、トイレットペーパーと同じゴミ箱に捨てる
  • タンポンは現地での入手が困難なため日本から持参するのが賢明
  • ティッシュやウェットティッシュ、手指消毒ジェルは必携品である

総括

本記事では、旅行者が直面しがちなベトナムのトイレに関する様々な疑問や使い方について、体験談を交えながら詳しく解説しました。トイレットペーパーをゴミ箱に捨てる習慣や、独特のお尻シャワー、そして床が濡れている理由など、日本の常識とは異なる点が多く、最初は戸惑いを感じるかもしれません。

しかし、その背景には排水設備の事情や、水で清めることを清潔とする文化など、現地の人々の暮らしに根ざした合理的な理由があることをご理解いただけたのではないでしょうか。「郷に入っては郷に従え」という言葉の通り、こうした文化の違いを知ることは、トラブルを避けるだけでなく、旅をより深く、味わい深いものにしてくれます。

ポケットティッシュや消毒ジェルといった少しの準備さえしておけば、ベトナムのトイレは決して怖い場所ではありません。むしろ、日本では体験できない文化に触れる良い機会と捉えることもできます。

この記事が、あなたのベトナム旅行への不安を解消し、現地での時間を心から楽しむための一助となれば幸いです。当ブログでは、他にもベトナムのグルメや観光スポットなど、旅がもっと楽しくなるリアルな情報を発信しています。ぜひ他の記事もご覧いただき、最高のベトナム旅行を計画してくださいね。

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