ウブド(バリ島 インドネシア)の魅力と観光スポット完全ガイド

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ウブド(バリ島 インドネシア)の魅力と観光スポット完全ガイド

ウブド バリ島 インドネシアで、心も体も癒される“本当のバリ”に出会う旅へ

バリ島といえばビーチリゾートを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は“バリらしさ”を最も感じられるのは、島の中央部に位置するウブドかもしれません。インドネシア文化が色濃く残り、棚田や熱帯雨林に囲まれた大自然、伝統舞踊や芸術が息づくこの地は、癒しと感動にあふれた特別なエリアです。

この記事では、ウブド バリ島 インドネシアの基本情報から、訪れるべき観光スポット、アクセス方法まで、初心者でもわかりやすくご紹介します。ビーチとは違う“もうひとつのバリ”を知れば、きっとあなたもウブドに行きたくなるはずです。

●この記事を読んでほしい人
・バリ島旅行を考えていて、ウブドのことを詳しく知りたい人
・ビーチ以外の落ち着いたリゾート地を探している人
・バリ島らしい文化や自然を満喫できるスポットを探している人

●この記事を読むメリット
・ウブドがどんな場所かが初心者にもわかりやすく理解できる
・ビーチリゾートとの違いが明確になり、自分に合う旅がイメージできる
・ウブドで絶対に訪れたい観光スポットが一目でわかる
・空港からウブドまでのアクセスや移動手段が具体的にわかる
・ウブド観光の注意点や治安情報も事前にチェックできる

「ウブド バリ島 インドネシアの魅力を、あなたの旅のヒントにしませんか?」
ぜひ、続きを読んでウブドの魅力を発見してください。

ウブド(バリ島 インドネシア)の基本情報

ウブド(バリ島 インドネシア)の基本情報

ウブドってどんな場所?

バリ島の“心”と呼ばれるエリア

ウブドはインドネシア・バリ島の中部に位置する、自然と文化が調和したエリアです。クタやスミニャックといったビーチリゾートとは違い、海ではなく緑に囲まれた山あいの町として知られています。高地にあるため気温も比較的涼しく、のんびりと落ち着いた時間を過ごしたい人にぴったりの場所です。

芸術と伝統文化が息づく“芸術の村”

ウブドは「芸術の村」とも呼ばれ、多くのアーティストや職人が集まるエリアです。バリ舞踊や絵画、木彫り、銀細工など、古くから受け継がれてきた伝統工芸が色濃く残っています。通りを歩けば、アートギャラリーやワークショップ、美術館が点在し、観光客も気軽にアートに触れられるのが魅力です。

心も体も癒される自然豊かな環境

ウブドの魅力は、なんといってもその豊かな自然。青々としたライステラス(棚田)や熱帯雨林、アユン川の渓谷など、美しい景色が至るところに広がっています。都会の喧騒から離れ、鳥のさえずりや風の音に耳を傾けるだけでも心がリセットされるような感覚になります。

スピリチュアルなスポットも豊富

バリヒンドゥー教の聖地としても知られるウブド周辺には、ティルタエンプル寺院やゴアガジャ遺跡など、スピリチュアルなパワースポットが点在しています。地元の人々が大切に守ってきたこれらの場所を訪れると、バリの精神文化を肌で感じることができます。

リゾートステイもウブドならでは

最近では、バリ建築を取り入れたヴィラや隠れ家リゾートが続々と登場し、ウブドならではの滞在体験ができるのも魅力です。ビーチエリアにはない、森や渓谷に囲まれた静かな環境で、贅沢にリラックスすることができます。ヨガやスパを取り入れたウェルネスツーリズムも人気です。

バリ島のビーチリゾートとの違い

ウブドは“海”より“森”のリゾート

バリ島といえばクタやヌサドゥア、ジンバランなど美しいビーチリゾートを思い浮かべる方が多いですよね。でも、ウブドはそのイメージとはちょっと違います。海に面していないウブドは、ビーチリゾートとは真逆の「森に囲まれた癒しのリゾート」なのです。

ライステラス(棚田)、渓谷、熱帯雨林といった大自然が広がり、海とはまた違った“バリの顔”を楽しめます。

観光スタイルがゆったり“スローライフ”

ビーチエリアではアクティブにマリンスポーツやショッピングを楽しむのが定番。でもウブドでは、自然の中でのんびり散策したり、アートや伝統文化に触れたりする“スローライフ”が醍醐味です。

ヨガや瞑想、スパ体験など、心と体をリフレッシュする時間を大切にした過ごし方がウブド流。忙しさから解放される贅沢な旅ができます。

観光客の雰囲気も大きく違う

ビーチリゾートはカジュアルなリゾートスタイルで賑わい、若者やファミリー層が多い一方、ウブドは落ち着いた大人の雰囲気が漂います。アーティストやスピリチュアルな旅人、癒しを求める大人の女性などが多く訪れるのも特徴。

観光のスタイルに合わせて、「賑やかさならビーチ」「静けさと癒しならウブド」という選び方ができます。

“本当のバリ”を感じるならウブド

ビーチエリアは国際的なリゾートとして開発が進み、どこか西洋風な雰囲気がありますが、ウブドはバリらしさが色濃く残るエリアです。寺院や伝統舞踊、工芸品など、現地の人々の生活に根付いた文化を間近で感じられるのがウブドならではの魅力です。

いわば、ウブドは「観光地としてのバリ」ではなく「暮らしの中にあるバリ」。バリ島の“本当の姿”を知りたいなら、ウブドは外せません。

ウブドが愛される5つの魅力

1. 大自然に包まれる癒しの絶景

ウブドといえば、やっぱり美しいライステラスや熱帯雨林、渓谷の景色が圧巻です。特に「テガララン・ライステラス」は、神の階段とも呼ばれるほど見事な棚田が広がり、訪れる人を圧倒します。緑に囲まれた静かな環境は、心をゆったりとリセットしてくれる最高の癒しスポットです。

2. 芸術と伝統文化が息づく“芸術の村”

ウブドには、バリ絵画や木彫り、銀細工など、職人たちの技術が今も息づいています。プリルキサン美術館やネカ美術館では、バリ独自のアートに触れることができますし、毎晩行われるバリ舞踊の公演も見逃せません。観光しながら自然とバリ文化に触れられるのが、ウブドならではの魅力です。

3. 心と体を整えるスピリチュアルな体験

ウブドはヨガや瞑想の聖地としても有名です。大自然に囲まれた環境で行うヨガは、格別の癒し効果があります。さらに、ティルタエンプル寺院での沐浴体験など、スピリチュアルなアクティビティも豊富。内面からリフレッシュしたい人にぴったりの場所です。

4. おしゃれカフェやヴィラで過ごす極上の時間

最近のウブドは、おしゃれなカフェや個性豊かなヴィラが続々と登場しています。緑豊かな景色を眺めながらゆったり過ごせるカフェ、プライベート感たっぷりのヴィラステイなど、リゾートライフを楽しみたい方にも大人気。ビーチとは違う贅沢な過ごし方ができます。

5. ローカルな市場や村で感じる“本当のバリ”

ウブド市場をはじめとするローカルなエリアでは、観光地化されすぎていない“素顔のバリ”に出会えます。朝市で地元の暮らしを垣間見たり、職人さんと直接会話しながら工芸品を手に取ったり。こうしたリアルな体験が、ウブドを訪れる人々に愛される理由のひとつです。

ウブド観光のベストシーズンは?

乾季(4月〜9月)はまさにベストタイミング

ウブド観光に最適なのは、バリ島の乾季にあたる4月〜9月。この時期は湿度が低く、晴天の日が続くため観光にもアクティビティにも絶好のコンディションです。気温は25〜30度前後と過ごしやすく、青空の下で棚田や渓谷の絶景を堪能できます。屋外でのヨガやカフェでのんびりするにも、ベストなタイミングです。

雨季(10月〜3月)でも楽しみ方はたくさん

一方、雨季(10月〜3月)は観光に不向きと思われがちですが、実はウブドならではの楽しみ方ができるシーズンです。雨のおかげで棚田はより一層青々と輝き、しっとりとした森の景色は幻想的な美しさ。雨が降ると観光客も少なくなるため、静かにウブドを楽しみたい人にはむしろおすすめです。

また、スパやカフェ巡り、美術館でのんびり過ごすには雨季も最適。屋内でじっくり楽しむスタイルなら、天候を気にせず充実した時間を過ごせます。

シーズンごとのウブドの魅力を知ろう

乾季は「外でアクティブに」、雨季は「静かに癒される」といったように、シーズンによってウブドの楽しみ方は変わります。どちらを選んでも、それぞれに魅力があるのがウブドのいいところ。自分がどんな旅をしたいのかをイメージしながら、ベストシーズンを選んでみてください。

ウブドのおすすめ観光スポット

ウブドのおすすめ観光スポット

絶対行きたいウブド王宮

ウブド王宮

ウブド観光の“ど真ん中”にある王宮

ウブド王宮(正式名称:サレン・アグン宮殿)は、ウブドの中心地に位置する歴史ある建物です。ラヤウブド通りとモンキーフォレスト通りが交差する場所にあり、初めてウブドを訪れる人でも迷わず行ける“ランドマーク”的な存在。まさに「ウブド観光はここから始まる」といってもいいスポットです。

見どころは美しいバリ建築と彫刻

ウブド王宮でまず目を引くのは、精緻な彫刻が施された立派な門や石像たち。バリの伝統建築がそのまま残されていて、細部までこだわり抜かれた装飾は圧巻です。特に、バリの著名な職人グスティ・ニョマン・レンパッドが手がけた門のレリーフは、まさに“芸術品”と言える美しさ。一歩足を踏み入れるだけで、バリの伝統文化に触れることができます。

バリ舞踊のステージにも注目

ウブド王宮は昼間の観光だけではありません。夜になると、王宮の前庭でバリ舞踊の公演が行われます。華やかな衣装に身を包んだダンサーたちが、独特なガムラン音楽に合わせて優雅に舞う姿はまさに圧巻。レゴンダンスやケチャックダンスといった伝統舞踊が披露され、バリ文化を体感できる貴重な機会です。

観光客向けの公演ですが、迫力とクオリティは本物。夕方に王宮前でチケットを購入し、夜は舞踊鑑賞で“バリの夜”を楽しむのがウブド流です。

王族が今も暮らす“生きた王宮”

実は、ウブド王宮は現在でも王族の子孫が暮らしている“現役の住まい”でもあります。見学できるのは王宮の一部ですが、普段の生活空間と観光スペースが同じ敷地内にあるというのは、なんだか不思議な感覚。観光地でありながら“生きた歴史”を感じられるのが、ウブド王宮ならではの魅力です。

ウブド観光の拠点にぴったり

ウブド王宮は、ウブド観光のスタート地点としても便利です。すぐ隣にはウブド市場やカフェ、レストランが立ち並び、王宮を起点にして徒歩での街歩きが楽しめます。アクセスも抜群なので、ウブド初心者でも安心して訪れることができます。

棚田が美しいテガラランライステラス

棚田が美しいテガラランライステラス

“神の階段”と称される絶景

ウブド中心地から車で約15分、北に位置するテガララン村には、世界的にも有名な「テガラランライステラス」があります。まるで神が作った階段のように美しく連なる棚田は、思わず息をのむ絶景スポット。青々とした田園風景がどこまでも広がり、自然と心が穏やかになります。

特に乾季の午前中は、朝日を浴びてキラキラと輝く田んぼの景色が最高。インスタ映えも間違いなしです。

フォトスポット&アクティビティも充実

テガラランライステラスには、SNSで話題の巨大ブランコ「バリスウィング」や、空中サイクリングが楽しめる「スカイバイク」など、アクティビティも豊富。空中散歩しながら棚田を一望できる贅沢な体験ができます。

また、鳥の巣を模した「バードネスト」や、舟型の展望台など、ユニークなフォトスポットも点在。どこを切り取っても絵になる景色で、観光客に大人気です。

棚田ビューのカフェでのんびり

散策やアクティビティの後は、棚田を眺めながらひと休みできるカフェもおすすめ。地元の食材を使ったランチやスイーツを味わいながら、ウブドならではのゆったりとした時間を楽しめます。

カフェによっては、テラス席が田んぼのすぐ横に設置されている場所もあり、目の前に広がる絶景を独り占めできる贅沢なひとときが過ごせます。

オプショナルツアーで効率よく回ろう

テガラランライステラスはウブドから距離があるため、カーチャーターやオプショナルツアーを利用するのが便利です。棚田観光と合わせて、ウブド王宮やティルタエンプル寺院なども回れるツアーが人気。効率よく観光スポットを巡りたい方にぴったりです。

神秘のパワースポット ティルタエンプル

ティルタエンプル

聖なる泉が湧き出る由緒ある寺院

ティルタエンプル寺院は、ウブドから車で約30分、タンパクシリンにある由緒正しきヒンドゥー教の聖地。「ティルタ=水」「エンプル=聖なる」という名の通り、境内には神聖な泉が湧き出し、古くから地元の人々に“浄化の場”として大切にされています。

この泉の水は、不老不死や無病息災のご利益があると伝えられ、地元の方はもちろん、観光客にも人気のパワースポットです。

沐浴体験で心も体もリフレッシュ

ティルタエンプルの最大の魅力は、何といっても“聖水での沐浴体験”ができること。訪れた人は、寺院の沐浴場で頭から聖水を浴び、心身を清めます。初めての方でも気軽に参加でき、バリヒンドゥーの精神文化を体感できる貴重な体験です。

沐浴用のサロン(腰布)は入口で貸し出しがあり、簡単なガイドも受けられるので安心してチャレンジできます。

世界遺産にも登録された景観

ティルタエンプルがある一帯は、バリ伝統の「スバック」と呼ばれる水利システムによって守られてきた棚田の景観が広がり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。寺院とその周辺の田園風景が一体となった神秘的な空間は、ウブドならではの美しさ。

神秘的な水の流れと、バリ島らしい自然が調和する景色は、訪れるだけで心が癒されます。

参拝マナーも大切に

ティルタエンプルは今でも地元の人々が信仰を続けている“生きた寺院”です。観光客も入場できますが、露出の多い服装はNG。入口で貸し出されるサロンやスカーフを着用し、敬意を持って訪れることが大切です。

写真撮影もOKですが、祈りを捧げる人たちの邪魔にならないよう、マナーを守って楽しみましょう。

モンキーフォレストで癒しの散策

モンキーフォレスト

ウブドで一番人気の自然保護区

モンキーフォレストは、ウブドの中心部から徒歩圏内にある自然保護区で、正式名称は「マンダラ・ウィサタ・ウェナラ・ワナ」。約200頭以上の野生の猿たちが自由に暮らすこの森は、ウブドを訪れる観光客にとって外せないスポットです。

森の中に入ると、木々の間をすばしっこく動き回る猿たちがすぐ目の前に。人懐っこい反面、いたずら好きな一面もあるので、バッグや食べ物の管理には要注意です。

バリヒンドゥーの聖域を歩く

モンキーフォレストは単なる動物園ではありません。実はここ、地元の村人たちが大切に守っている「聖域」でもあります。敷地内には、ダルム・アグン寺院などのヒンドゥー寺院が点在し、宗教的な意味合いも強いエリアです。

森の中を歩きながら、バリらしい石像やガジュマルの木が生み出す神秘的な雰囲気を味わえます。ただの「観光名所」ではなく、自然と信仰が一体となった特別な空間です。

自然に癒されるリラックスタイム

モンキーフォレストの魅力は、猿だけではありません。うっそうと茂る緑の中をゆったりと散策していると、鳥のさえずりや木々を揺らす風の音に癒され、心がスッと軽くなるような感覚に包まれます。

賑やかなウブドの街中とは対照的な、静かで涼やかな空間は、まさに“森のオアシス”。歩き疲れたらベンチでひと休みしながら、のんびり過ごすのもおすすめです。

モンキーフォレスト散策の注意点

気をつけたいのが、猿たちとの距離感。かわいさに油断して食べ物を見せたり、手荷物を無防備にしていると、すぐに奪われてしまいます。特にサングラスや帽子、飲み物などは狙われやすいアイテム。

また、猿との接触を避けるために、無理に触ろうとしたり、目を合わせすぎたりしないのがコツ。スタッフが随時見回っているので、困ったときはすぐに助けてもらえます。

ウブド市場でローカル体験

ウブド市場

ウブド王宮の目の前に広がる市場

ウブド市場(Pasar Ubud)は、ウブド王宮のすぐ向かいにある観光とローカルが交わる賑やかな市場です。2023年にリニューアルされ、現在は地上2階、地下1階の近代的な建物に生まれ変わりましたが、ローカルな雰囲気は健在です。

朝から夕方まで、多くの観光客や地元の人々で賑わい、まさに“ウブドの日常”を感じることができるスポットです。

朝市で地元の暮らしをのぞき見

朝5時ごろから始まる「朝市」は、観光客にとって特別な体験です。新鮮なフルーツや野菜、お惣菜、スパイスなど、地元の人々が普段使う食材がずらりと並びます。観光地とは違ったリアルなウブドの姿に触れられるのが魅力。

観光客向けの雑貨エリアが開くのは午前10時ごろからなので、朝市を目当てに行くなら早起き必須です。

お土産探しにぴったりの雑貨天国

10時を過ぎると、ウブド市場は観光客向けの“お土産天国”に様変わり。バリらしい籠バッグやシルバーアクセサリー、ガムランボール、カラフルなサロンなど、ここに来ればほぼ何でも揃います。

値札がない商品が多いため、値段交渉は当たり前。「いくらなら買う?」と会話しながらの駆け引きも市場ならではの楽しみ方です。

ウブド市場を楽しむコツ

市場内は人が多く、道幅も狭いため、ゆっくり見たいなら朝の早い時間か、昼過ぎの少し空いてくるタイミングがおすすめです。貴重品はしっかり管理しつつ、ローカルな雰囲気を楽しみましょう。

また、まとめ買いをすると値引き交渉がしやすくなるので、お土産をたくさん買いたい人は“まとめ買い作戦”も有効です。

芸術の村を感じるプリルキサン美術館

プリルキサン美術館

ウブドで一番歴史のある美術館

プリルキサン美術館(Puri Lukisan Museum)は、ウブドの中心部に位置するウブド最古の美術館です。「プリ=宮殿」「ルキサン=絵画」という名前の通り、王族の支援を受けて作られた“絵画の宮殿”。観光客にとっても、ウブドの芸術文化をじっくり味わえる貴重なスポットです。

ウブド王宮から徒歩5分ほどなので、街歩きの途中にふらっと立ち寄れるのも魅力です。

バリ絵画の歴史を一度に体感

館内には、バリ伝統絵画から近代アートまで幅広い作品が展示されています。展示は時系列に並んでいるので、バリ絵画がどのように進化してきたのかがとても分かりやすいです。

古典的なカマサンスタイル、写実的なバトゥアンスタイル、そして西洋絵画の影響を受けた現代作品まで、ウブドならではの“バリアートの世界”にじっくり浸ることができます。

中庭の散策も楽しみのひとつ

プリルキサン美術館の敷地内には、バリらしい緑豊かな中庭が広がっています。木漏れ日の中を歩きながら、美しい庭園や池を眺めるだけでも癒されます。アート鑑賞の合間にゆったりと過ごす時間は、ウブドならではの贅沢な体験です。

時には期間限定の特別展示やイベントが開催されることもあり、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。

アート好きだけじゃなく初心者にもおすすめ

「美術館ってちょっと敷居が高い…」と感じる方にも、プリルキサン美術館はおすすめです。作品の説明はシンプルで分かりやすく、バリ文化を学ぶ場としてもぴったり。初めてバリを訪れる方にも“バリアートって面白い!”と思わせてくれる、親しみやすい空間です。

カフェやミュージアムショップも併設されているので、アート鑑賞の後はゆったりとカフェタイムも楽しめます。

ウブドへの行き方と旅のコツ

ウブドへの行き方と旅のコツ

デンパサール空港からのアクセス

ウブドまでの距離と所要時間

バリ島の玄関口、デンパサール国際空港(正式名称:ングラ・ライ国際空港)からウブドまでは約35km。車での移動が基本で、通常は1時間30分前後かかります。ただし、道路事情や時間帯によっては渋滞に巻き込まれることもあるので、余裕を持ったスケジュールが安心です。

移動手段は「車」がメイン

バリ島は日本のような公共交通機関(鉄道や路線バス)がほぼ整備されていません。そのため、ウブドへ行くには以下のような車移動が一般的です。

  • 空港タクシー
    空港公式タクシーのカウンターで申し込むスタイル。料金はあらかじめ決まっているため、ぼったくりの心配は少ないですが、やや割高になることもあります。
  • 配車アプリ(GrabやGojek)
    現地で使われる配車アプリを利用すれば、明朗会計で比較的リーズナブル。ただし、ウブドの中心地までは乗り入れ規制がかかるエリアもあるので注意が必要です。
  • ホテルの送迎サービス
    宿泊先のホテルで送迎を手配するのが一番ラクで安心。事前予約すれば、到着後すぐに快適な移動ができます。料金はホテルごとに異なりますが、クオリティ重視ならおすすめ。
  • カーチャーター
    1日貸切でドライバー付きの車をチャーターするのも人気。空港からウブドへの移動+そのまま観光スポット巡りにも使えるので、効率よく旅を楽しみたい方にぴったりです。

渋滞を避けるなら時間帯もチェック

バリ島は通勤・通学時間帯(朝7〜9時、夕方16〜19時)になると、主要道路が混雑します。特に空港周辺やウブド近郊の渋滞はなかなかのもの。できれば混雑を避ける時間帯を狙って移動するとスムーズです。

また、飛行機の到着時間と合わせて移動手段を確保しておくのが、ストレスフリーな旅のコツです。

ウブド観光に便利な移動手段

ウブドの街中は“徒歩”が基本

ウブド中心部はコンパクトで、観光スポットが徒歩圏内に集まっています。ウブド王宮やウブド市場、モンキーフォレスト通りなどは歩いて散策できるので、街歩きを楽しみながら観光するのが王道スタイルです。

細い路地やカフェ、雑貨屋さんが立ち並ぶ道は、ゆっくり歩くからこそ発見できる魅力がたくさん。車では気づけない“ウブドらしさ”を感じられます。

ウブド郊外は“カーチャーター”が便利

ウブド郊外に点在するテガラランライステラスやティルタエンプル寺院、エレファントサファリなどへ行く場合は、車での移動が必須です。

  • 1日カーチャーター
    ウブド滞在中に効率よく観光地を回るなら、ドライバー付きのカーチャーターが便利。自分たちのペースで動けるので、時間を気にせず観光を楽しめます。
  • オプショナルツアー
    初めてウブドを訪れる方には、ガイド付きのオプショナルツアーもおすすめ。移動だけでなく、現地情報や歴史、観光スポットの解説もしてくれるので安心して楽しめます。

“バイクレンタル”は経験者向け

ローカルの人たちはバイク移動が基本ですが、ウブドの道路は細く、観光客には難易度が高め。運転に自信がある方や、二輪に慣れている方ならバイクレンタルも選択肢になりますが、初心者にはあまりおすすめできません。

安全面や道路事情を考えると、無理せず車移動を選ぶのがベターです。

GrabやGojekも使い方次第で便利

バリ島では配車アプリ(GrabやGojek)が使えるエリアもあります。中心部のホテルからカフェやスパへのちょっとした移動なら、アプリで簡単に呼べて便利。ただし、ウブド中心部は地元タクシーとの兼ね合いで制限があることもあるので、使える範囲を事前に確認しておきましょう。

帰りの足を確保するのも大事

ウブドでは“行きは良いけど帰りのタクシーが捕まらない”なんてことも珍しくありません。だからこそ、ホテル送迎やチャーター、ツアーを活用して“帰りの足”を確保しておくのが旅の安心ポイントです。

初心者におすすめのモデルコース

ウブドを初めて訪れるなら、人気スポットを効率よく巡る“鉄板コース”がおすすめです。のんびりしつつもウブドらしさをしっかり感じられるプランをご紹介します。

【午前】ウブド王宮&市場をのんびり散策
朝はウブド王宮からスタート。美しいバリ建築と精緻なレリーフをじっくり見学しながら、ウブドの歴史に触れましょう。そのままウブド市場へ足を運び、ローカルの雰囲気を楽しみながらお土産探し。朝の涼しいうちに街歩きを楽しむのがポイントです。

【昼】絶景カフェでランチタイム
ウブドの街歩きで少し疲れたら、ライステラスが一望できるカフェでランチを。森に囲まれたテラス席で、バリ料理や南国フルーツのスムージーを楽しめば、リゾート気分もグッと高まります。

【午後】テガララン&ティルタエンプル巡り
午後は車でテガラランライステラスへ。棚田の絶景を眺めたり、バリスウィングでフォトジェニックな1枚を撮ったり、アクティビティも充実。その後、ティルタエンプル寺院へ移動し、聖なる泉での沐浴体験にチャレンジ。ウブドならではのスピリチュアルな体験が旅の思い出になります。

【夕方】バリ舞踊を楽しむ夜のウブド王宮
ウブドに戻ったら、夜は王宮前庭で開催されるバリ舞踊を鑑賞。幻想的なガムラン音楽と、華やかな衣装に包まれた伝統舞踊で、ウブドの夜を締めくくりましょう。夕方に現地でチケットを購入すれば、気軽に楽しめるのもポイントです。

【番外編】スパやヨガでさらに癒しをプラス
時間に余裕があれば、合間にスパやヨガ体験を組み合わせるのもおすすめです。ウブドには自然と一体化した癒しの施設がたくさんあるので、自分へのご褒美にもぴったりです。

ウブド観光の治安と注意点

ウブドはバリ島の中でも治安が良いエリアとして知られています。高級リゾートやスピリチュアルな観光地が多く、夜も静かで落ち着いた雰囲気が特徴です。地元の自警団「ポチャラン」も地域の安全を守っており、観光客が安心して滞在できる環境が整っています。

とはいえ、観光地ならではの軽犯罪には注意が必要です。特にスリや置き引きはゼロではありません。市場や混雑した通りでは、バッグは体の前に持ち、スマホや財布の管理も徹底しましょう。バイクに乗ったひったくりが狙うのは“スマホを片手に歩く観光客”だったりするので油断は禁物です。

また、寺院や聖地を訪れる際はマナーを守ることも大切です。露出の多い服装は避け、貸し出されるサロンやスカーフを必ず着用するのがバリの基本ルールです。写真撮影もOKですが、祈っている方の邪魔にならないよう配慮を忘れずに。

夜のウブドは比較的安全ですが、街灯が少ない道もあります。夜遅くまで出歩く際は、できるだけ複数人で行動し、ホテルまでの帰り道も事前に確認しておくと安心です。配車アプリやホテル送迎を活用するのも賢い選択です。

また、ウブド周辺は自然が豊かで動物も多く、モンキーフォレスト付近では猿によるトラブルもあります。むやみに餌を与えたり、荷物を無防備にしているとイタズラされることもあるので、適度な距離感を保つのがポイントです。

交通面でも注意が必要で、ウブドではメータータクシーが走っていないエリアも多いため、チャーターや送迎を事前に手配することをおすすめします。行きは良くても帰りの足がなくて困る、というのはよくある話です。

まとめると、ウブドは治安が良いとはいえ、日本と同じ感覚ではなく「最低限の自己防衛」は必須。マナーを守って行動すれば、安心して素敵なウブド時間を楽しむことができます。

まとめ:ウブド(バリ島 インドネシア)は“癒しと文化”の宝庫

まとめ:ウブド(バリ島 インドネシア)は“癒しと文化”の宝庫

記事のポイント

  1. ウブドはバリ島中部に位置する自然と文化が融合した癒しのエリア
  2. ビーチリゾートとは異なり、棚田や渓谷などの絶景が楽しめる
  3. 芸術の村として伝統工芸や美術館巡りが人気
  4. 聖水での沐浴が体験できるティルタエンプルは外せないスポット
  5. ウブド王宮では毎晩バリ舞踊の公演が行われる
  6. ウブド市場でローカル体験とお土産探しが楽しめる
  7. モンキーフォレストでは野生の猿と自然散策ができる
  8. デンパサール空港からは車で約1時間30分でアクセス可能
  9. 観光には徒歩とカーチャーター、送迎サービスの活用が便利
  10. 治安は良好だが、スリやマナー違反には注意が必要

総括

バリ島の中でも、ウブドはビーチリゾートとはひと味違う、自然と伝統文化が息づく特別なエリアです。静かで落ち着いた雰囲気の中で、美しい棚田や渓谷、ヒンドゥー寺院、バリ舞踊といった「本当のバリ島らしさ」に触れることができます。

街歩きからスピリチュアル体験、アート巡りまで、のんびりと自分のペースで楽しめるのがウブドの魅力。自然の中で心も体もリフレッシュできる、まさに癒しのリゾートです。

アクセスは車移動が基本ですが、チャーターや送迎を活用すればストレスなくウブドを楽しめます。治安も比較的良好ですが、観光地としての最低限の注意は忘れずに。

バリ島を訪れるなら、ぜひウブドの魅力を体感してみてください。海とは違う、もうひとつのバリ島がきっと好きになるはずです。

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