
もう迷わない!最高の台湾お土産 お茶を見つける旅へ。
台湾旅行の楽しみの一つ、お土産選び。でも、いざお茶屋さんに行くと「凍頂烏龍茶」「東方美人茶」…種類の多さに圧倒されて、どれを選べばいいか分からなくなってしまいませんか?
「せっかくなら本当に美味しいと喜ばれるものを贈りたい」
「自分の好みにも合う、特別な一杯を見つけたい」
そんなあなたのための、台湾お土産 お茶選びの完全ガイドです。この記事を読めば、もうお土産選びで迷うことはありません。
●この記事を読んでほしい人
- 初めて台湾でお茶のお土産を選ぶ方
- 贈る相手の好みに合わせた、気の利いたお土産を探している方
- 味や値段、パッケージなど、こだわって選びたい方
●この記事を読むメリット
- 代表的な台湾茶5種類の特徴と味わいが分かる
- 紅茶好き、緑茶派など相手の好みに合うお茶が見つかる
- おしゃれな専門店から高コスパな問屋まで、目的別のお店が分かる
- 試飲できるお店や、空港で買える人気商品など、便利な情報が手に入る
- もう迷わない!自信を持って最高のお土産を選べるようになる
さあ、あなたと、あなたの大切な人のための一杯を見つける旅を始めましょう。
台湾土産のお茶、あなたに合う一杯の見つけ方

迷ったらコレ!王道の「凍頂烏龍茶」
数ある台湾茶の中から、お土産でどれか一つを選ぶのに迷ったら、まず手に取ってほしいお茶が「凍頂烏龍茶(とうちょうウーロンちゃ)」です。「烏龍茶の王様」とも呼ばれるほど台湾で最も有名で、誰にでも愛される王道の一杯と言えるでしょう。
その理由は、華やかな香りと香ばしい味わいの絶妙なバランスにあります。日本の緑茶とは違う、台湾茶ならではの奥深い魅力をしっかりと感じさせてくれる一方で、クセが強すぎず非常に飲みやすいのが凍頂烏龍茶の大きな魅力です。台湾茶が初めての方へのお土産に選んでも、きっと喜ばれます。
どんな味と香り?
凍頂烏龍茶を淹れると、まず蘭の花を思わせるような、品の良い華やかな香りが立ち上ります。口に含むと感じるのは、優しく滑らかな口当たりと、焙煎によるナッツのような心地よい香ばしさです。
そして、質の良い凍頂烏龍茶の最大の特徴が「回甘(フイガン)」と呼ばれる、飲んだ後に喉の奥からじんわりと湧き上がってくる甘い余韻です。このすっきりとした甘みが長く続くため、一杯で何度も美味しい、満足感のあるティータイムを演出してくれます。
覚えておきたい2つのスタイル
お店で凍頂烏龍茶を探していると、「清香」や「濃香(炭焙)」といった種類があることに気づくかもしれません。これは製法の違いによるもので、味わいが異なります。贈る相手の好みを想像しながら選ぶのも楽しい時間です。
清香(チンシャン)
焙煎を軽く仕上げた、爽やかなタイプです。花の香りがより際立ち、フレッシュでみずみずしい味わいが特徴。すっきりとした飲み心地を好む方におすすめです。
濃香(ノンシャン)または炭焙(タンベイ)
伝統的な製法でしっかり焙煎した、コクのあるタイプです。香ばしさが強く、温かみのある深い味わいが楽しめます。ほうじ茶やコーヒーのような、焙煎系の飲み物が好きな方にきっと気に入ってもらえます。
紅茶好きが驚く蜜香の「東方美人茶」
もしお土産を贈る相手が普段から紅茶を愛飲している方なら、「東方美人茶(とうほうびじんちゃ)」を選ぶと、きっと素敵な驚きをプレゼントできます。
東方美人茶は発酵度が高く、紅茶のようにも見える美しい琥珀色をしています。しかし、味わいは紅茶とまったく異なり、特有の渋みがほとんど感じられません。口に広がるのは、うっとりするほど甘く、芳醇な香りです。
自然が生んだ奇跡の「蜜香」
東方美人茶の最大の魅力は、「蜜香(ミーシャン)」と呼ばれる、蜂蜜や完熟した果実を思わせる天然の甘い香りです。この香りは、人工的なフレーバーではなく、自然の営みから生まれる奇跡の産物です。
その秘密は「ウンカ」という小さな虫にあります。夏の時期に発生するウンカが若い茶葉を噛むと、茶葉は自分を守るために特別な成分を分泌します。実は、この成分こそが、あの甘い香りの源なのです。ウンカの力を借りる必要があるため、東方美人茶は農薬を使わずに栽培されます。まさに、台湾の豊かな自然が育んだ、特別な一杯と言えるでしょう。
物語を贈る、という体験
東方美人茶には、その名前の由来となった美しい伝説も残っています。かつてイギリスのヴィクトリア女王がこのお茶を飲んだ際、その素晴らしい香りと味わいに感動し、「オリエンタル・ビューティー」と名付けた、と伝えられています。
茶葉そのものも、白、黄、赤、緑、褐色と色彩豊かで、「五色茶」という別名を持つほど華やかです。
このお茶を選ぶことは、単なる飲み物ではなく、台湾の自然と歴史が織りなす美しい物語を贈るようなもの。話の弾む、記憶に残るお土産になります。
緑茶派に贈りたい優雅な「文山包種茶」
日本の煎茶や玉露のような、すっきり上品な味わいが好きな方へのお土産には「文山包種茶(ぶんさんほうしゅちゃ)」がぴったりです。台湾茶の中でも、最も緑茶に近い感覚で楽しめる、非常に繊細な烏龍茶です。
凍頂烏龍茶のような香ばしさや、東方美人茶のような濃厚な甘さとは対照的に、文山包種茶の魅力はその清らかな香りにあります。烏龍茶でありながら発酵度がごく低いため、渋みや雑味がほとんどなく、クリーンな飲み心地が特徴です。
「香りを飲む」と称される蘭の花の香り
文山包種茶は、地元台湾で「香りを飲むお茶」と表現されるほど、その香りが珍重されています。
カップにお湯を注ぐと立ち上るのは、まるで蘭の花畑にいるかのような、清々しく優雅な香りです。味わいはとても軽やかで、口の中に爽やかな風が吹き抜けるような感覚を覚えるでしょう。淹れたお茶の色も、輝くような淡い黄緑色で、見た目にもその繊細さが伝わります。
上品さが伝わる知的な贈り物
かつて台湾では「南の烏龍(凍頂烏龍茶)、北の包種(文山包種茶)」と並び称され、台湾を代表する銘茶として愛されてきました。
その味わいは、派手さはありませんが、一度知ると忘れられない奥深さを持っています。日頃から上質な緑茶に親しんでいる方にも、きっと満足していただける品質です。
落ち着いた雰囲気の方や、本質的な物の良さを知る方への、知的で洗練された贈り物として、文山包種茶は最高の選択肢の一つになります。
コーヒー派に捧ぐ焙煎香「木柵鉄観音」
普段からコーヒーの持つ、香ばしく奥深い世界を楽しんでいる方へ。そんな方へのお土産には「木柵鉄観音(もくさくてっかんのん)」を選ぶと、きっと新しいお気に入りの一杯として喜ばれるでしょう。
これまでに紹介したお茶が持つ華やかな花の香りとは異なり、木柵鉄観音の主役は、しっかりとした焙煎によって生まれる豊かな香ばしさとコクです。丁寧に入れられた深煎りのコーヒーを思わせるような、満足感のある力強い味わいが魅力です。
魂に響く、深く力強い焙煎の香り
木柵鉄観音の最大の特徴は、その「焙煎香(ばいせんこう)」にあります。伝統的な製法で繰り返し丁寧に火入れをすることで、茶葉の奥に眠る香ばしさが最大限に引き出されます。
一口飲むと、ローストナッツや完熟した果実のような、複雑で深みのある風味が口の中に広がります。どっしりとした味わいの中にも、上質なものは不快な苦みがなく、後味に心地よい余韻が長く続くのも特徴です。どこか懐かしく落ち着いた「大人の味わい」は、静かな時間にじっくりと向き合いたい一杯です。
何度も淹れて楽しむ味の変化
黒く光る球状に固く揉まれた茶葉は、お湯を注ぐとゆっくりと開いていきます。一煎目はキリッとした焙煎の香りを、二煎目、三煎目と回数を重ねるごとに、隠れていた果実のような甘みや滑らかなコクが現れるなど、味の変化を楽しめるのも木柵鉄観音の面白さです。
一杯で長く楽しめるため、コストパフォーマンスも良いと言えるでしょう。香ばしく温かみのある風味が好きな方へ、自信を持っておすすめできる銘茶です。
格別な贈り物に。憧れの「高山烏龍茶」
お世話になった方への格別な贈り物や、自分への最高のご褒美を探しているなら、「高山烏龍茶(こうざんウーロンちゃ)」以上の選択肢はないでしょう。台湾茶の最高峰として知られ、その名の通り、標高1,000メートル以上の高山にある茶畑で栽培されたお茶だけが名乗ることを許される、特別な烏龍茶です。
高山茶の価格は他のお茶より高価ですが、その理由は厳しい生育環境にあります。昼夜の大きな寒暖差や霧の多い気候が茶葉の成長をゆっくりにし、結果として茶葉に甘みや旨味の成分がぎゅっと凝縮されるのです。そのため、苦渋味が少なく、透明感のある甘みが際立ちます。
「高山氣」とは?澄み切った特別な香り
上質な高山茶を語る上で欠かせないのが、「高山氣(ガオシャンチー)」という特別な感覚です。お茶を飲んだ時に鼻から抜ける、まるで山の頂に立った時のような、すーっとした清涼感や澄み切った香りのことを指します。
この高山氣こそが高山茶の品質の証であり、他のお茶では味わえない、洗練された上品な風味を生み出します。優雅な花の香りと、飲んだ後に広がる豊かな甘みの余韻「回甘(フイガン)」も、高山茶ならではの素晴らしい特徴です。
有名産地を知って選ぶ
高山茶は産地の標高が高くなるほど、希少価値も価格も上がります。お土産を選ぶ際には、代表的な産地を知っておくと良いでしょう。
阿里山(ありさん)
最も有名で、高山茶の入門としても最適な産地です。上品な花の香りとクリーミーで滑らかな口当たりは、多くの人に愛されています。
梨山(りさん)
台湾高山茶の最高峰と称される、最も標高の高い産地の一つです。梨のような瑞々しい果実香と、非常に繊細で透明感のある味わいが特徴で、最高級の贈り物として選ばれます。
目的で選ぶ!台湾土産のお茶が買える名店

パケ買い決定!おしゃれモダンな専門店
お土産選びでは、味はもちろんのこと、見た目の美しさも大切なポイントになります。センスの良い友人や、大切な方への贈り物には、思わず「パケ買い」してしまうような、おしゃれな専門店を訪れてみてはいかがでしょうか。
これから紹介するお店は、品質の高いお茶を扱いながら、パッケージデザインにも並々ならぬこだわりを持っています。お茶を飲み終わった後も、ずっと飾っておきたくなるような、心ときめく贈り物が見つかるはずです。
嶢陽茶行 (ヤオヤンチャーハン)
伝統とモダンが見事に融合した、レトロでおしゃれなデザインが魅力のお店です。特に、伝統的な陶磁器の柄をモチーフにしたカラフルな茶缶は、まるでアート作品のようで見ているだけでも楽しくなります。
様々な種類のお茶が少しずつ楽しめるティーバッグのギフトセットも充実しており、誰にでも喜ばれる気の利いた贈り物が見つかります。
小茶栽堂 (シャオチャーザイタン)
ミニマルで洗練されたデザインが好きな方には、小茶栽堂がおすすめです。国際的なデザイン賞も受賞しているパッケージは、シンプルながらも非常に上品な印象を与えます。
オーガニック認証を受けた茶葉を使用しているのも嬉しいポイントです。美しく個包装されたティーバッグは、職場など大勢の方に配るお土産としても最適。お茶を使ったマカロンヌガーなど、オリジナルのお菓子も人気です。
王徳伝 (ワンダーチュアン)
歴史と高級感が漂う、洗練されたブランドです。象徴的な赤い茶缶は、一目で質の良さが伝わる風格があり、目上の方への贈り物としても間違いありません。
上質なお茶のセレクションはもちろん、様々なお茶を詰め合わせた高級感あふれるギフトセットも充実しています。特別な方への、本物志向の贈り物を探している場合に頼りになるお店です。
味と安さで選ぶなら!昔ながらの問屋
華やかなパッケージよりも、お茶本来の味とコストパフォーマンスを重視したい。そんな方にこそ、ぜひ訪れてほしい場所が、地元の人々に愛される昔ながらのお茶の問屋です。
問屋では、包装や広告にかかる費用を抑えている分、驚くほど手頃な価格で高品質な茶葉を購入できます。自宅で毎日気兼ねなく楽しむためのお茶を、たっぷりと探してみてはいかがでしょうか。
圧倒的なコスパ「林華泰茶行」
台北で最も有名な問屋といえば、140年以上の歴史を誇る「林華泰茶行(リンファタイチャーハン)」です。お店に一歩足を踏み入れると、壁一面に並んだ巨大なブリキの茶缶と、お茶の芳醇な香りに圧倒されることでしょう。
ここでは、気になるお茶を伝えると、店員さんが大きな缶から直接茶葉を取り出し、目の前で量って袋詰めしてくれます。このライブ感あふれる体験そのものが、旅の素晴らしい思い出になります。専門店や百貨店の数分の一という価格で本格的な台湾茶が手に入る、まさに「お茶の博物館」のような場所です。
問屋での買い方のポイント
問屋での買い物は少し緊張するかもしれませんが、いくつかのポイントを知っておけば大丈夫です。
まず、お店に表示されている価格は、基本的には600グラム(一台斤)あたりの値段です。購入は、その4分の1にあたる150グラム(四兩)から可能な場合がほとんど。「凍頂烏龍茶を150グラムください」といった形で伝えれば、スムーズに購入できます。
包装は非常にシンプルなので、もし気になる場合は、ご自身でジッパー付きの保存袋やおしゃれな茶筒を用意しておくと、帰国後も品質を保ちやすくなります。
初心者も安心!試飲もできる有名チェーン
お土産選びで失敗したくない、でも専門的なお店は少し敷居が高い。そんな時に心強い味方となってくれるのが、台湾の有名なお茶のチェーン店です。
チェーン店は街の至る所で見かけることができ、誰でも気軽に入りやすい雰囲気が魅力です。品質も安定しており、手頃な価格のティーバッグから高級茶葉まで幅広い品揃えの中から、安心して選ぶことができます。
台湾の誰もが知る「天仁茗茶」
台湾で最も信頼されているチェーン店といえば、まず「天仁茗茶(テンレンミンチャ)」の名前が挙がります。台湾の誰もが知る最大手のブランドであり、品質、品揃え、利便性のすべてにおいて間違いのない選択肢です。
店内には、日常用のティーバッグはもちろん、「913茶王」のような看板商品である高級茶まで、あらゆる予算とニーズに応える商品が並んでいます。どの店舗でも品質が安定しているので、旅先でふらっと立ち寄っても安心して買い物ができます。
ドリンクスタンドで気軽に味見
天仁茗茶の最大の利点は、多くの店舗に「喫茶趣 ToGo」というドリンクスタンドが併設されていることです。ここでは、人気のタピオカミルクティーだけでなく、お店で販売している本格的なお茶をカップで注文して、その場で味わうことができます。
「どんな味か分からないお茶を買うのは不安」という方でも、まずは一杯試飲してみて、気に入ったお茶の葉を隣の店舗で購入するという方法が取れます。この「味を確認してから買える」システムは、台湾茶初心者にとって、これ以上ないほど安心なサービスと言えるでしょう。
空港やスーパーで手軽に買える人気商品
お土産を買う時間がなかったり、専門店を訪れる機会がなかったりしても、まったく心配いりません。台湾のスーパーマーケットや空港には、手軽に購入できて、しかも美味しいと評判の人気商品がたくさん揃っています。
最後の最後まで、お土産選びを楽しめるのが台湾の魅力です。ここでは、多くの人へ配るのに便利なティーバッグや、帰国直前にさっと買える人気のお茶を紹介します。
スーパーで見つける、毎日の台湾茶
地元の人が日常的に利用するスーパーマーケットは、実は質の良いお茶の宝庫です。特に、ばらまき土産に最適なティーバッグ商品が充実しています。
立頓(リプトン)
世界的に有名なリプトンですが、台湾では限定のシリーズ「茗閒情(ミンシェンチン)」が販売されており、お土産として絶大な人気を誇ります。凍頂烏龍茶や東方美人茶といった台湾ならではの本格的な味わいを、手軽なティーバッグで楽しめます。また、粉末タイプの「烏龍奶茶(ウーロンミルクティー)」も、甘さ控えめで香り高く、台湾らしいと喜ばれる一品です。
天仁茗茶(テンレンミンチャ)
有名専門店の天仁茗茶も、スーパー向けのティーバッグ商品を展開しています。専門店ならではの安心の品質はそのままに、より手頃な価格で購入できるのが魅力です。
出国直前でも間に合う!空港の実力派
もし街なかでお土産を買い忘れても、空港の免税店やお土産店が最後の砦として頼りになります。
金品茗茶(ジンピンミンチャ)
台北101のスーパーなどでも見かけるこのブランドは、空港にも店舗を構えています。「幸福」や「良縁」といったおめでたい名前がついた、カラフルで台湾らしいデザインのパッケージが特徴です。見た目も可愛らしく、話のきっかけにもなるので、贈り物にぴったりです。
空港の商品は、街のお店に比べて少し割高な場合もありますが、人気ブランドやギフト向きの商品がきれいにセレクトされています。出国前の限られた時間で、効率よく質の良いお土産を探したい場合に非常に便利です。
かわいい茶器やお菓子も一緒に探したい人へ
台湾旅行の思い出をより豊かなものにするには、お茶そのものだけでなく、一緒に楽しむアイテムも探してみてはいかがでしょうか。素敵なお茶請けや、かわいい茶器が一つあるだけで、日本に帰ってからのお茶の時間が何倍も楽しくなります。
お茶の専門店の中には、お茶請けとしてぴったりの絶品お菓子や、台湾らしいデザインの茶器を一緒に扱っているお店も多く、一度に色々見て回れるのが魅力です。
お茶の時間を彩る「台湾茶器」
本格的な茶器セットを揃えるのは大変ですが、日常使いできる便利なアイテムや、テーブルが華やぐカップを一つ加えるだけでも気分が上がります。
飄逸杯(ヒョウイツハイ)
台湾で広く使われている、茶こしとサーバーが一体になった便利なティーポットです。誰でも簡単においしくお茶を淹れられるため、自分用にも贈り物にも最適です。多くのお茶屋さんで扱っています。
茶杯(チャーペイ)
お茶を飲むための小さなカップです。客家花布(ハッカファブ)と呼ばれる、台湾の伝統的な花柄模様の茶杯は、見た目も鮮やかで台湾土産として非常に人気があります。
最高の組み合わせ「台湾茶菓子」
美味しいお茶には、美味しいお供が欠かせません。台湾には、お茶の風味をより一層引き立ててくれる素晴らしいお菓子がたくさんあります。
沁園(チンユェン)
台北の永康街(ヨンカンジェ)にある老舗「沁園」は、質の高いお茶はもちろん、ドライフルーツや茶梅(チャメイ)といったお茶請けの品揃えが豊富なことで知られています。特に、砂糖不使用でも濃厚な甘みが楽しめるドライマンゴーは、高山茶のようなフルーティーなお茶と相性抜群です。日本語が堪能なスタッフに相談しながら、お茶とお菓子の最高の組み合わせを見つけることができます。
パイナップルケーキやヌガー
台湾土産の定番であるパイナップルケーキやヌガーも、多くのお茶屋さんで一緒に販売されています。お茶専門店が選んだお菓子は、そのお店のお茶に合うように作られていることが多いため、間違いのない組み合わせを楽しめます。
まとめ:最高の台湾土産のお茶を選ぶコツ

記事のポイント
- 迷ったら王道の「凍頂烏龍茶」が基本である
- 紅茶好きには蜜の香りが特徴の「東方美人茶」が喜ばれる
- 緑茶派にはすっきり上品な味わいの「文山包種茶」が最適
- コーヒー派には焙煎香豊かな「木柵鉄観音」という選択肢がある
- 特別な贈り物には希少価値の高い「高山烏龍茶」を選ぶ
- おしゃれな包装で選ぶならモダンなデザインの専門店へ行く
- 味と安さを重視するなら昔ながらのお茶問屋を利用する
- 初心者は試飲もできる大手チェーン「天仁茗茶」が安心
- スーパーや空港でも台湾限定ティーバッグなど手軽な商品が見つかる
- お茶だけでなく台湾らしい茶器やお茶菓子も良いお土産になる
総括
ここまで、様々な台湾茶とその選び方をご紹介してきました。たくさんの種類があって迷ってしまうかもしれませんが、一番大切なのは「誰に、どんな風に楽しんでほしいか」を想像することです。
コーヒーが好きな方、紅茶を愛する方、すっきりした味わいを好む方。贈る相手の顔を思い浮かべながら、その人にぴったりの一品を探す時間は、それ自体が旅の素晴らしい思い出になります。今回の台湾お土産のお茶選びは、きっとあなたにとって特別な体験になるでしょう。
一杯のお茶は、台湾の豊かな文化や歴史への入り口です。お茶をきっかけに、茶器やお菓子、そして現地の喫茶文化にまで興味が広がれば、あなたの台湾の旅はさらに奥深く、魅力的なものになるはずです。
この記事が、あなたの最高の一杯を見つける旅の、確かな道しるべとなれば幸いです。どうぞ、素敵なお茶との出会いを楽しんできてくださいね。