
台湾旅行の準備では、パスポートや航空券に加え、入国カードの登録、持ち込める品物、スマートフォンの通信方法も確認しておきたいところです。傘やモバイルバッテリーなどの便利グッズは、旅行の時期や予定に合わせて選べます。
この記事は、日本国籍の方が通常のパスポートで台湾へ短期観光旅行する場合を基本に、出発前の確認事項を整理します。
●この記事でわかること
- 台湾旅行の基本の持ち物と、予定に応じて選ぶ便利グッズ
- パスポート・航空券とオンライン入国カード「TWAC」の確認点
- 食品、薬、たばこ製品、モバイルバッテリーの持込上の注意
- Wi-Fi・SIM・eSIMの選び方と、電化製品の電圧確認
まず必要なものを揃え、その後で自分の旅程に合う持ち物を確認していきましょう。
入国・持込制度などの情報確認日:2026年9月30日。出発前には、公式案内と利用航空会社の条件を再確認してください。
台湾旅行に必要なものを揃えて快適な旅を

台湾旅行で役立つ持ち物を選ぶ
台湾旅行の持ち物は、まず入国と移動に必要なものを揃え、その後で季節や予定に合わせて選ぶと整理しやすくなります。パスポートや航空券の予約情報、支払い手段、スマートフォンと通信手段を先に確認しましょう。
観光中に長く歩く予定なら、晴雨兼用の折りたたみ傘や帽子、日焼け止めが役立ちます。屋外で過ごす時間や場所によっては、虫よけも用意しておくとよいでしょう。米国CDCの台湾旅行者向け案内でも、蚊に刺されないための対策として虫よけなどを挙げています。すべてを一律の必需品と考えず、訪問先と行動に合わせて選んでください。
ティッシュやハンカチ、普段使っている薬なども、外出中に手元にあると便利です。薬は台湾への持ち込み条件があるため、種類と量を荷造りの段階で確認しましょう。
持ち物を増やす前に、「移動中に使うもの」「観光中に持ち歩くもの」「宿泊先で使うもの」に分けると、取り出しやすい場所に収納できます。パスポートや予約情報など、空港で必要になるものは、すぐ確認できるようにまとめておきましょう。
台湾旅行の持ち物リストで忘れ物を防ぐ
出発前には、次の順序で確認すると、重要なものを先に揃えられます。
| 分類 | 確認するもの |
|---|---|
| 入国・移動 | パスポート、航空券の予約情報、滞在先の情報、オンライン入国カードTWAC |
| 支払い | 台湾元の現金を用意する方法、利用予定のカード |
| 通信・充電 | スマートフォン、充電器、ケーブル、海外ローミング・Wi-Fi・SIM・eSIMなどの通信方法 |
| 生活用品 | 衣類、履き慣れた靴、洗面用品、ティッシュ |
| 予定に応じて選ぶ物 | 傘、日差し対策、虫よけ、ハンディファン、モバイルバッテリー、常備薬 |
航空券の予約情報は、印刷する方法とスマートフォンに保存する方法があります。予約番号や便名を確認できるようにし、スマートフォンだけに保存する場合は、電池切れや通信できない場面にも備えてください。予約情報を保存することと、搭乗手続きを済ませることは別なので、航空会社の案内も確認しましょう。
現金とカードは、利用する店や交通手段に合わせて組み合わせます。カードが使えない場面に備え、現金も用意しておくと対応しやすくなります。両替を日本で済ませるか、台湾到着後に行うかは、到着時刻や最初に必要な支払いも考えて決めましょう。
ホテル名と住所、予約内容も、通信できない状態で見られるようにしておくと便利です。出発当日は、充電器だけでなく端末に合うケーブルも入れたか、最後に確認してください。
パスポートと航空券の確認ポイント
日本国籍の方が通常のパスポートで短期観光する場合、台湾の査証免除の条件を確認します。台湾外交部領事事務局の案内では、日本国籍者は条件を満たせば最長90日の査証免除で渡航できます。パスポートは予定滞在期間中有効であることが必要です。
また、帰国便または第三国へ向かう便の予約なども条件に含まれます。有効期限だけを確認して終わりにせず、出国する予定を示せるようにしておきましょう。国籍、旅券の種類、渡航目的が異なる場合は、その方に適用される条件を別に確認してください。
氏名が航空券の予約情報と一致しているか、写真のページなどに大きな損傷がないかも出発前に確認します。有効期限が旅行日程に近い場合は、予定変更の可能性も考えて早めに確認しておくとよいでしょう。
紛失に備えてパスポートの控えを原本とは別に保管する方法もあります。ただし、コピーは原本の代わりにはなりません。デジタルで保管する場合も、個人情報を含むものとして扱ってください。台湾滞在後に別の国へ行く方は、経由地や次の目的地の入国条件も確認が必要です。
台湾旅行にあると便利なグッズと選び方
折りたたみ傘は、雨と日差しの両方に対応できるものなら荷物をまとめやすくなります。暑い時期の屋外観光には帽子やハンディファンも選択肢ですが、ハンディファンには充電や電池が必要です。持参する電子機器が増えるほど、充電方法も一緒に考えましょう。
虫よけは、使う人の年齢や製品の使用方法を確認して選んでください。ティッシュや小さなタオルなども、飲食や汗を拭く場面で使いやすいよう、外出用のかばんに入れておくと便利です。
地図や翻訳をスマートフォンで使う方には、モバイルバッテリーが役立ちます。容量だけでなく重さも考え、日中どれくらい使うかに合わせて選びましょう。航空機への持込条件は、後の「台湾への持ち込み禁止品・制限品を確認する」で説明します。
通信機器を追加するかどうかも、先に決めた通信方法に合わせます。ポケットWi-Fiを借りる場合は本体の持ち運びと充電が必要ですが、スマートフォンのSIMや海外ローミングを使う場合は、別のWi-Fi機器を持たずに済むことがあります。
台湾旅行の持ち込み制限と入国・通信・電源の準備

台湾への持ち込み禁止品・制限品を確認する
台湾へ持ち込めるかどうかは、食品や薬の種類、成分、数量によって異なります。持ち物リストに入れたものでも、禁止品や条件付きの品物に当たらないかを確認しましょう。
食品・植物:台湾税関の検疫・持込制限案内では、生鮮果実の持ち込みが禁止されています。動物由来製品や植物にも検疫上の条件があります。ハムやソーセージなどの肉加工品は、土産用の包装品であっても、包装されているだけで持ち込めるとは判断できません。購入前に条件を確認し、持ち込めることが確認できないものは持参を避けましょう。
電子タバコ・加熱式タバコ:台湾税関は電子タバコとリキッドの持ち込みを認めていません。加熱式タバコには別の扱いがあり、2026年6月9日付の台北税関の案内では、台湾の国際空港免税店で購入する承認済み製品と海外購入品を区別しています。日本など海外で購入した加熱式タバコを台湾へ持ち込まないよう案内されています。
薬・サプリメント:一律の禁止品ではありません。台湾税関の医薬品等の数量・書類の条件を確認してください。処方薬、規制薬、注射薬では条件が異なるため、薬の名称と必要量を確認し、該当する書類を用意します。「少量なら何でもよい」「処方箋があれば何でも持ち込める」とは判断しないようにしましょう。
偽造品・権利侵害品:台北税関の入境旅客向け案内は、特許権・商標権・著作権を侵害する物品も禁止品に挙げています。偽造ブランド品や海賊版などを持ち込まないようにしてください。
台湾への持ち込み条件とは別に、航空機へ載せられるかの確認も必要です。モバイルバッテリーは預け入れができません。日本では2026年4月24日から、160Wh以下のものを1人2個まで機内に持ち込むルールが適用されています。機内でモバイルバッテリーに充電したり、モバイルバッテリーから他の機器へ充電したりしないことも示されています。詳細は国土交通省の案内(PDF)を確認してください。
航空会社によって承認や収納方法などの条件もあります。例えば、エバー航空の案内では100Whを超え160Wh以下のバッテリーについて事前承認が必要です。製品の容量表示が読めるか、端子を保護できているかも確認し、往復それぞれの利用航空会社の案内に従いましょう。
台湾のオンライン入国カード「TWAC」の登録方法
台湾では2025年10月1日から、従来の紙の入国カードに代わり、オンラインのTaiwan Arrival Card(TWAC)を使用しています。日本国籍者が査証免除で観光入国する場合も対象です。TWACは査証そのものではないため、パスポートや航空券などの入国条件と併せて準備してください。
2026年9月30日に確認した台湾移民署の案内では、台湾到着前7日以内に無料で登録できます。古い案内に「3日以内」と書かれていても、現在の公式案内を確認しましょう。
- パスポート、利用便、台湾での滞在先、連絡用メールアドレスなどを手元に用意する
- 台湾移民署のTWAC公式サイトを開く
- 画面の案内に沿って入力し、旅券番号や到着情報などの誤りがないか確認して送信する
- 登録後の確認メールを確認する
公式登録は無料です。検索で見つけたページへ進む場合も、URLが公式サイトのものか確認してください。日本語の案内表示はありますが、入力は画面が指定する文字や形式に従います。
入国審査ではパスポートを読み取って登録データを確認する仕組みです。未登録のまま到着した場合も、紙のカードに記入するのではなく、入国審査前にオンライン申告を完了する必要があります。出発前に済ませておくと、空港で入力する手間を減らせます。
台湾旅行の通信手段|Wi-Fi・SIM・eSIMの選び方
スマートフォンを台湾で使う方法には、日本の契約の海外ローミング、ポケットWi-Fi、台湾で使えるSIMカードやeSIMがあります。料金、通信量、利用開始までの手順が異なるため、地図や翻訳をどれくらい使うか、同行者と共有するかを考えて選びましょう。
- 海外ローミング:契約中の会社で台湾が対象か、申し込みや追加料金、利用開始の操作が必要かを確認する
- ポケットWi-Fi:共有する人数、受け取り・返却方法、通信量、本体の充電方法を確認する
- SIMカード:端末への対応、SIMロックの有無、カードの受け取りと入れ替え・設定方法を確認する
- eSIM:端末とプランの対応、設定方法、利用期間がいつから始まるかを確認する
ポケットWi-Fiは複数の端末で共有したい場合に候補になりますが、機器の持ち運びと充電が必要です。SIMカードやeSIMはスマートフォン側で利用します。中華電信のeSIM案内でも、対応端末や本人確認の条件が示されています。購入先ごとの条件を確認してください。
「無制限」と書かれたプランでも、速度制御や共有利用の条件がないとは限りません。商品説明で確認し、料金だけで決めないようにしましょう。無料Wi-Fiを補助的に使う場合も、観光中に必要な場所で必ず接続できるとは限りません。
到着直後から地図や連絡手段が必要なら、いつ通信を開始できるかまで確認します。ホテルの住所や予約情報を事前に保存しておけば、設定が終わるまでの移動にも備えられます。
台湾で使う電化製品の電圧とプラグを確認する
台湾観光当局の案内では、一般的な電源は110V・60Hzです。二つ穴や三つ穴の差し込み口があり、施設によって設備は異なります。持参する充電器や家電は、プラグの形だけでなく、本体やアダプターに表示された対応電圧・周波数を確認しましょう。
例えば、充電器の入力表示が「100–240V、50/60Hz」であれば、台湾の一般的な電源条件がその範囲に含まれます。ただし、製品の取扱説明書や使用条件も確認してください。日本国内用の100V専用家電は、プラグが差し込めても使えるとは限りません。
プラグアダプターは差し込み口の形を合わせるためのもので、電圧を変えるものではありません。変圧器を使えばすべての機器が使えるというわけでもなく、消費電力やメーカーの指定を確認する必要があります。
特にヘアアイロンなど熱を出す家電は、製品ごとの説明を確認してください。パナソニックの案内では、自社の100V専用ヘアアイロンは変圧器を使っても海外では使用できないとしています。持参する製品が海外使用に対応しているかを確認しましょう。
まとめ|持ち物と入国準備を確認して台湾旅行へ

台湾旅行の準備は、入国に必要なものから確認し、便利グッズを旅程に合わせて選ぶと整理しやすくなります。
- パスポートの有効期間、航空券の予約情報、滞在先の情報を確認する
- 対象となる旅行者は、台湾のオンライン入国カード「TWAC」を公式サイトから登録する
- 食品、薬、電子タバコ、加熱式タバコは、それぞれの持込条件を確認する
- モバイルバッテリーは容量と個数を確認し、預け入れずに機内へ持ち込む
- 通信方法と電化製品の対応電圧は、使用する端末や製品に合わせて確認する
傘や日差し対策などは、訪れる季節と予定に応じて加えましょう。入国や手荷物の条件は変更されることがあるため、出発前に公式案内と利用航空会社の案内を見直してください。
航空券と滞在先が決まったら、台湾移民署のTWAC公式サイトで登録時期と入力事項を確認し、出発前の持ち物リストと照らし合わせてください。
