
2026年現在、中国への渡航はビザ免除措置によりぐっと身近になりましたが、一方で「Googleが使えない」「現金が使えない」といった独自のルールに戸惑う声も多く聞かれます。「中国旅行 注意点」と検索してこの記事にたどり着いたあなたも、ネット環境や支払い方法、現地の治安に不安を感じているのではないでしょうか。
今の中国旅行で最も警戒すべきは、スリなどの犯罪よりも「デジタル準備不足」です。ここを疎かにすると、現地で連絡手段を失い、買い物すらできない事態になりかねません。この記事では、最新のビザ事情から必須アプリの設定まで、渡航前に絶対知っておくべき情報を網羅しました。
- この記事でわかること
- 日本人のビザ免除条件と30日ルールの詳細
- 中国でネットを使うためのVPN・eSIM選び
- 現金不可を防ぐWeChat/Alipayの設定手順
- 反スパイ法など治安・法律面のタブー
しっかりと事前対策をして、トラブルのない快適な中国の旅を実現させましょう。
2026年最新|中国旅行の注意点は「デジタルの壁」と「ビザ免除」の理解から

2026年の中国旅行における最大の注意点は、GoogleやLINEが遮断される特殊な通信環境への対策と、最新のビザ免除ルールの把握です。日本人は短期観光であればビザは不要ですが、デジタル面の準備不足は現地で「連絡が取れない」「地図が見られない」といった致命的なトラブルに直結します。
【ビザ免除】日本人は「30日以内」なら不要だが条件確認は必須
2024年末に発表された新しい政策により、日本人観光客の中国入国条件は大きく緩和されました。まずは自身の旅程が免除対象に含まれているか、正確に確認しましょう。
2026年末までは「パスポートのみ」で入国可能
日本国籍の方が観光、商用、親族訪問、トランジットを目的に中国へ渡航する場合、滞在日数が30日以内であればビザは不要です。この措置は2026年12月31日まで適用されるため、1週間程度の一般的な旅行であれば、面倒なビザ申請手続きなしでパスポートだけで出発できます。
ただし、以下のケースは免除対象外となるため注意が必要です。
- 31日以上の滞在:現地での延長手続きは非常に煩雑です。
- 留学・就労・取材:報酬を得る活動や長期学習は、期間に関わらず専用ビザが必須です。
- パスポート残存期間不足:入国時に6ヶ月以上の有効期間が残っていることが推奨されます。
30日を超える滞在とオーバーステイのリスク
「30日ルール」の運用は厳格です。もし滞在が30日を超えてしまうと、1日あたり500元(約1万円)の罰金や、将来的な入国禁止処分を受ける可能性があります。
病気や事故など正当な人道的理由がない限り、現地での滞在延長は認められないことが多いのが実情です。シルクロード周遊や複数都市を巡る長期旅行を計画する場合は、余裕を持って28〜29日目で出国できるようフライトを手配してください。
【ネット規制】VPNかeSIMがないと現地で「デジタル難民」になる
中国には「グレート・ファイアウォール(金盾)」と呼ばれるインターネット検閲システムが存在します。これにより、普段日本で使っている主要なアプリやWebサービスは、中国国内のWi-Fiに接続しただけでは一切利用できません。
GoogleやLINEが使えない「壁」の実態
渡航前に何の対策もしないと、中国に到着した瞬間から以下のサービスが使えなくなります。
- 連絡手段:LINE、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、Gmail
- 検索・地図:Google検索、Googleマップ、YouTube
家族への連絡も、現在地の確認もできなくなるため、対策は「推奨」ではなく「必須」です。解決策としては、通信を海外経由に偽装する「VPN」を利用するか、検閲の影響を受けない「ローミング通信」を使うかの2択になります。
初心者は「eSIM」や「海外ローミング」が確実
設定の簡単さと安定性を重視するなら、VPNよりも海外旅行用eSIMや、日本の携帯キャリアが提供する国際ローミングの利用が最もリスクが低いです。
これらの通信方式は、データが一度日本などの海外サーバーを経由して接続されるため、中国国内にいながら「日本からのアクセス」として扱われます。結果として、特別なアプリ操作なしでLINEやGoogleマップをそのまま利用可能です。1週間程度の短期旅行であれば、VPNの月額契約をするよりもeSIMのデータ無制限プランなどを購入する方が、コストパフォーマンスと手軽さで勝る場合が多いでしょう。
VPNを選ぶなら「接続安定性」を最優先に
もしVPNサービスを利用する場合は、サービスの選び方に注意が必要です。「有名だから」という理由だけで選ぶと、現地で全く繋がらないことがあります。
2025年時点の調査では、以前定番だった大手VPNサービスでも接続が不安定になるケースが報告されています。一方で、検知回避技術に長けたLetsVPNなどは比較的安定して接続できるとの評価があります。無料のVPNアプリはセキュリティリスクが高い上にほとんど機能しないため、有料で実績のあるサービスを選び、必ず日本にいる間にインストールと設定を済ませておくことが鉄則です。現地到着後ではアプリストア自体にアクセスできず、ダウンロードすらできません。
【必須アプリ】WeChat・Alipay・地図アプリは渡航前に設定完了させる
通信環境を確保しても、現地の生活インフラを利用するには「中国独自のエコシステム」への適応が求められます。特に決済と地図アプリは、日本とは全く異なるツールが必要です。
「WeChat」と「Alipay」の2つがあれば安心
中国はキャッシュレス社会が極度に進んでおり、現金が使えない、またはお釣りがない場面が頻発します。旅行者の生存戦略として、WeChat(微信)とAlipay(支付宝)の2大決済アプリは両方ともスマートフォンに入れておきましょう。
これらは現在、日本のクレジットカード(Visa/Mastercard等)を紐づけて利用可能です。重要なのは、アプリを入れるだけでなく「実名認証(本人確認)」まで日本で完了させておくことです。パスポート情報を登録しない状態では利用限度額が極端に低く、ホテルの支払いや少し高価な食事で決済エラーが起きる原因になります。
地図はGoogleではなく「Baidu Maps」か「高徳地図」
中国国内の地図データに関して、Googleマップは情報が古く、位置情報のズレも発生するため実用的ではありません。現地での移動には以下のアプリを使用します。
- Baidu Maps(百度地図):店舗情報や交通機関のデータが最も正確。ただし表記は中国語のみ。
- iPhone純正「マップ」:iPhoneユーザーであれば、純正マップが中国の「高徳地図」のデータを参照するため、日本語UIのまま比較的正確な地図を利用できます。
Androidユーザーや、より詳細な情報を知りたい場合は、Baidu Mapsの使い方(行きたい場所の漢字検索など)に慣れておくことをおすすめします。
翻訳アプリはオフライン対応が鍵
言葉が通じない場面に備え、翻訳アプリも必須です。Google翻訳も使えますが、前述のネット規制で接続できない場合に備え、オフライン翻訳ファイル(中国語)を必ずダウンロードしておいてください。また、現地発の「Baidu Translate」は画像翻訳や音声認識の精度が高く、メニューを読む際などに重宝します。
【入国審査】帰国便の提示と滞在先情報の正確な申告がカギ
ビザ免除で入国しやすくなった反面、入国審査(イミグレーション)でのチェックは厳格に行われています。スムーズに通過するために、書類の不備をなくすことが大切です。
入国カードの「滞在先住所」は正確に
機内または到着時に記入する「入国カード(Arrival Card)」の滞在先欄は、審査官が最も注目するポイントの一つです。「未定」や空欄にしておくと、別室で長時間の質問を受けるリスクがあります。
最初に宿泊するホテルの正式名称と電話番号を事前にメモしておき、正確に記入してください。友人宅に泊まる場合も、その住所と連絡先が必須です。
帰国用チケットの控えをすぐ出せるように
ビザ免除の条件は「30日以内の出国」です。入国審査官から、帰国用航空券(または第三国への乗り継ぎチケット)の提示を求められることがあります。
この時、スマホの画面を見せようとしても電波が繋がらない可能性があるため、eチケットの控え(PDF)をオフラインで表示できるように保存するか、紙に印刷して持参するのが確実です。「いつ帰るか」を客観的に証明できれば、審査はスムーズに完了します。
指紋採取と顔写真撮影
入国時には指紋採取と顔写真撮影が行われます。案内に従って指をスキャナーに置くだけですが、自動化ゲートは長期滞在者向けの場合が多く、短期旅行者は有人カウンターへ並ぶのが一般的です。係員の指示に従い、帽子や眼鏡を外して手続きを行ってください。
現地で「現金が使えない・泊まれない」を防ぐ決済と宿泊の対策

中国旅行で最も現実に直面するトラブルは、日本とは全く異なる「決済ルール」と「宿泊事情」によるものです。現地で路頭に迷わないためには、出発前にモバイル決済の実名認証を完了させ、宿泊施設が外国人の受け入れに対応しているかを入念に確認する必要があります。
【完全キャッシュレス】WeChat PayとAlipayの「実名認証」を済ませる
中国の都市部では現金が使える場面が激減しており、お釣りの用意がない店舗や、そもそも現金での支払いを拒否されるケースも珍しくありません。旅行者の「財布」となるのはスマートフォンです。
アプリを入れるだけでは不十分
主要な決済手段であるWeChat Pay(微信支付)とAlipay(支付宝)は、どちらもインストールしておきましょう。2025年現在、これらのアプリには日本のクレジットカード(Visa/Mastercard等)を直接紐づけることができます。
しかし、カード情報を登録しただけでは準備完了ではありません。最も重要なのは、パスポート情報を用いた「実名認証(Identity Verification)」まで済ませることです。この認証を行わないアカウントは利用限度額が極めて低く設定されており、ホテル代の支払いや免税店での買い物で決済エラーが発生する原因になります。
パスポート顔写真登録で制限を解除する
実名認証を完了させるには、アプリ内でパスポートの顔写真ページをアップロードし、顔認証(自撮り)を行う必要があります。
- 未認証の場合:1回あたりの決済上限が500ドル未満など厳しく制限される場合があります。
- 認証済みの場合:1回あたり最大5,000ドル(約75万円)、年間50,000ドルまで利用枠が拡大されます。
認証手続きには審査時間がかかることもあるため、必ず日本にいる間に済ませておいてください。現地到着後に慌ててやろうとしても、通信環境やSMS認証の問題で詰むリスクがあります。
【手数料の罠】200元超えで3%発生?現金とカードの使い分け戦略
モバイル決済は便利ですが、外国のクレジットカードを利用する場合には特有の「手数料ルール」が存在します。無駄な出費を抑えるために、金額に応じた使い分けを意識しましょう。
「200元の壁」を意識する
WeChat PayやAlipayで海外クレジットカード決済を行う際、1回の支払額が200元(約4,000円)以下であれば手数料は免除されます。
一方で、200元を超えた場合は、決済額全体に対して3%の手数料が加算されます。例えば1,000元の支払いをする場合、30元の手数料が上乗せされ、カード会社への請求は1,030元となります。さらに日本のカード会社側の海外事務手数料(約2%前後)もかかるため、合計で5%近いコスト増になりかねません。
コンビニはアプリ、高額決済は物理カードで
手数料を節約するための現実的な戦略は以下の通りです。
- コンビニ・タクシー・屋台:200元以下がほとんどなので、積極的にモバイル決済を利用する。
- 高級ホテル・デパート:物理的なクレジットカード(プラスチックカード)が使える端末がある場合は、カードで直接支払う。店側が加盟店手数料を負担するため、利用者側の3%手数料を回避できる場合があります。
- 現金(人民元)の予備:通信障害やスマホの紛失、地方都市での利用に備え、2〜3万円分の現金は必ず持参しましょう。10元や20元の小額紙幣を多めに用意しておくと、お釣りがない場面でもスムーズです。
【宿泊拒否】「外国人お断り」を避けるホテル予約と確認テクニック
2024年に中国政府は「ホテルにおける外国人受け入れ制限」の撤廃を通知しましたが、現場レベルでは依然として宿泊を断られるケースが後を絶ちません。
なぜ「泊まれない」トラブルが起きるのか
中国の宿泊施設は、宿泊客の身分情報を公安局へ登録する義務があります。この際、外国人のパスポート情報を入力するシステムが未導入だったり、スタッフが操作方法を知らなかったりする施設では、トラブルを避けるために「外国人は泊まれない(接待外宾不可)」と断ることがあるのです。
特に、安価な民宿や地方の小規模ホテルではこの傾向が強く残っています。予約サイトで予約が完了していても、現地フロントで拒否されれば他を探すしかありません。
Trip.comでの検索と「チャット確認」
宿泊トラブルを未然に防ぐための確実な方法は以下の2点です。
- グローバル版OTAを利用する:中国国内向けの予約サイトではなく、Trip.comなどのグローバル版サイトを利用しましょう。外国人受け入れ可能なホテルが優先的に表示される傾向があります。
- 予約直後のチャット確認:予約完了後、アプリ内のチャット機能を使ってホテルに直接問い合わせます。「私は日本のパスポートを持っていますが、宿泊登記は可能ですか?(我是拿日本护照的,能接待外宾吗?)」と送り、「問題ない」という言質を取っておけば安心です。
絶対に失敗したくない場合は、マリオットやIHG、ヒルトンといった国際チェーンホテルや、4つ星以上のホテルを選ぶのが最も安全な選択肢です。
【衛生事情】トイレットペーパー持参と「飲み水」の確保は絶対条件
中国の衛生環境は都市部を中心に劇的に改善されていますが、水回りに関しては日本とは異なる常識で動く必要があります。
紙がない・流せないトイレへの備え
観光地の公衆トイレや駅のトイレでは、個室内にトイレットペーパーが備え付けられていないことが基本です。入り口の共有ホルダーから必要な分を取るタイプもありますが、紙切れの場合も多いため、ポケットティッシュや水に流せるウェットティッシュは必ずカバンに入れておきましょう。
また、配管が細い古い施設では、使用済みの紙を便器に流さず、横にあるゴミ箱に捨てるルールの場合があります。掲示を確認し、詰まりの原因を作らないよう注意してください。
水道水は絶対に飲まない
中国の水道水(硬水)は、そのまま飲用することを想定していません。配管の老朽化などの懸念もあるため、ホテルで歯磨きをする程度なら問題ありませんが、飲用は厳禁です。
飲み水は必ずコンビニやスーパーでペットボトルのミネラルウォーター(矿泉水)を購入してください。なお、中国のレストランでは冷たい水(お冷)は出てきません。代わりに提供されるお茶や白湯(お湯)は、一度沸騰させてあるため衛生的に安全です。胃腸が弱い方は、生野菜やカットフルーツも避け、加熱された料理を選ぶと安心でしょう。
安全な中国旅行のために知っておくべき治安・法律面の注意点

中国は一般的な犯罪発生率が低く比較的治安が良い国ですが、日本とは異なる法規制や政治的なタブーが存在します。特に「反スパイ法」や「身分証携帯ルール」など、旅行者が無自覚に違反しやすいポイントを押さえておくことが、無用なトラブルを回避する鍵です。
【反スパイ法】軍事施設やデモの「写真撮影」はスパイ容疑のリスクあり
2023年に改正された「反スパイ法」により、国家安全に関わる情報の定義が拡大されました。旅行者が最も注意すべきなのは、意図せぬ「写真撮影」が疑いを招くケースです。
レンズを向けてはいけない場所
観光地であっても、以下の施設や対象物にカメラやスマートフォンを向けることは厳禁です。
- 軍事関連施設:軍の車両、演習風景、駐屯地の入り口。
- 警察・公安施設:パトカー、派出所、検問所。
- 重要インフラ:国境検問所、発電所、ダム、一部の橋梁。
- デモや抗議活動:もし遭遇しても、興味本位で撮影せず速やかにその場を離れてください。
特に新疆ウイグル自治区やチベット自治区などの敏感な地域では、街中の警備体制そのものが撮影禁止対象となる場合があるため、細心の注意が必要です。
もし警察官に止められたら
万が一、撮影禁止エリアで警察官や警備員に呼び止められた場合は、決して抵抗や弁解をしないでください。
即座に謝罪し、その場で指示に従って画像を削除する姿勢を見せることが重要です。素直に応じることで、多くの場合はデータの消去と厳重注意だけで済みます。「知らなかった」で押し通そうとせず、現地のルールに従う態度が自身の身を守ります。
【スマホ検閲】不必要なデータは削除し、VPN利用も慎重に行う
中国では、入国時や街中の検問(特に政治的に敏感な時期や地域)において、警察官がスマートフォンの内容を確認する法的権限を持っています。
渡航前の「デジタル・クリーニング」
一般的な観光客が検査対象になることは稀ですが、リスクを最小限にするために、渡航前には端末内のデータを整理しておくことを推奨します。
特に、中国政府や政治体制に批判的な画像、文書、SNSの投稿履歴などは、無用な疑いを避けるために削除するか、閲覧できない状態にしておきましょう。仕事の機密データが入っている端末とは別に、旅行用のサブ端末を用意するのも有効な自衛策です。
VPNを使ったSNS発信は控える
VPNを利用して日本のサイトを閲覧すること自体で、旅行者が即座に処罰された事例はほとんどありません。しかし、VPNを経由して政治的な意見をSNSで発信・拡散する行為は、監視の対象となり得ます。
現地滞在中は、家族への連絡や情報収集など「受信」を中心の利用にとどめ、不特定多数に向けた派手な「発信」は控えるのが賢明です。
【移動トラブル】空港の白タク・客引きは無視し「公式乗り場」へ
空港や駅の出口付近では、旅行者を狙った「白タク(非認可タクシー)」や強引な客引きが待ち構えています。これらは法外な料金を請求される代表的なトラブル源です。
「安いよ」「正規だよ」は全て無視
到着ロビーを出ると、「タクシー?」「ホテルまで安く行くよ」と日本語や英語で話しかけてくる人物がいますが、これらは100%無視してください。彼らは正規の運転手ではありません。
一度乗ってしまうと、メーターを使わずに高額な言い値を請求されたり、目的地と違う場所へ連れて行かれたりするリスクがあります。親切そうに見えても、絶対について行ってはいけません。
「公式乗り場」か配車アプリ「DiDi」を使う
安全に移動するための手段は以下の2つです。
- 公式タクシー乗り場(出租车排队处):案内表示に従って列に並び、係員がいる乗り場から乗車します。正規タクシーはメーター制で、ボッタクリのリスクは低いです。
- 配車アプリ「DiDi(滴滴出行)」:Alipay内のミニアプリや専用アプリから呼べます。乗車前に料金が確定し、ドライバーの身元も明らかなため、言葉が通じない旅行者にとって最も安全で確実な手段です。
【常時携帯】パスポート不携帯は法律違反になるため原本を持ち歩く
日本では身分証のコピーで済ませることもありますが、中国において外国人はパスポート原本の常時携帯が法律で義務付けられています。
「コピー」では通用しない現実
「紛失が怖いからホテルに置いておきたい」と考えるかもしれませんが、中国では以下のような日常的な場面で原本の提示(スキャン)が求められます。
- 高速鉄道(新幹線)の乗車:切符代わりとして改札機に通します。
- 長距離バスの利用:チケット購入と乗車時に必須です。
- 観光施設の入場:故宮博物院など主要スポットは実名予約制で、入館時にパスポートが必要です。
- 街中の検問:警察官による職務質問があった場合、原本がないと身分を証明できません。
紛失対策をした上で持ち歩く
パスポート不携帯は罰金や勾留の対象となる可能性があります。そのため、「肌身離さず持ち歩く」ことを前提に対策を講じてください。
スリ被害に遭わないよう、リュックの外ポケットではなく、衣服の下に隠せるセキュリティポーチや、チェーン付きの内ポケットに入れて管理することをおすすめします。万が一の紛失に備え、顔写真ページのコピー(紙および画像データ)を別の場所に保管しておくことも忘れないでください。
インプットした記事内容に基づき、読者の次のアクションを明確にしたまとめ文を作成します。
【まとめ】中国旅行の注意点は「事前準備」で9割決まる!

2026年の中国は、ビザ免除により以前よりも気軽に訪れることができるようになりました。しかし、これまで解説してきた通り、「中国旅行 注意点」の核心は、現地の特殊なデジタル環境とルールへの適応にあります。現地に着いてからでは手遅れになる設定も多いため、必ず日本にいる間に準備を完了させてください。
最後に、安全で快適な旅にするためのチェックリストをまとめます。
- 滞在日数:30日以内ならビザ不要(パスポート残存期間を確認)
- 通信確保:接続が安定するeSIMかVPNを日本で契約・設定する
- 決済手段:WeChat PayとAlipayを実名認証済みにしておく
- 宿泊予約:Trip.comなどで「外国人受入可」を確認・チャット連絡
- 地図アプリ:Baidu Mapsや高徳地図(iPhone純正)を準備
- 移動手段:空港の白タクは無視し、公式乗り場かDiDiを利用
- 必須携帯:パスポート原本は肌身離さず持ち歩く
- 法律遵守:軍事施設やデモの撮影は絶対に避ける
不安な点は一つずつ解消し、広大な中国の魅力を存分に楽しんできてください。
