結論、香港にカジノはありません。それでも香港旅行は楽しめる！
「香港の100万ドルの夜景を眺めながら、カジノで一勝負…」
そんな華やかな夜を思い描いて、香港旅行の計画を立てていませんか？しかし、いざ「香港 カジノ」と検索してみると、意外な事実に直面したかもしれません。
そう、世界的なエンターテイメント都市である香港には、法律で認められたカジノは一つも存在しないのです。
「すぐ隣のマカオは世界一のカジノ都市なのに、どうして？」
「せっかくの旅行なのに、ギャンブルは楽しめないの？」
そんなあなたの疑問や少しがっかりした気持ちに、この記事は完璧な答えを用意しています。実は、香港にカジノがないからこそ体験できる最高の楽しみ方と、世界一のカジノ都市マカオをお得に遊び尽くすための”裏ワザ”があるのです。
●この記事を読んでほしい人
- 香港旅行でカジノができると期待していた人
- 香港で楽しめる合法的なギャンブルについて知りたい人
- 香港旅行のついでに、マカオのカジノまで足を延ばしてみたいと考えている人
●この記事を読むメリット
- 香港にカジノがない理由が歴史的背景からスッキリ理解できる
- 香港名物の競馬など、地元で大人気のギャンブルの楽しみ方がわかる
- 香港からマカオへ、フェリーやバスを使った簡単・格安な行き方がわかる
- 【2025年7月現在も実施中】マカオへの交通費が無料になる超お得なキャンペーン情報が手に入る
- マカオの初心者向けおすすめカジノや、年齢・服装などの基本ルールがわかる
カジノがないという事実が、実はあなたの旅の可能性を無限に広げる最高のスパイスになります。
さあ、香港とマカオ、二つの都市の魅力を遊び尽くすための完全ガイドを、ここからじっくりとご覧ください。
香港のカジノ事情【結論】カジノはない！でも大丈夫
- 香港でカジノが法律で禁止されている理由
- 香港で楽しめる合法ギャンブルは３種類！
- 初心者も熱狂！香港競馬のリアルな楽しみ方
- 超簡単！香港競馬の馬券購入ステップ解説
- 隣の世界一のカジノ都市「マカオ」へ行こう
香港でカジノが法律で禁止されている理由
香港でカジノを探しても見つからないのは、とてもシンプルな理由です。香港の法律で、カジノの運営が厳しく禁止されているからなのです。
具体的には、香港の「賭博条例」という法律が、認可されていないすべてのギャンブルを原則として違法と定めています。これには、カジノはもちろん、民間の宝くじやスポーツ賭博なども含まれます。違反した場合には、厳しい罰則が科せられます。
一方で、競馬やマークシックス（宝くじ）などが楽しまれているのは、政府が唯一認可した団体である「香港ジョッキークラブ」が独占的に運営しているからです。香港では、ギャンブルは無秩序に広げるものではなく、厳しく管理し、その収益を社会福祉や慈善活動に還元するという考え方が根付いています。
なぜ隣のマカオと違うのか？
「どうしてすぐ隣のマカオはカジノだらけなのに？」と不思議に思いますよね。この違いは、それぞれの歩んできた歴史に理由があります。
マカオは、19世紀からポルトガルの統治下にあり、その頃からすでにカジノが合法化され、街の経済を支える重要な産業として発展してきました。
しかし、香港はイギリスの統治下で、国際的な金融と貿易の拠点として成長した街です。ギャンブルは経済の柱ではなく、あくまで社会の安定のために厳しく管理するもの、という方針が貫かれてきました。
この歴史的な背景の違いが、同じ「中国の特別行政区」でありながら、ギャンブルに対する全く異なる姿勢を生み出しているというわけです。
香港で楽しめる合法ギャンブルは３種類！
カジノはありませんが、香港には地元の人々が熱狂する合法ギャンブルが３種類あります。旅行者でも参加できるので、香港ならではの雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
これらのギャンブルは全て、政府から唯一認可された「香港ジョッキークラブ（HKJC）」という団体が運営しています。参加は18歳以上に限られますので、その点だけご注意ください。
競馬 (Horse Racing)
香港で最も人気があり、文化の一部とも言えるのが競馬です。単なるギャンブルというだけでなく、社交場やエンターテイメントの場として多くの人で賑わいます。特に高層ビルに囲まれたハッピーバレー競馬場で開催されるナイトレースは、香港旅行のハイライトにもなる特別な体験です。
マークシックス (Mark Six / 六合彩)
日本のロトに近い、数字選択式の宝くじがマークシックスです。1から49までの数字の中から6つを選び、当選を夢見るというシンプルなルールで、香港市民に広く親しまれています。街のあちこちにある場外発売所で手軽に購入できるので、運試しに挑戦してみるのも楽しいでしょう。
スポーツベッティング (Sports Betting)
海外のサッカーの試合などを対象としたスポーツくじも合法です。こちらも香港ジョッキークラブが運営しており、サッカー観戦を何倍もエキサイティングにしてくれます。好きなチームの試合がある日に、応援を兼ねて購入してみるのも一興です。
初心者も熱狂！香港競馬のリアルな楽しみ方
香港のギャンブル文化の真髄を体験するなら、競馬は絶対に外せません。香港競馬は単なる賭け事ではなく、地元の人々の情熱と興奮が渦巻く、ワールドクラスの一大エンターテイメントなのです。カジノとは全く違う、開かれた空間で繰り広げられる本物の熱気を、ぜひ一度肌で感じてみてください。
まずは２つの競馬場を知ろう
香港には、それぞれ全く異なる魅力を持つ２つの競馬場があります。
一つは、香港島のど真ん中に位置する「ハッピーバレー競馬場」です。高層ビル群のネオンに囲まれたコースを競走馬が駆け抜ける光景は、世界でも類を見ない絶景です。主に水曜の夜に開催されるナイトレースは「ハッピーウェンズデー」と呼ばれ、仕事帰りの人々や観光客で溢れるお祭りのような雰囲気を楽しめます。
もう一つは、新界エリアにある広大で近代的な「沙田競馬場」です。主に週末の昼間にレースが開催され、香港ダービーなどの大きなレースも行われます。世界トップクラスの競走馬が集う本格的な競馬を観戦したい方には、沙田競馬場がおすすめです。
競馬が開催されるシーズン
香港の競馬は一年中開催されているわけではありません。亜熱帯気候の厳しい暑さと雨季を避けるため、シーズンは例年9月から翌年の7月中旬までとなっています。旅行の計画を立てる際は、レースが開催されているか事前に確認すると良いでしょう。
熱気と興奮に満ちた現地の雰囲気
香港競馬の最大の魅力は、なんといってもその場の熱気です。パドックで馬を真剣に見つめる人々、ゴール前で絶叫する観客。レースが始まると、静寂から一転、地鳴りのような歓声が競馬場を包み込みます。
この独特の一体感と興奮は、カジノのテーブルで静かにチップを賭けるのとは全く違う体験です。体全体で感じるスペクタクルこそ、香港競馬の醍醐味と言えるでしょう。
超簡単！香港競馬の馬券購入ステップ解説
「競馬は楽しそうだけど、馬券の買い方が難しそう…」と感じるかもしれません。しかし、心配は無用です。香港競馬の馬券購入は、一度流れを覚えれば驚くほど簡単です。ここでは、初心者の方が迷わず馬券を買えるよう、４つのステップで解説します。
ステップ１：まず競馬新聞を手に入れよう
香港競馬を楽しむための最初のコツは、事前に情報を得ることです。日本の競馬場と違い、香港の競馬場内では基本的に専門の競馬新聞は販売されていません。
出発前に、街中にある緑色のキオスクのようなニューススタンド（報攤）で手に入れておきましょう。漢字が多くて日本人にも分かりやすい「新報馬簿」などがおすすめです。どの馬が人気か、印を見るだけでも参考になりますよ。
ステップ２：「現金券」を購入しよう
馬券を買うために、まず「現金券（Cash Voucher）」と呼ばれるプリペイドチケットを購入します。競馬場内の有人窓口へ行き、使いたい金額の現金を渡してください。すると、その金額がチャージされたレシートのような券が発行されます。馬券券売機で使うお金の代わりになるのが、この現金券です。
ステップ３：券売機で馬券を選ぼう
現金券を手にしたら、いよいよ馬券の購入です。初心者の方に断然おすすめなのが、タッチパネル式の券売機です。画面の表示に従って操作するだけなので、直感的に購入できます。
操作はとてもシンプルです。
- まず、現金券を券売機に挿入します。
- 画面の指示に従い、レース番号、賭け方（単勝など）、馬の番号、賭ける金額をタッチして選択します。
- 最後に確認ボタンを押すと、馬券が発券されます。
ステップ４：主な馬券の種類
賭け方の種類も、日本の競馬ファンに馴染み深いものがそろっています。最低10香港ドル（約200円）から購入できるので、気軽に楽しめます。
- 単勝（Win）：1着になる馬を当てる。
- 複勝（Place）：3着以内に入る馬を1頭当てる。
- 馬連（Quinella）：1着と2着になる馬の組み合わせを、着順不問で当てる。
- ワイド（Quinella Place）：3着以内に入る馬を2頭当てる。
どうでしょう？意外と簡単だと思いませんか。まずは少額から挑戦して、レースの興奮を何倍にも膨らませてみてください。
隣の世界一のカジノ都市「マカオ」へ行こう
香港のローカルなギャンブルも魅力的ですが、「どうせならラスベガスのような華やかなカジノで遊びたい」という気持ちがあるなら、迷わずマカオへ足を延ばしましょう。香港での体験とは全く違う、非日常的な興奮が待っています。
世界一のカジノ都市「マカオ」
マカオは「東洋のラスベガス」とも呼ばれ、カジノの年間収益では本場ラスベガスをもしのぐ、名実ともに世界一のカジノ都市です。しかし、マカオの魅力はカジノだけではありません。
現在のマカオは、巨大なカジノを中心に、高級ホテル、有名ブランドが軒を連ねるショッピングモール、世界各国の味が楽しめるレストラン、そして豪華なエンターテイメントショーが一体となった「統合型リゾート（IR）」が主役です。ギャンブルをしなくても、一日中楽しめる魅力に溢れています。
香港から日帰りも可能な近さ
これほどスケールの大きなマカオですが、香港からはフェリーやバスを利用して、わずか1時間ほどで到着します。朝は香港で飲茶を楽しみ、午後からマカオの豪華リゾートでカジノに挑戦、といった日帰り旅行も十分に可能です。この手軽さが、香港旅行とマカオのカジノをセットで楽しむことをおすすめする大きな理由です。
ギャンブルだけじゃないマカオの魅力
マカオには、カジノの華やかな顔とは別に、もう一つの顔があります。かつてポルトガルの統治下にあった影響で、街にはヨーロッパを思わせる石畳やパステルカラーの建物が並びます。この東西文化が融合した美しい街並みは「マカオ歴史市街地区」として世界遺産にも登録されています。
カジノの興奮と、世界遺産の街の散策。二つの全く異なる魅力を同時に味わえるのが、マカオという場所なのです。
香港から行けるカジノ天国！マカオ完全ガイド
- 【2025年最新】香港からマカオへの行き方
- 裏ワザ！激安バスや無料キャンペーンを利用
- 初心者向け！マカオのおすすめカジノ３選
- 年齢・服装は？マカオカジノの基本ルール
- 予算はいくら必要？通貨は香港ドルでOK
【2025年最新】香港からマカオへの行き方
香港とマカオはすぐ隣にありますが、出入境管理はそれぞれ独立しています。そのため、２つの都市を移動する際には、国境を越えるのと同じようにパスポートが必ず必要になるので、忘れずに携帯してください。
2025年現在、旅行者が利用できる主な移動手段は「高速フェリー」と「バス」の２つです。どちらも一長一短があるので、ご自身の旅のスタイルに合わせて最適な方法を選んでみましょう。
定番で快適な「高速フェリー」
昔からの定番ルートといえば、高速フェリーです。香港島の中心部、上環（ションワン）にある「香港・マカオ・フェリーターミナル」から、マカオのフェリーターミナルまでを結んでいます。
所要時間は約1時間。船内は広く快適で、窓から海の景色を眺めながら移動できるのが魅力です。しかし、バスに比べると料金はやや高めに設定されています。市街地の中心部から直接乗りたい方や、船旅の雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
激安で24時間運行の「HZMBバス」
近年、旅行者の主流となりつつあるのが、2018年に開通した世界最長の海上橋「港珠澳大橋（HZMB）」を渡るバスです。
まず香港市内からバスなどで空港近くのイミグレーション施設「港珠澳大橋香港口岸」へ向かいます。そこで香港の出国審査を済ませた後、24時間運行しているシャトルバスに乗車。約45分でマカオ側のイミグレーションに到着します。
最大の魅力は、フェリーの約3分の1という圧倒的な安さです。また、天候に左右されにくく揺れも少ないため、船酔いが心配な方にも安心のルートです。
空港から直行！便利なリムジンバス
香港国際空港に到着して、そのままマカオへ向かいたい場合に最も便利なのが、空港直結のリムジンバスです。香港の入境審査を受けることなく、空港内の乗り継ぎカウンターで手続きを済ませ、専用のバスで直接マカオへ向かうことができます。荷物を持って市街地へ移動する手間が省ける、非常にスマートな方法です。
【必見】2025年限定！無料乗車キャンペーン
最後に、旅行者にとって大変お得な情報です。2025年12月31日までの期間限定で、マカオ政府観光局が海外からの旅行者を対象に、香港からマカオへの片道交通費が無料になるキャンペーンを実施しています。
香港国際空港の指定カウンターでパスポートと香港到着便の航空券を提示すると、空港直行バスやフェリーの無料チケットがもらえます。この絶好の機会をぜひ活用して、お得にマカオへの旅を楽しみましょう。
裏ワザ！激安バスや無料キャンペーンを利用
香港からマカオへの移動は、少し工夫するだけで驚くほど費用を抑えることができます。ここでは、知っていると得をする「激安バス」の具体的な乗り方と、旅行者必見の「無料キャンペーン」の活用法を詳しく解説します。
片道約1300円！「HZMBシャトルバス」の乗り方
とにかく安さを追求するなら、港珠澳大橋（HZMB）を渡る24時間運行のシャトルバスが断然おすすめです。フェリーの約3分の1の料金で移動できます。
乗り方は以下の通りです。
- まず「香港口岸」を目指すこのバスの乗り場は、香港国際空港の近くにある「港珠澳大橋香港口岸」というイミグレーション施設です。空港からは路線バス（B4番など）ですぐに到着します。
- チケットを購入するイミグレーション施設に着いたら、券売機でシャトルバスのチケットを購入します。料金は大人片道65香港ドル（約1300円）です。香港の交通系ICカード「オクトパスカード」や各種電子決済が使える券売機もあり、非常にスムーズです。
- バスに乗ってマカオへ香港の出国審査を終えたら、バス乗り場へ進みます。バスはピーク時には5分間隔で次々と出発するので、時刻表を気にする必要はほとんどありません。
【2025年限定】絶対使うべき「無料乗車キャンペーン」
香港国際空港に飛行機で到着する旅行者なら、絶対に見逃せないのがマカオ政府観光局による無料乗車キャンペーンです。
対象者：海外から香港国際空港に到着した旅行者（日本のパスポートで利用可能）
必要なもの：パスポートと、香港に到着した飛行機の搭乗券
利用方法：空港の到着ロビーにある指定のバス会社カウンターなどで、パスポートと搭乗券を提示します。
特典：香港空港からマカオへ直行するバスの片道チケットが無料でもらえます。
このキャンペーンを利用すれば、交通費が完全に無料になるだけでなく、香港に入境せずに直接マカオへ向かえるため、時間と手間も大幅に節約できます。2025年中に旅行するなら、このチャンスを逃す手はありません。
初心者向け！マカオのおすすめカジノ３選
マカオには豪華なカジノが数多くあり、初めて訪れる方は「一体どこに入ればいいの？」と迷ってしまいますよね。そこで、カジノ初心者の方でも安心して楽しめる、観光スポットとしても魅力的な巨大リゾートを３つ厳選してご紹介します。これらのリゾートなら、ゲームをしなくても雰囲気を味わうだけで十分に楽しめますよ。
ザ・ヴェネチアン・マカオ：誰もが楽しめる巨大空間
「マカオでカジノリゾートと言えば？」と聞かれて、多くの人が思い浮かべるのが、このザ・ヴェネチアン・マカオです。初めてのマカオなら、まず訪れて間違いのない場所と言えるでしょう。
イタリアの水の都ヴェネツィアを忠実に再現した内装は圧巻の一言。特に、常に青空が広がる天井の下をゴンドラが行き交う屋内運河は、あまりにも有名です。カジノフロアは世界最大級の広さを誇り、常に多くの観光客で賑わっているため、初心者の方でも気後れすることなく雰囲気に溶け込めます。カジノをしなくても、ショッピングや食事、写真撮影だけでも一日中楽しめる、まさにエンターテイメントの城です。
ウィン・パレス：豪華な無料ショーは必見
エレガントで、少し大人な雰囲気を味わいたい方にはウィン・パレスがおすすめです。このリゾートの象徴は、ホテルの前にある巨大な湖で繰り広げられる、光と音楽と水が織りなす壮大な噴水ショーです。
さらに素晴らしいのは、この噴水ショーを上空から眺められるゴンドラ「スカイキャブ」も無料で楽しめることです。カジノに入る前に、まずはこのワールドクラスの無料エンターテイメントを体験するだけでも、マカオに来た価値を十分に感じられるでしょう。きらびやかで洗練された空間は、特別な夜を演出してくれます。
ギャラクシー・マカオ：近代的で開放的なリゾート
白を基調としたモダンで明るい雰囲気がお好きなら、ギャラクシー・マカオがぴったりです。複数の高級ホテルが集まって一つの巨大なリゾートを形成しており、開放感に溢れています。
ギャラクシー・マカオ最大の魅力は、なんといっても世界最大級の流れるプールや波のプールを備えた屋上レジャー施設「グランド・リゾート・デッキ」です。カジノフロアも広々としており、ゆったりとした空間で遊びたい初心者の方には最適な環境です。家族連れや、カジノ以外のレジャーも満喫したい方には特におすすめのリゾートです。
年齢・服装は？マカオカジノの基本ルール
マカオのカジノを心から楽しむために、いくつか知っておきたい基本的なルールとマナーがあります。難しい決まりはありませんが、入場時に止められたり、意図せずマナー違反をしてしまったりしないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
年齢制限は「21歳以上」、パスポート携帯は必須
マカオのカジノに入場できるのは、満21歳以上の方に限られます。以前は18歳以上でしたが、現在は法律で厳しく「21歳以上」と定められていますので、この点は特に注意が必要です。
カジノの入り口では、年齢確認のためにセキュリティスタッフから身分証明書の提示を求められることが頻繁にあります。特に若く見られる場合はほぼ確実に確認されるため、パスポートは肌身離さず携帯するようにしてください。スマートフォンの写真やコピーでは入場できないので、必ずパスポートの原本を持って行きましょう。
服装はスマートカジュアルでOK！ただし注意点も
ドレスコードは、一般的に「スマートカジュアル」とされています。Tシャツにジーンズ、スニーカーといった普段着でも基本的には問題なく入場できます。
しかし、あまりにラフすぎる服装は入場を断られる原因になります。特に以下の服装は避けるのが無難です。
- 男性のショートパンツやハーフパンツ
- ビーチサンダル、スリッパのような履物
- タンクトップなど袖のないシャツ
- 帽子やサングラス（カジノフロア内では外すよう指示されます）
高額な賭け金が行き交うVIPルームや、リゾート内の高級レストランを利用する場合は、ジャケット着用など、よりフォーマルな服装が求められることもあります。
これも重要！その他の基本マナー
最後に、快適に過ごすための大切なマナーを２つお伝えします。
一つ目は、カジノフロア内での写真やビデオの撮影は固く禁止されていることです。これは最も厳格なルールの一つで、もし撮影しているのが見つかると、セキュリティスタッフから厳しく注意され、データの削除を求められます。
二つ目は、スーツケースや大きなリュックサックなどの荷物は、フロア内に持ち込めないことです。入り口付近にあるクローク（手荷物預かり所）に無料で預けることができるので、身軽な状態で入場しましょう。
予算はいくら必要？通貨は香港ドルでOK
初めてマカオのカジノへ行く際、最も気になるのが「お金」のことではないでしょうか。「どの通貨を持っていけばいいの？」「予算は一体いくら必要なの？」といった疑問は、誰もが抱くものです。ここでは、マカオカジノでのお金のルールと、予算の考え方について分かりやすく解説します。
通貨は両替不要！香港ドルがそのまま使える
まず嬉しいお知らせとして、香港からマカオへ行く場合、カジノで遊ぶためのお金をわざわざ両替する必要はありません。
マカオの正式な通貨は「マカオ・パタカ（MOP）」ですが、カジノの中では「香港ドル（HKD）」が事実上の標準通貨として使われています。ディーラーからゲーム用のチップを買うのも、勝ち金を受け取るのも、すべて香港ドルで行われます。香港の空港や街中で日本円から香港ドルに両替しておけば、マカオのカジノでそのまま使えるので非常に便利です。
街での買い物は要注意！賢いお金の使い方
カジノでは香港ドルが基本ですが、一歩外に出て街のレストランやお土産屋さんで買い物をする際には、少しだけ注意が必要です。多くのお店では香港ドルも使えますが、本来香港ドルの方が少し価値が高いにもかかわらず、マカオ・パタカと「1対1」の同じ価値として扱われることがほとんどです。
そのため、少額の支払いを香港ドルで何度も繰り返すと、わずかながら損をしてしまいます。賢く旅をするなら、「カジノやホテルの支払いなど高額なものは香港ドルで、街での食事や少額の買い物はクレジットカードか、必要分だけATMで引き出したパタカで支払う」と使い分けるのがおすすめです。
予算の目安は？ミニマムベットから考えよう
必要な予算は、もちろん「どう遊びたいか」によって大きく変わります。一つの目安になるのが、ゲームごとの「ミニマムベット（最低賭け金）」です。
- スロットマシン最も気軽に楽しめるのがスロットマシンです。1回あたり数香港ドル、日本円にして数十円から数百円で遊べる台がたくさんあります。数千円の予算でも、十分に雰囲気を楽しむことができるでしょう。
- テーブルゲーム（バカラ、ブラックジャックなど）ディーラーと勝負するテーブルゲームに挑戦したい場合は、少し多めの予算を準備しておくと安心です。マカオのテーブルゲームは、他の国のカジノに比べてミニマムベットが高めに設定されている傾向があります。人気のバカラやブラックジャックでは、安いテーブルでも1回の最低賭け金が300香港ドル（約6,000円）から500香港ドル（約10,000円）ほどに設定されています。
テーブルゲームをいくつか試しながらある程度じっくり楽しみたい、という場合は、最低でも3万円から5万円ほどの予算を見ておくと、気持ちに余裕をもって遊べるでしょう。
まとめ：カジノはないけれど、それでも香港旅行は面白い
記事のポイント
- 香港の法律によりカジノの運営は全面的に禁止されている
- 競馬、宝くじ（マークシックス）、スポーツくじは合法的に楽しめる
- 特に高層ビルに囲まれたハッピーバレー競馬場のナイトレースが人気
- 本格的なカジノが目的なら、隣の都市マカオへ行くのが最適解である
- 香港からマカオへはバスやフェリーを使い約1時間で移動可能
- 2025年限定で香港からマカオへの交通費が無料になるキャンペーンを実施中
- 初心者にはヴェネチアンなど観光もできる巨大リゾートがおすすめ
- マカオのカジノは21歳以上から入場可能でパスポートの原本が必須
- カジノ内では両替不要で香港ドルがそのまま使える
- テーブルゲームの最低賭け金は高く、3万円以上の予算があると安心
総括
「香港 カジノ」と検索してこの記事にたどり着き、香港には法律で認可されたカジノがないという事実を知って、少しがっかりされたかもしれません。しかし、がっかりするのはまだ早いです。この記事では、あなたの香港旅行を何倍もエキサイティングにするための、とっておきの情報をお届けしました。
香港にはカジノの代わりに、地元の人々が熱狂するワールドクラスの「競馬」という一大エンターテイメントがあります。高層ビルの夜景をバックに競走馬が駆け抜ける光景は、まさに香港でしか味わえない特別な体験です。
そして、もしラスベガスのような華やかなカジノ体験を求めるのであれば、心配は無用です。すぐ隣には、世界一のカジノ都市「マカオ」が輝いています。香港からマカオへはバスやフェリーで約1時間と、日帰りでも気軽に訪れることが可能です。
特に2025年中は、マカオ政府観光局が実施する交通費無料キャンペーンを利用できる絶好のチャンスです。この機会を活かせば、お得に、そしてスマートに二つの都市の魅力を満喫できます。
香港のローカルな熱気と、マカオの非日常的な興奮。カジノがないからこそ、この二つの全く異なる魅力を味わう旅のプランが生まれます。この記事が、あなたの香港・マカオ旅行を最高の思い出にするための一助となれば幸いです。